毎日、バスや電車の中で、読みふけっている『ショックドクトリン』。いま、上巻の最後11章に入ろうというところです。
チリのピノチェト、アルゼンチン、ボリビア、ポーランド、中国、イギリス…こうした国々にシカゴボーイがどうやって、介入していったのか。なぜ、自由と解放の「革命」が、貧困と格差の拡大になってしまうのか。現代史の裏側が詳細にわかる「超」力作です。
ポーランドの「連帯」や中国にまで、シカゴボーイが絡んでいたことには、びっくりしました。
私たちは、新自由主義の個別具体的な政策、いまでいうならば、税と社会保障の一体改革、TPP、保育の新システム、道州制…こうした攻撃に一つ一つ政策的にきちんと対応することと合わせ、その政策の裏側にある新自由主義の理念と手法そのものに精通することが大事です。
同時に、新自由主義に対する一番の対抗軸、新自由主義を打ち破る理論は、科学的社会主義と「資本論」です。この学習と普及に全力で取り組みたいと思います。