「民主もダメ、自民もダメ。どこに期待すればいいのか…」

2010-03-31 22:53:52 | 今日の活動
 昨日は青葉区、今日は宮城野区でひたすら訪問と「しんぶん赤旗」のお勧めの行動です。何としても、この3月、年度末のむずかしい条件を乗り越えて、党勢拡大で前進しようと、みな頑張っています。今日は、元市議会議員の洞口邦子さんと行動しました。今日は、4人の方に日曜版を購読してもらえることになりました。
 訪問先で出される声は、「民主は期待外れ。自民もダメ。どこに期待すればいいのか…」という模索です。「共産党には頑張ってほしいけど、議席が少ないからね」という声も。共産党は、少ない議席でも運動と結んで政治を前に動かしていること、議席がふえれば、もっと質問時間もふえて、みなさんの声を国政に届けることができることをどれだけ伝えることができるのか。「共産党に今度こそ願いを託したい」と思ってもらえるこちらの決意と気迫を伝えなくては。
 夕方、息子の通う小学校に行ったときに、パチリと撮った一枚です。

先日の生活相談を契機に、宮本岳志参院議員が質問主意書を提出しました

2010-03-29 22:06:36 | 教育、社会保障

 今日は、東北青年学生キャンペーンカーの最終日。福島から始まって、最終日は、仙台市から塩釜市です。私も、朝、仙台市内2ケ所で「日本共産党と一緒に日本を変えるネットワーク宮城」の青年のみなさんとともに、訴えさせていただきました。

 3月17日のブログで紹介した宮城県白石市での生活相談の事例をとりあげて、宮本岳志参院議員が質問主意書を提出しました。昨日28日の「しんぶん赤旗」で紹介されています。
 この学生さんは、結局、高利の学生向けローンを借りて卒業し、いまは企業研修をうけています。共産党としても、現地の市会議員、県会議員、そして彼の在籍している大学のある県の議員さんの知恵も借りながら、社会福祉協議会との交渉ももってきたのですが、いまの制度上の不備から、生活福祉資金などを借りることはできず、かかわってきた私たちとしてもたいへん悔しい思いをしました。
 今回の宮本議員の質問主意書は、この間の私たちのやり取りを踏まえて、提出されたものです。草の根のネットワークをもつ日本共産党だからこそ、現場でぶつかった具体的な問題と国会をむすんでただちに対応できるのだと思います。


衆議院議長 横路孝弘 殿
経済的理由で授業料を滞納している学生への支援に関する質問主意書
                          平成二十二年三月二十五日
                                 提出者 宮本 岳志
 未曾有の経済危機のもとで、家計の収入が悪化し、大学の授業料を払いたくても払えない学生が急増している。授業料未納を理由に大学を除籍・退学となる学生が後を絶たないが、これは、教育基本法が「経済的地位による教育上の差別」を禁じていることに照らして、本来あってはならない事態である。
 政府としても、授業料を滞納している学生への支援を緊急に強める必要があると考える。
 従って、経済的理由で授業料を滞納している学生への支援に関し、次の事項について質問する。
一、ある国立大学四年生のFさんの場合、就職が決まったが授業料が払えず、このままでは除籍になると大学から通知を受けた。Fさんの父親は、半年前から融資してくれるところを探し、日本政策金融公庫の「国の教育ローン」に申し込んだが、二年前に債務整理をしたため、借りることはできず、社会福祉協議会の「生活福祉資金」の貸付も、授業料滞納の理由では借りることはできなかった。
1、大学において、卒業に必要な全課程を修了し、就職先も内定している学生が、授業料が未納という理由だけで年度末に除籍となり卒業できなくなるという残念な事態がおころうとしている。学校教育法施行規則は、第五八条で「全課程を修了したと認めた者には、卒業証書を授与しなければならない」と定め、この規定は「大学に準用する」(第一七三条)としている。この規定に照らして、こうした事態はあってはならないと考えるがどうか。
2、昨年三月二十五日の衆議院文部科学委員会における石井郁子衆議院議員(当時)の質問に対して、文科省は、高校授業料の滞納問題について「経済的理由などやむを得ない事情による授業料の未納は、生徒個人の責任ではございませんので、生徒の心情を最大限配慮した対応をとることが望ましい」「やむを得ない場合には、例えば奨学金とか授業料減免の措置をとったりいろいろな方法があると思いますので、まずはそういった丁寧な対応をして、生徒の心情を最大限に配慮した手続をとることが必要だ」と答弁している。これは、大学の授業料滞納においてもあてはまると考えるが、どうか。

二、授業料滞納者への大学の対応として、授業料が未納という理由だけで、除籍・退学とはならないよう、授業料の納期を年度末まで延期するだけでなく、奨学金の紹介や緊急の授業料減免の措置、年度を越えての納期の延期など、学生の立場にたった親身な支援が必要だと考えるが、どうか。
三、授業料未納を理由に大学を除籍・退学となっている学生は、全国で何人にのぼるのか、緊急に調査すべきだと考えるが、どうか。
四、現在の、厳しい経済情勢のもとでは、融資を受ける条件のない父母が多数いると考えられる。日本学生支援機構の緊急採用・応急採用奨学金は、大学学部の場合で最大融資が月額十二万円であり、年度末近くになっても授業料を滞納している学生を想定しているものではない。教育基本法第四条第三項は、「経済的理由によって修学が困難な者に対して、奨学の措置を講じなければならない」と定めている。授業料滞納を理由に大学を除籍・退学とならないよう、国として無利子の貸付制度、あるいは緊急の免除制度を新たにつくる必要があると考えるが、どうか。
右質問する。

