残念な結果だが、貴重な一歩。

2013-10-28 00:57:48 | 日々のこと

宮城県知事選挙は、今日、投開票が行われ、「あったか宮城の会」の佐藤正明候補は、92790票、得票率13.56%を獲得しました。県知事選挙史上過去最高票をとると豪語していた村井候補は、60万票には届きませんでした。

結果そのものは、たいへん残念な結果ですが、1ヶ月間の取り組みで、ここまで支持を広げることができたのは、佐藤正明候補の人格と政策、そして「あったか宮城の会」に参加した多くの団体、個人の奮闘によるものです。

これまでに「明るい会」の運動の枠をこえた運動は、今後への大きな可能性を示したと思います。同時に、県民過半数の支持を得るためには、もっともっと戦略と戦術を深く検討すべきこと、そして何よりもそれぞれの団体の力量をアップすることなど、多くの課題も見えてきたかと思います。

それにしても、村井氏は、あるマスコミ記者との非公式懇談で「医療費助成は絶対にやらない。お金どうこうの問題ではない。助成を復活することは、被災者を甘やかすことになるからだ」といったそうです。この記者は、びっくりして私のところにそのことを教えに来てくれました。マスメディア向けには「宮城は、被災者が多数で財政がたいへんなので助成できない」といっておきながら、本心はまったく別のところにあったのです。

まさに、松下政経塾の思想、新自由主義の思想です。

県知事選挙が終わり、宮城県政を巡るたたかいの新しいステージが始まります。

 

 

 


宮城県知事選挙の投票日まであと4日

2013-10-23 11:21:28 | 日々のこと

選挙事務所の激務でブログもフェイスブックも更新する余裕がなく、久しぶりの更新です。

宮城県知事選挙も今度の日曜日、27日が投票日です。「あったか宮城の会」の元日弁連副会長・佐藤正明候補の訴えは、日々共感を広げ、現職候補を追い上げています。

今度の選挙戦は、党派を超えてたたかいの輪が広がっていることが大きな特徴です。19日の「あったか宮城の会」の政談演説会には、宮城県出身の俳優・菅原文太さん、いのちを守る森の防潮堤の運動に関わる住職の日置道隆さん、元全国町村会副会長で元鹿島台町長の鹿野文永さん等が壇上に並びました。脱原発の市民運動のリーダーも「会」の代表メンバーとして頑張っています。

一部のマスコミは、村井候補が過去最高の得票をするかどうかが焦点であるかのように報道していますが、60万票をこえた得票を得た知事がその後、どういう県政をやったのか、そのことへの検証はありません。医療や福祉、県民所得や消費支出など、福祉分野や暮らしのあらゆる指標で全国最低レベルである、そういう知事を選んでしまったこと、許してしまったことへの反省が必要です。(もちろん、私たちにも)。

菅原文太さんのお話は、含蓄がありました。よかったですね。