県知事選挙出馬宣言集会

2013-09-25 18:58:47 | 今日の活動

昨日、仙台市内で宮城県知事選挙の出馬宣言集会が開催されました。

21日に記者会見で県知事選挙への挑戦を表明した佐藤正明弁護士が280人の支持者を前に力強く決意表明しました。

 

選挙母体は「被災者・県民がきずくあったかい宮城の会」、略称「あったか宮城の会」です。幅広い立場の方々が、被災者を踏みつけにする村井県政を転換しようと集結しました。

事務所は、仙台市役所の目の前です。まさに一等地のオフィスです。29日(日)午後4時から事務所開きを行います。

 

 

 

 

 

 

 


秋は、本を読むにはいい季節

2013-09-13 13:13:01 | 私の愛読書

 来月は、宮城県は県知事選挙。「明るい民主県政をつくる県民の会」では、村井知事に対抗できる候補者の擁立に全力を挙げています。近日中には、すばらしい候補者を発表できるようにと、急いでいます。

 

 選挙本番になると、超過密労働になり(笑)とても勉強できる気力も体力も残らないことはこの間の選挙をとおして明らかなので、いまの時期、集中して勉強しています。

 今月号の雑誌「前衛」「経済」は、読み応えのある論文が揃っています。「前衛」10月号は、「2013年参院選 躍進の記録 激戦をどうたたかいぬいたか」と題して、選挙区選挙で勝利した東京、大阪、京都の委員長さんの座談会、比例で躍進した5県の県委員長さんの手記。選対の仕事に関わる者としては、どれも、今後の参考になるものばかりです。

 「シリーズ 若者の困難とその打開の取り組み」「就活の変化と困難に対抗する学びととりくみを」(児美川孝一郎・法大教授)、「奨学金問題を通して若者の困難を考える」(大内裕和・中京大学教授)の二つの論文は、学ぶことが多かった。「就活…」についていえば、息子の小学校、中学校の様子を見ていて、「キャリア教育」が重視されているのはわかるが、現実社会と隔絶した「夢」や「やりたいこと」さがしに違和感を覚えていたので、腑に落ちる内容でした。いまや統計的にわかっている企業の平均寿命は30年超、個人の就労期間は、65歳まで働くとしても大卒で43年、高卒で47年。40年後に残っている会社がどこかなど、誰にもわからない以上、必死に会社を選ぶことよりも、どんな変化に遭遇してもその変化に対応できる力を子どもや若者に身につけることが重要だという指摘は同感です。

 「憲法を生かして日本を守る」(川田忠明さん)の論文も面白い。

 「厳しい世界の現実を考えれば、憲法9条は理想論だ」とか「憲法9条は、ユートピア的発想による自衛権の放棄」(自民党憲法改正草案Q&A)などといって、憲法を攻撃する議論が横行しています。しかし、東南アジア諸国連合(ASEAN)の実例を示して、憲法の平和主義を生かした外交、安全保障は、「ユートピア的発想」ではなく、いかに現実的で有効であるか、川田さんの論文では、非常に説得的に語られています。

 この春の北朝鮮をめぐる非常に緊迫した事態に際して、米国・中国・韓国は緊密に連携したシャトル外交を展開。北朝鮮も配備したミサイルを撤去し、韓国との対話も始まっています。ところが日本は、この時期、麻生副総理らが靖国神社を参拝、安倍首相が「侵略の定義は、定まっていない」などと発言。日韓の外相会談もキャンセルされ、韓国、中国と首脳会談もできない状況となり、米中韓の連携の蚊帳の外におかれました。

 日米軍事同盟を絶対視し、まともな外交感覚のなさが露呈しました。

 憲法9条を生かした外交・安全保障とは、単なる理想主義でなく、具体的な国際問題を平和的に解決する知恵です。憲法9条を「理想論」といって攻撃する人たちこそ、激動する国際社会の現実を踏まえない「思考停止状態」といってもいいのではないでしょうか。

 

 秋は、読書をするにはいい季節です。