子どもと貧困(その1)

2009-11-30 22:23:22 | 子どもと貧困

 昨日、仙台市で労働組合、民主団体の主催で「子どもと貧困 子どもシンポ」が開かれて、私も参加しました。

 集会は、大学の先生の基調報告の後、保育の現場、学校の現場、医療の現場、高校の現場から、生々しい報告がされました。報告は、いずれも深刻なものばかりです。ひとり親世帯が増加する中、母子家庭で4月からお母さんの仕事がなくなり、やむなく息子さんが少年野球をやめざるをえなかった事例、父子家庭で、保険証が取り上げられ、高校生がインフルエンザでも病院に行けないという事例、子育てを一人で担う負担感に多くの母子家庭、父子家庭が悩んでいることが語られました。

 いま、子育ては本当にたいへんだと私自身も日々痛感しています。ましてや、子どもをお母さん、お父さんが一人で育てている苦労は、私の想像を超えていると思います。経済的な支援は、すぐにも必要です。庶民増税なしの子ども手当、高校の無償化(公立も私立も)、認可保育所の増設と待機児童の解消。これは、政治の責任でただちに実行すべきです。また、子育て世代の長時間労働の解消、正社員と非正規社員の均等待遇のルールづくりも急がねばなりません。同時に、日々、悩んでいる子育て世代がもっともっとつながりあうことが必要だと思います。