金環日食

2012-05-21 19:24:52 | 日々のこと

今日は、歴史的な金環日食の日。宮城県は、完全な金環日食にはなりませんが、ほぼそれに近い日食です。

私も急きょ、息子とともに朝6時過ぎから、市内のプラネタリュウムに行って、「日食を見る会」に参加してきました。幸いなことに、宮城県は朝から晴れ。500人以上の市民が集まり、歴史的な瞬間に見入っていました。

望遠鏡からパソコンを通じて、プロジェクターに太陽が欠ける様子が、刻一刻と映し出されます。

あらためて、私たちが、「宇宙船地球号」に乗っていることを再確認した人も多いのでは。次の金環日食は、400年以上先とのことですが、私たちの子孫がまた今日のような日食を見ることができるよう、この美しい星を守らねばならないと思いました。


五月晴れのもと、ソーランの声が聞こえる…

2012-05-20 13:51:29 | 日々のこと

昨日は、息子の運動会。早いもので、小学校の運動会も、今回が最後です。恒例の6年生全員による「二小ソーラン2012」が披露されました。

いやー素晴らしかったですね。アンコールの声が起こり、2回も踊った子どもたちも大変だったと思います。

私は、大好きなロックソーランということもあり、一生懸命に手拍子と「声援」を送っていましたが、周囲のお父さんお母さんは、みなさん真剣に私語もなくハンディカメラを手にしていたので、声を出すのもはばかられるような雰囲気もあり、場所をかえながら、応援していました。

私も、PTAの役員にかかわって2年目ですが、今年で終わってしまうのが、ちょっと惜しい感じがしています。PTAもなかなか大変ですが(特に役員決めが…)、やりはじめると交友関係も広がり、面白いですね。

今年は、最後のPTAですので、「ぜひ子どもたち、お父さんお母さんたちの思い出に残る学年行事を」と考えているところです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


事務所の改修工事が終了、今日は昼デモ

2012-05-16 19:44:33 | 今日の活動

昨日は、党県委員会事務所の改修工事が終わり、改修工事竣工の昼食会が開かれました。

昨年の東日本大震災で、青葉区一番町にある党県委員会の事務所は、建物は倒壊はしなかったものの、外壁や階段などに大きな亀裂や破損が生じ、一刻も早い修復が求められていました。全国の党組織から寄せられたあたたかい募金などを活用して、2ヶ月かけて修復工事が行われました。その結果、外壁も階段も、そして一部内装も見違えるようにきれいになりました。丁度今年は、この事務所ビルが建設されて30年の節目の年。これから10年、20年とまだまだ活躍できる事務所です。

さて、今日16日は、消費税増税ストップ、衆院比例定数削減反対の昼休みデモと集会が行われました。党を代表して、角野達也衆院宮城1区予定候補があいさつしました。

国会は、民主党野田内閣が「税と社会保障の一体改革」と銘打って、消費税10%増税と年金改悪などの社会保障の大改悪の法案を国会に提出しています。だいたい、「税と社会保障の一体改革」というネーミングは、2004年に日本経団連が、消費税を単独で増税すると国民の反発が強いので、社会保障の改革と一緒にやればいいという趣旨でつけられたネーミングです。それを民主党が強行するのですから、あの政権交代は何だったのか、「私の一票を返せ」というのが、多くの有権者の気持ちでしょう。

これだけ大手マスコミがけしかけても、国民の60%が消費税の増税には反対。たたかいは、これからです。

 

 


連休は、岩手、青森へ

2012-05-08 21:57:42 | 日々のこと

今年のゴールデンウィークは、家族で岩手と青森へ、車で合計640キロの旅。こんなに運転したのは、初めて。

こちらは、岩手県平泉の中尊寺金色堂。ものすごい人の波。拝観まで「60分待ち」との表示。実際には、30分程度の待ち時間でしたが…

こちらは、武蔵坊弁慶のお墓。

東北自動車道をひたすら北へ走る。岩手山も山頂は雲の中。でも、2038メートルのすばらしい山並みでした。

そして、弘前市の岩木山。雲も若干かかっていますが、素晴らしい夕日です。

義理のお父さんが、青森県黒石市にお住まいなので、一泊してきました。夜は、弘前城公園の夜桜見物。お祭りでした。

夜でしたが、すばらしい桜です。弘前城の天守閣もお月さんもすばらしい。さすがです。

 