「授業料が無料になっても、ほかの諸経費が高すぎる」

2010-03-27 23:13:48 | 教育、社会保障
 今日は、仙台市内で、高校の先生方との懇談会に参加し、現場の先生方から、いろいろなお話を聞きました。
 まず、学校の諸経費負担の問題です。この4月から、公立高校の授業料が無料になることは、運動の一定の成果ですが、実はそれ以外の諸経費、制服、体操着、PTA会費、検定試験料、部活動等々の負担がとても重い。すでに、ある実業高校では、数人の生徒の親から「(4~5万円の)作業服が買えない」との電話が学校に入っていることも紹介されました。授業料の無償化といっても、すでに授業料の減免を受けている生徒さんには、今回何の恩恵もありません。「せめて、諸経費の補助か貸与でない支給型の奨学金が必要だ」というご意見もありました。
 非正規の講師の先生が非常に増えていることも問題です。ある高校では、副担任の半分は、講師の先生が担っているとのこと。ある数学の講師の先生は、A高校で週12時間、B高校で週8時間、計20時間の授業を持っているが、授業がなければ収入がなく、たいへん不安定な生活です。ガソリンスタンドのアルバイトを掛け持ちしながら、講師をしている先生もいるそうです。
 民主党政権は、高校授業料無償化や子ども手当には、予算を増やしていますが、一方で教職員の給与をはじめ、教育予算の総額は抑制されています。
教育に「臨時」はありません。教員の身分がたいへん不安定な中で、果たして子どもたちに責任をもてる教育ができるのか、心配です。
 先進国といわれる国はどこでも、財政状況に関係なく、教育予算を増額しています。選挙目当てではなく、真剣に国の将来を考えて、教育予算を大幅に増額すべきです。




津波被害で国会要請

2010-03-25 21:55:47 | 災害、津波




(要望書を手渡しました。隣は、岩手県の選挙区候補の瀬川さん)
 今日は、雪と雨まじりのあいにくの天気でしたが、チリ地震津波の被害対策で、国会要請のため、東京に行ってきました。東京では、すでに桜が開花しているんですね。
 今日の交渉は、宮城県と岩手県の共産党が共同で行ない、高橋千鶴子衆院議員と紙智子参院議員が同席しました。大門実紀史参院議員も参加する予定でしたが、国会の質問が急きょ入ったため参加できず、秘書の塩沢さんが同席しました。宮城県からは、私のほかに、遠藤いく子県議、塩釜市議の小野絹子さん、中川邦彦さん、曽我ミヨさん、女川町議の高野博さん、気仙沼市からは元市議の秋山善治郎さんが参加しました。
  今日の交渉先は、水産庁、内閣府、総務省です。
 激甚災害の指定を急いで行なってほしいということ、また、自治体が行う被害救済対策、処分に費やされた費用などを特別交付税措置をしてほしい等々を要望してきました。
 激甚災害の指定には、通常1ヶ月半から2ヶ月程度かかるということでしたが、概ねその方向ですすんでいるようです。しかし、問題は、激甚災害の指定を受けても、実際の補償額は、施設被害額の半分とかになり、それだけでは、事業の継続が危ぶまれることです。
 現場では、漁民のみなさんが、いまも手作業で引き上げた養殖施設の仕分け作業をしています。消費者に、おいしい海産物を提供したいという一心で頑張っています。そこに思いをはせる政治の姿勢が求められていると思いました。
 


塩釜で青年のつどい

2010-03-22 22:45:04 | 若い世代へ
 一昨日の大崎市に続いて、今日は、塩釜市で青年のつどいがあり、
参加した20代のみなさんから、職場のひどい実態について次々と告発がありました。
  「引越しの仕事で、勤務は朝の7時から深夜の1時まで。それなのに、日給で8500円にしかならない。食事は、自分持ち。これでは続けられないと職場をやめた」「会社の説明会で、社長が『労基法云々という人は、いますぐ帰ってください』と言い放った。正社員の勤務は、朝の8時から深夜の3時まで。寮に帰って、少し寝たら、すぐに出勤。これが週6日間続く。でも、みんなそれが普通だと疑問にも思わない」。びっくりするような実態をみなさん、淡々と語ります。
 「こういう集まりで、みんなの話を聞いていると、自分が聞いている働かされ方は実は異常なんだと初めてわかった」とある青年は感想を述べています。
 「労働者が声をあげて、ひどい実態を告発していくこと、議会で共産党の議員をふやすことが、ルールある経済社会にする車の両輪です」と最後に私から訴えました。うれしいことに、その場で、民青同盟員が一人ふえました。