山本有三氏の言葉

2014-05-31 17:31:44 | 学問、文化

今日の「しんぶん赤旗」日刊紙の「潮流」に文学者の山本有三さんのことがふれられています。

「たった一人しかない自分を、たった一度しかない一生を、本当にいかさなかったら、人間、生まれてきたかいがないじゃないか」

「いのちを投げ出すことを、最高の道徳と考えたり、それをほめたたえる思想は、封建主義的な思想です。やくざ仁義の思想です。軍国主義的な思想です」

小説『路傍の石』は、たしか中学生のときの夏休みの課題図書で、読書感想文を書いたと思いますが、いま考えると実にお粗末な感想文でした。同じ『路傍の石』を読んだ、当時私が大好きだった一級下の女の子(佳子ちゃん)の感想文がお昼の校内放送で流されたのですが、彼女は実に感性豊かで、吾一少年に感情移入しており、自分が本当に恥ずかしくなった記憶があります。

それはさておき、山本さんが、こうした活動をしていたことは、私も十分には知らなかったので、今後、機会をみていろいろ調べてみたいと思います。

今日の「潮流」

「たったひとりしかない自分を、たった一度しかない一生を、ほんとうに生かさなかったら、人間、生まれてきたかいがないじゃないか」。逆境を生き抜く吾一少年の成長を描いた小説『路傍の石』の一節です▼著者は山本有三。真面目で勤勉な人間像を理想とした作家は、国語改革にも情熱を注いだことで知られています。没後40年を期し、東京都三鷹市の山本有三記念館では「山本有三と国語」展を開催しています▼戦前から「ふりがな廃止論」を唱え、ふりがながなくても誰にでも読める文章を書くこと、美辞麗句や難解な漢字を使わず、やさしい言葉で表現することを自らも実践しました▼敗戦直後、発表された新憲法草案がカタカナ文語体だったことに反対し、ひらがな口語体試案を政府に提出。「これからは少数の者だけが国を支配すべきものではない」「もじやことばを、是非とも民衆のものとしなければならない」「それではじめて、政治に対しても、社会に対しても、文化に対しても、国民はもれなく目を開かれることになるのである」と訴えました(「もじと国民」)▼憲法を国民の血肉とするため口語化に尽力した有三は、戦争放棄をうたった9条についても「裸より強いものはない」と記しています。「いのちを投げ出すことを、最高の道徳と考えたり、それをほめたたえる思想は、封建主義的な思想です。やくざ仁義の思想です。軍国主義的な思想です」(『竹』)▼有三の言葉に今、平和憲法の初心が鮮烈に立ち上ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


激戦の石巻市議選、共産党3議席を奪還する大勝利

2014-05-26 16:59:05 | 今日の活動

昨日、投開票された石巻市議選挙。投票率が8%以上も落ち込む中で、共産党は、庄司よしあき候補、水沢ふじえ候補、渡辺まさあき候補の3人がそれぞれ15位、18位、27位で当選し、三浦一敏元市議の県議転出によって失った議席を奪還しました。

得票数は以下のとおりです。

庄司よしあき  2018票 15位

水沢ふじえ   1956票 18位

渡辺まさあき  1462票 27位

定数30です。

共産党は、得票数は前回よりも後退させたものの、得票率は、8.12%から8.46%に前進させました。

応援いただいたすべてのみなさんに心から感謝いたします。

 

私が、支援に入っていた水沢事務所の前に咲き誇っていたツツジです。癒されました〜

昨夜は、事務所で石巻市議選の報告書作りで寝たのは午前3時すぎ。眠い…

 

 

 

 

 

 

 


連休中は里帰り

2014-05-08 13:52:05 | 家族

このゴールデンウィークは、家族揃って私の実家の栃木県那須塩原市に里帰りをしました。

当初、那須の茶臼岳に登山しようかと思っていましたが、計画していた日があいにくの雨。予定を変更し、映画館へ。妻と子どもの提案で「テルマエ・ロマエ」を観ることに。

古代ローマと現代の温泉を行ったり来たりという、ありえない話ですが、爆笑に次ぐ爆笑。

家族みんな大満足。

終わってからは、私が4歳まで育った旧黒磯市内を数十年ぶりに探索。

創業59年という黒磯駅前のお饅頭屋さんは、いまも健在でした。

子どもの頃、祖父によく遊んでもらった黒磯神社。昔の面影もありますが、だいぶ雰囲気は変わりました。

お昼は、黒磯高校近くの食堂で、お腹いっぱいご馳走を食べました。

お店のご主人さんと記念撮影。

 

