宮城県知事選挙は、今日、投開票が行われ、「あったか宮城の会」の佐藤正明候補は、92790票、得票率13.56%を獲得しました。県知事選挙史上過去最高票をとると豪語していた村井候補は、60万票には届きませんでした。
結果そのものは、たいへん残念な結果ですが、1ヶ月間の取り組みで、ここまで支持を広げることができたのは、佐藤正明候補の人格と政策、そして「あったか宮城の会」に参加した多くの団体、個人の奮闘によるものです。
これまでに「明るい会」の運動の枠をこえた運動は、今後への大きな可能性を示したと思います。同時に、県民過半数の支持を得るためには、もっともっと戦略と戦術を深く検討すべきこと、そして何よりもそれぞれの団体の力量をアップすることなど、多くの課題も見えてきたかと思います。
それにしても、村井氏は、あるマスコミ記者との非公式懇談で「医療費助成は絶対にやらない。お金どうこうの問題ではない。助成を復活することは、被災者を甘やかすことになるからだ」といったそうです。この記者は、びっくりして私のところにそのことを教えに来てくれました。マスメディア向けには「宮城は、被災者が多数で財政がたいへんなので助成できない」といっておきながら、本心はまったく別のところにあったのです。
まさに、松下政経塾の思想、新自由主義の思想です。
県知事選挙が終わり、宮城県政を巡るたたかいの新しいステージが始まります。