明日は、甲子園大会の決勝戦。東北勢の初優勝なるか!

2018-08-20 21:55:15 | スポーツ

明日は、全国高等学校野球選手権大会の決勝戦。秋田県代表の金足農業高校が強豪校を次々と撃破し、決勝戦に進出。秋田県はもちろん、東北全体の期待が高まっています。練習時間に制約のある東北の県立農業高校でも、科学的な指導を取り入れることで、全国からエリート中学生をスカウティングする大都市の強豪私学と互角以上の勝負ができることを証明しました。高校生の可能性には驚きます。エースの吉田輝星投手、大会NO1ピッチャーですが、実に頭のいい投手です。明日の大阪桐蔭戦、こちらも強敵ですが、堂々とたたかってほしいと思います。

 

 

私は、今回の甲子園大会に関連する記事をネットでもいろいろ読み、いろいろな指導者の考え方に傾聴し、これまで知らなかった野球の奥深さーそれは私たちの組織作りにも共通するものですがー学んでいます。個人の能力だけに頼るのではなく、組織としてのあり方、組織の勢いをつくり出すことで、全員がもっている力を引き出す。そのためには、組織の全員を常に視野に入れなければならない。私たちはいま「特別月間」という集中的な拡大運動をすすめていますが、一部の幹部だけの運動でなく、全体運動にするためにどうするのか。高校野球のチーム作り、マネージメントは、その一つの参考になります。

物事の本質を理解しなければならない、ということも学びました。ある若手指導者は、「野球の本質的な理解は、全力疾走とカバーリングにあらわれる」と述べています。実に含蓄がある言葉です。選挙と国民運動で社会の多数派を目指す運動団体にとっては「自ら掲げた目標を必ずやり遂げる」、ここに執着しなければなりません。日常的な小さな一つ一つの作業をあいまいにしないことも大事なことです。

私自身の弱点がここにあると反省しています。

そんなことを高校野球から学び、思いを巡らす今日この頃です。

 

 

 

 

 

 


吉井理人コーチの緩急自在 特別編

2017-01-31 14:27:05 | スポーツ

今日の「しんぶん赤旗」に、2014年まで「緩急自在」を連載した吉井理人さんの「緩急自在」特別編が掲載されています。私も同氏の指導法は、私たちもたいへん参考にできると、以前、このブログでも紹介しました。

今日の寄稿でも、投手に居心地よくシーズンを過ごせるようにコミュニケーションを密にしていることや「考える力」を養うための工夫をしていること、大学院でコーチング論など理論的な裏付けが得られたので自信を持って指導できることなどが述べられています。

 


選手の「図書館」に 日ハム吉井理人コーチに学ぶ

2016-09-29 14:21:53 | スポーツ

プロ野球パリーグは、日本ハムが大逆転でリーグ優勝を飾りました。日本シリーズは、「札幌対広島か」と話題になっていますがどうなることか。

さて、今季、大谷投手や強力な投手陣をつくった影の功労者が吉井理人投手コーチです。昨年は、ソフトバンクの投手コーチとして、ホークスの日本一の立役者となりました。

吉井さんは、一昨年まで「しんぶん赤旗」に「緩急自在」というタイトルの文書を掲載していました。その最終回(2014年12月26日)の文書は、実に興味深いものです。1軍と2軍の投手の一番の違いは問題を考え、解決する力の違いと述べています。

哲学では、自分の中のもう一人の自分のことを「自己意識」と呼んでいます。すべての事物は「対立物の統一」だというのは弁証法の基本です。自分の中の自分との対話によって「真理」に接近できるのです。

吉井さんは、「選手の中のコーチ」を育て、選手自身が考えることを習慣にしていくことが将来につながるといっています。実際に、立派な結果を出しました。

世代的継承は、私たちの運動にとっても喫緊の課題ですが、その際に、若い人に何かを教え込むという態度でなく、私たちがよく学び、「参考書」をそろえ、悩んでいる人たちに具体的にアドバイスを与えられるような接し方ができればいいのかなと思います。

狭い意味での共産党の内部の経験だけでなく、他の分野からも謙虚に「真理」を学ぶ姿勢をもち続けたいと思います。

 

 

 

 

 


由規投手、1786日ぶりの復活・勝利!

2016-08-01 22:39:54 | スポーツ

仙台市出身のヤクルトスワローズの由規投手が、7月24日の中日戦で、1786日ぶりの勝利をあげました。パソコンが故障中でアップできなかったので、遅ればせながら、今日アップします。

右肩の手術、育成契約という試練をのりこえての復活勝利です。ご家族や復活を信じて応援し続けてきたファン(私もその一人)にとっては感無量でしょう。最速160キロの速球は、もう見られませんが、怪我で大変な苦労をしただけに、人間的にも大きく成長した由規投手。苦しみを実際に経験した人間にしか見えない格別の景色があるものです。

今後の由規投手に期待、注目したい。