東北シンポジウム、そして休日…

2011-09-27 22:11:53 | 日々のこと

9月23日に「東北シンポジウム 東日本大震災・原発事故 被災地から福祉国家を展望する」が開催されました。主催は、福祉国家構想研究会や自治体問題研究所など4団体です。

パネラー4人は、

日野秀逸さん(東北大学名誉教授、みやぎ県民センター代表世話人)

山川充夫さん(福島大学教授、福島県復興ビジョン検討委員会座長代行)

岡田知弘さん(京都大学教授、自治体問題研究所理事長)

後藤道夫さん(都留文科大学教授、福祉国家構想研究会共同代表)

です。いづれも日本を代表する研究者です。

宮城県の復興をめぐっては、「人間の復興か、財界による創造的復興か」の鋭い対決構図になっていることがよくわかるお話でした。

「創造的復興」というスローガンのもとで、阪神淡路大震災では、10兆円をこえる復興市場の9割以上を県外(ほとんど東京の)の大資本が受注し、地元の中小企業には、ほとんど恩恵がなかったこと。仮設住宅や復興住宅で16年間に914人が孤独死されたことなどが報告されました。

写真は、岡田知弘さん。

宮城県を神戸の二の舞にするのか、それとも「地元の声に依拠した復興」となるのか、まさにいまが正念場です。11月の県議選は、その最大のたたかいの舞台です。

 

さて、個人的には、先日、連休をいただいて、家族で栗原市の花山温泉(温湯山荘)にいってきました。

栗原も、3年前に巨大地震の大きな被害をうけた場所ですが、いまのいたるところに傷跡が残っていました。

途中、鴬沢で映画「東京タワー」のロケ地に立ち寄りました。

今年の夏休みは、ほとんど家族と休日を共にすることがなかったので、わずかばかりの家族サービスでした。


震災延期選挙第二ラウンドが終わって…

2011-09-12 21:36:57 | 日々のこと

昨日、震災で延期になっていた自治体の選挙がおこなわれました。岩手県の知事選挙、県議選挙、宮城県では塩釜市、多賀城市、利府町などでの議員選挙と塩釜市長選挙です。

おとなりの岩手県では、日本共産党が県議選で初の2議席を獲得しました。盛岡市以外で県議を獲得したのは、もちろん初めて。宮城県も11月13日投票で県議選がおこなわれますので、岩手に続いて躍進をしたい!

さて、昨日の宮城県の選挙。

塩釜市長選挙では、宮城民医連の事務局長の天下みゆきさんが挑戦。当選には至りませんでしたが、4人の候補者の中で2番目の得票数。天下さんが「高すぎる塩釜市の国保税を引き下げるべき」「下水道料金も引き下げよ」と明快に主張すると、現職市長も「国保税は引き下げます」「下水道料金も引き下げます」といいはじめ、選挙戦の中をどんどんリードしました。

今度の地方選挙には、全国から有名人の応援が相次ぎました。

塩釜市長選挙・市議選挙には、小池晃政策委員長も応援にかけつけ、いつもながらのユーモアたっぷりの切れ味鋭い演説でした。

元兵庫県南光町の山田兼三さんも駆けつけました。私もお会いするのは初めてでしたが、共産党員の町長として25年間、全国に誇れる数々の実績をあげた方です。厚生省からも宮内庁からも表彰をうけたという山田さん。「共産党員町長だと国からの補助金が来ない」どころか、それまでの保守町政時代よりもはるかにたくさんの補助金が国からきたことなど、かつて民放テレビで「夢のようなおとぎの国」とまでいわれた南光町の実績の一端を紹介していただきました。

写真は、利府町で40歳の新人で立候補、見事に当選を果たした安田ともみ候補の第一声。

その1週間前に仙台市議選で初当選した庄司あかりさんもかけつけ、堂々たる応援の訴えを行ないました。

 

今回の選挙では、一部に残念な結果もありましたが、全体としては被災地から前進の流れをつくりしつつあると思います。この流れを11月の県議選につなげていきたいと思います。

 

選挙、選挙で、私もかなり疲れ気味。週末は、家族3人で花山の温泉に行く予定です。