1日半という強行スケジュール。帰りは、落雷の中、無事にたどり着くことができました。

 

 

 


マルクスも宮本百合子も読んでみたい

2012-05-04 22:31:49 | 私の愛読書

 

 

 今日から私も3連休。本棚の整理をしていたら、故服部文男東北大学名誉教授の「百合子と『資本論』」という冊子が出てきたので、懐かしいと思い、一気に読んだ。

 服部文男先生は、私が東北大学の経済学部時代の学部長であり、退官してからは、日本共産党の宮城県後援会代表委員も務めていた方で、我が国でも屈指のマルクス研究家でもあった。先生の資本論の講義は、12年前に党の常勤者の学習会で何度かお聞きしてはいたが、私自身の問題意識が、当時未熟だったこともあり、先生の講義の大事な点をほとんど消化していなかった。

 服部先生は、5年前の年末に亡くなられたが、いまになって、先生の書いた文章をいろいろと読むと、先生のお元気だった頃に、しっかりと学び切れていなかったことが残念でならない。いまからでも、先生の遺志を受け継いでいきたい。

 

 さて、服部先生も、この冊子の中で、「百合子全集を読まずに死ぬのは惜しいと思って、(晩年)読み始めた」と述べている。実は、この一言に私も、「そうだ」と思い立った。私の場合は、もっと先に読まればならない本がたくさんある。特に、今年、最大の課題は、「資本論」を第一巻から再読し、途中で挫けた第三巻を読み通すことである。また、5月から刊行される不破哲三さんの「マルクス・エンゲルス書簡集」抜粋(230通)をまず読むという目標もある。入党30年、節目の年にぜひこれだけはと思っていた。しかし、服部先生の冊子を読んで、百合子も読みたくなった。

  実は、青年運動をやっていた当時、私の最も好きな作家の一人が、百合子であった。しかし、それから10数年。宮本百合子全集は、部屋の片隅に追いやられ、ほとんど目を通すことはなくなっていた。今日、久しぶりに全集18巻を開いて読んでみた。

 

「ある場合一冊の伝記は、数冊の小説よりも人の心を打つ。それは何故であろうか。絶えず自分たちの人生について無感覚ではいられないすべての人は、昨日という再びかえらない日を後ろにしながら、明日に向かって生きている。その時間の道ゆきを、自分ではない人々はどんな力量をふるって内容づけて行ったか。そこには尽きない同感と批判とが誘い出されるのである。伝記は、自分と自分の生きている歴史の関係をよりはっきりと見出すために読まれる。明日の価値を生み出すために読まれる。昨日のために読まれるものではない。少なくとも、私はそう信じている。そして、また何かの機会に、もっといろいろの分野の、いろいろの活動をした世界の婦人たちの短い物語を書いてみたいと思っている」(『真実に生きた女性たち』まえがき)

  百合子は「真実に生きた女性たち」のなかで、キュリー夫人やナイチンゲールなどの生涯を描いているのだが、そういう宮本百合子自身の51年の生涯が、我々にはかり知れない勇気を与えているのだ。

  かつて、日本の科学的社会主義の運動で、大きな役割を発揮した知識人、作家が次々と亡くなる中で、私たちは、いま最も苦悩の中にいる多くの青年たちに、生きる勇気と希望をどれだけ語り切れているのだろうか。百合子の言葉は、戦中も戦後も、多くの青年にはかり知れない影響を与えたことは間違いない。私たちに、いまそれができているのだろうか…

  私は、そのことを『資本論』と百合子からぜひ、学びとりたいと思っている。