昨日は、息子の卒業式

2013-03-20 17:37:51 | 日々のこと

 昨日は、息子の琉海の小学校の卒業式でした。小学校の卒業式に出席するのは、37年ぶりですが、昔とは卒業式のイメージもだいぶ変わりました。とくに、148人の卒業生全員が一言ずつ発言する「門出の言葉」。全体合唱も入り、私は途中から涙が止まりませんでした。最後に、全員で担任の先生たちへのメッセージも。これは、担任の先生には内緒のサプライズだったようで、先生たちもびっくりしていました。教室に戻って、最後の授業が行われました。息子の担任の先生から、心のこもったお話があり、「3年B組金八先生」の最終回の最後の授業を彷彿させるような感動的な授業に子どもたちも真剣に聞き入っていました。先生方も、超多忙な中で、子どもたちにとって人生で二度とない小学校の卒業式を無事に成功させるために、本当にご苦労されたと思います。私も息子の小学校でPTA役員を務めさせていただいて、先生方と飲んだり、話し合いもしましたが、「小学校は人間教育をするところだ」という信念をもって頑張る先生、「将来花を咲かせるために、しっかりと太い根を張ろう」「一日一日が大事なんだ」と理想をもって、ときには涙を流しながらも子どもたちに向き合う情熱的な先生に出会えたことは私にとっても貴重な経験でした。学校教育については、一部の学校のことを例に、マスコミでもいろいろなことが報道されていますが、現場にはすばらしい先生たちがたくさんいる、ここにこの国の希望があると感じています。

 この時代、どの分野でも、理想をもって仕事をする、理想に生きることは非常に困難です。「そんなの理想だ」といって、揶揄する風潮もあります。その先生は子どもたちに言っているそうです。「友だちが一生懸命やろうとしていることを馬鹿にしたり、冷やかしたりすることは絶対に許さない」と。

私も、襟を正して、初心を忘れず、自分の理想を信じて、しっかりと毎日毎日を生きていこうと思います。