電通過労自殺、命日に母が手記を公表

2016-12-25 13:14:08 | 社会運動

今日は、クリスマス。街中は華やいだ雰囲気です。1年前の今日、大手広告代理店・電通の新入社員だった高橋まつりさん(当時24歳)が、東京都内の寮から飛び降り自殺しました。今日の「しんぶん赤旗」に高橋さんのお母さんの手記が掲載されています。「会社の深夜の仕事が東京の夜景をつくっている」という言葉には涙が出ます。徹底して「自己責任論」を刷り込まれている若い世代の苦しみの象徴のような事件です。

 

いま、過労自殺、精神疾患に苦しむ人の数は計り知れません。アルコール中毒、過食症、拒食症、ネット依存、児童虐待、いじめ、引きこもり、パワハラ、セクハラ…。いったい、この国はどこへいくのでしょうか。腐敗する独占資本主義は、大企業の巨額の利潤を生み出す一方で、この地球上で生きている人間を破壊し、人間性をズタズタにしています。

政治的には、野党と市民の本気になった共闘にこそ未来があります。しかし、たとえ野党連合政府が樹立できても、それだけで自動的に、人間性が回復される理想社会ができるわけではありません。人間性を回復するための、意識的な努力が必要です。

 

いま、多くの人びとは、困窮、病気、様ざまなストレスに苛まれています。しかし、その心の中の苦しみを誰かに受け止めてもらうことがほとんどできていません。本来、人間をささえる家族も崩壊寸前です。この人間の絆、愛着が壊されていることが、今日の人間の危機の「本質」です。心の中のどろどろとした思い、苦しみを誰かにしっかりと受けとめてもらえるならば、どれだけ救われることでしょうか。人間には心の「安全基地」が必要です。しかし、特に若い世代は、「自己責任論」が強烈に刷り込まれていることもあり、自分から助けを求めることができません。それだけに、上の世代は彼らに親身に寄り添う姿勢が必要です。

まず、私たち自身が変わらなければなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


クリスマス宣伝 ふなやま由美さん街頭にたつ

2016-12-24 13:59:49 | 国会・国政

今夜は、クリスマスイブ。昼間、仙台の繁華街も大勢の人たちで賑わっています。

そんななか、共産党では全国いっせい宣伝に取り組んでいます。先日、比例東北ブロックに立候補を表明したふなやま由美さん、宮城1区候補者予定の松井秀明さんが街頭から市民に呼びかけました。

明日25日の夕方には、高橋ちづ子衆院議員も参加し、同じ場所で街頭から訴えを行ないます。

 

昨日は、共産党の宮城県党会議が開催されました。発言に立ったふなやま由美さんは、「人生をかけたたたかいです」と重く力強い決意表明をしました。実に素晴らしい、感動的なあいさつでした。私も壇上で涙がこみ上げていました。このふなやまさんの決意を私たちも共有し、来年初頭に解散総選挙があった場合には、東北の2議席、宮城県からの議席獲得をなんとしても実現したい、と思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


ふなやま由美さんが衆院東北ブロックに立候補を表明

2016-12-13 17:20:33 | 国会・国政

昨日、共産党宮城県委員会は、次期衆院選挙の比例東北ブロックに仙台市会議員(4期)のふなやま由美さんを擁立することを表明しました。比例東北ブロックは、前回2014年の総選挙で、2議席目の獲得まであと5万票余でした。今回、現職の仙台市会議員のふなやま由美さんをたてて、2議席目の確保をめざします。

ふなやま由美さんは、私が20年前に民青同盟の宮城県委員長を務めていた時代の県副委員長でした。当時から、よく勉強し、若者のよき相談相手として誰からも好かれていました。仙台市会議員13年の活動で、政治家としての風格をも感じるようになりました。あるマスコミ記者も「いよいよ共産党のエースの出番ですね」と話していました。

 

 

 


憲法を守り生かす宮城のつどい2016 に1600人!

2016-12-04 17:41:50 | 憲法

今日、みやぎ憲法九条の会が主催する「憲法9条を守り生かす宮城のつどい2016」が仙台国際センターで開催されました。大ホール、第2会場は開会時間前にもう席はなく、立ち見の状態。急きょ第3会場を設置しました。仙台市出身で東北大学・東京大学の名誉教授の樋口陽一さんが講演しました。

憲法が危機に直面する中、県民のたいへんな危機感があふれています。改憲阻止の大きなエネルギーを感じます。

 

 

 


「トランプ相場」 さらなる格差拡大の危機

2016-12-01 17:39:06 | 外交・安保

アメリカの次期大統領に選ばれたトランプ氏の経済政策に株式市場が反応し、高騰しています。一時、株価下落という局面もありましたが、いま市場関係者は「陶酔」状態です。しかし、法人税の減税やインフラ投資、規制緩和などで、いっそう格差と貧困が拡大することが懸念されます。世界中での、法人税率の引き下げ競争に歯止めをかけない限り、どの国でも国家財政が破たんすることは当然の帰結です。格差と貧困の是正をめざす欧米の市民運動との連携し、この国での運動をまず自分の地域からすすめていきたいと思います。