連休明けから、石巻の選挙とまた忙しい日々が始まっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


今日は憲法記念日

2014-05-03 11:11:13 | 日々のこと

今日は、憲法施行67周年の憲法記念日です。憲法をめぐって、これまでにない緊迫した情勢となっています。一歩一歩戦争の足音が聞こえるというか、迫りくる軍国主義を感じずにはいられません。聞くところによると、県内の公立小中学校に、防衛省から「まんが防衛白書」を図書館に置いて欲しいと一冊づつ寄贈されたとか。県内だけでなく、全国的なものでしょう。東京の市ヶ谷の防衛省の見学会のご案内も来ているそうです。子どもたちの日常生活に自衛隊(やがては「国防軍」か)を浸透させようとする動きを見過ごすわけにはいきません。

今日の「しんぶん赤旗」の主張を転載します。

 

憲法施行67年の日

“壊憲”許さず生かすことこそ

日本国憲法が1947年5月3日に施行されてから、67年になります。戦前の日本がアジアなどでの侵略戦争に敗れ、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにする」(前文)と決意し新しい憲法をつくりました。67年目の今日、これまでの保守政権とくらべても異常な「右翼タカ派」ぶりをあらわにしている安倍晋三政権のもとで、憲法問題をめぐる政権と国民の対決は緊迫したものとなっています。安倍政権が進める「戦争する国」づくりの策動を国民は許しません。憲法を守り生かしていくたたかいが重要です。

「解釈」でも「明文」でも

 安倍政権が進める、政府の憲法解釈を変更して海外での戦争に参加しようという「解釈改憲」の動きも、憲法そのものを変えて「戦争する国」になろうという「明文改憲」の動きも、戦争の反省から国民が実現した憲法の原則を破壊する、“壊憲”の動きです。

 一昨年末に政権復帰したあと、安倍政権はまず、「明文改憲」のために、国会が改憲案を発議する「3分の2」以上の賛成を引き下げる、96条の改定を持ち出しました。憲法で権力を縛る立憲主義の原則を破壊することになるとの国民の反対をあび、その企ては挫折しています。その後も安倍政権は、改憲のための手続き法(国民投票法)の改定を推進するなど、「明文改憲」の企てを捨てていません。

 同時にここへ来て緊迫しているのは、政府の憲法解釈を変えて憲法の原則を破壊する「解釈改憲」の動きです。安倍政権が連休明けにも進めようとしている憲法解釈の変更は、「集団的自衛権」の行使容認によって同盟国・アメリカといっしょに海外で戦争するものです。「多国籍軍」への参加も可能になります。戦後の憲法の下で一度もなかった自衛隊の実戦参加に道が開かれることになります。

 憲法解釈の変更で日本が海外での戦争に参加すれば、いくら憲法9条で「戦争の放棄」「戦力は持たない」と決めていても、その意味は失われます。「解釈改憲」による「戦争する国」づくりの策動は、文字通り憲法を「憲法でなくする」、“壊憲”の暴走です。

 日本国憲法が国民主権や基本的人権の尊重とともに平和主義を原則にしているのは、なによりアジア・太平洋戦争で310万人以上の日本国民と2000万人を超すアジアの人びとを犠牲にした反省からです。戦後の憲法下で、「戦力」ではないと大うそをついた自衛隊創設や日米軍事同盟強化などの企てはありましたが、日本が起こした戦争で犠牲者を出したことはありませんでした。その原則と歴史を踏みにじる「戦争する国」の企ては、「明文」であれ「解釈」であれ許されることではありません。

「憲法守れ」の広がり

 安倍政権のもとで“壊憲”の企てが強まるなか、国民のなかでは逆に9条をはじめ憲法を守り生かそうという動きが増えています。

 世論調査で憲法9条を「変えない方がいい」という意見は、「朝日」では昨年の52%からことしは64%に、「東京」でも58%から62%に増えました。秘密保護法制定や憲法解釈の変更に、「保守」の人びとを含め反対の声が広がっています。

 いまこそ国民の力で、あらゆる“壊憲”の動きを許さず憲法を守り生かそうではありませんか。憲法にとってまさに正念場です。


 


第85回メーデー

2014-05-01 15:52:27 | 今日の活動

今日は、あいにくの雨の中、働く者の祭典、第85回メーデー宮城県集会が開催されました。

宮城県中央集会には、220団体1800人の県民が集いました。

集会後は、例によってアピール行進。みなさん、元気いっぱいシュプレヒコールを叫んでいます。

わが共産党は、仙台選出の県会議員と候補者、仙台市会議員が揃って出迎え。昨年と同じアングルですね。

集会中は、雨模様でしたあが、行進が始まると雨があがり、晴れ間も。

集会とアピール行進後は、恒例になった事務所での懇親会。

なかなか充実したお弁当とお刺身・オードブル。

事務所のみなさんからは、この4月の健闘ぶりがそれぞれ語り合われました。先月は、気仙沼市議選での高位当選、大崎市議選での4名全員当選があり、今月はいよいよ石巻市議選です。若手の専従者は、学生新歓に全力を挙げました。いろいろ十分不十分はありますが、5月も元気に楽しく活動したいものです。