日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「ユナイテッド93」を観てきました。

2006-08-26 21:52:37 | 映画・DVD・音楽・TV・本など
夏は終わったような涼しい一日でした。
以前から観たかった「ユナイテッド93」をシネコンで観てきました。

2001年の同時多発テロからもう5年になるんですね。
5年が長いのか短いのか分かりませんが、アメリカはどう変わったのでしょう?
同時テロの被害で国が一つにまとまったような時期もありましたが、自国を世界最強国としていたいアメリカ・・・。
その後も世界でテロや戦争が起き続けています。
つい最近、英国で未遂に終わったとされる飛行機によるテロ計画もありました。

映画はハイジャックされたユナイテッド93便の様子とそれぞれの地域の管制塔のみのシーンです。
登場人物にも「主役」となる人を設けずに、実際の被害者をリアルに再現した人物として無名の俳優が演じています。
そして、テロの当日、勤務していた管制塔の職員や軍関係者が出演しているそうです。

4機のハイジャックされた飛行機のうち、一番少ない搭乗員数の93便。
テロをしかけた犯人も、コーランの祈りの言葉で必死に祈るように任務を実行しようとするだけ。
命の危険がせまった乗客も、恐怖の中、ただ祈る事しかできない。
そして乗客が最後に家族に電話で告げる言葉はみな「愛している」でした。

私はこの映画をただ観る事しかできませんでした。
「すごかった」とか「おもしろかった」とか感想の言葉も言えないくらい、ただ黙って観ただけです。
結末を知っているはずなのに、この気持ちは何なのでしょう。
エンドロールになっても心が苦しかった。
それくらい重たい内容でした。

あのテロ自体がアメリカの仕掛けた陰謀だという説もあります。
93便も実際はコックピットの中にまでは入れていないと言います。
まだまだ闇に葬られた事実があるようですが、言えることは・・・「世界平和はとても難しいのでは」と言うことです。
人種や宗教の違いもあり、超大国と言われるアメリカがすべての実権をにぎるのは絶対に無理だということです。

あの同時多発テロのニュースは良く覚えています。
貿易センターから飛び降りるシーンがとても信じられない光景でした。
遠い国で起きた恐ろしいテロが、5年もたってまた身近に感じられてしまいました。
分かっていてもラストの終わり方がとても重かったです。
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