映画「ローン・サバイバー」を観てきました。
私の大すきなエミール・ハーシュが出ている~
主演のマーク・ウォールバーグは「テッド」のイメージがまだとれない・・・
2013年のアメリカ映画。
原題はそのまま「LONE SURVIVOR」です。
内容は・・・
アメリカ海軍の特殊部隊ネイビーシールズ史上最悪の惨事と呼ばれたレッドウィング作戦の全貌を映画化した戦場アクション。
おもなあらすじは・・・
2005年6月、アフガニスタンの山岳地帯である特殊任務に就いていた4人のネイビーシールズは200人を超えるタリバン兵の待ち伏せに遭い、猛攻撃を浴びてしまう。
それは世界最強の戦闘能力を持つ精鋭部隊といえども、死に等しい絶望的な状況だった。
そんな想像を絶する極限状況の中、一人の兵士が生き延び奇跡的に生還する・・・
(シネマ・トゥデイより抜粋)
これは実話を元に映画化されました。
4人の特殊部隊の任務はまずは「偵察」だけだった。
ところが山の中でアフガニスタンの羊飼いに遭遇した事で任務計画が大きく狂うことに。
羊飼いの3人をどうするか。
そのまま山の中に拘束しておけば凍死してしまう。
射殺すれば世界中から非難されてしまう。
4人の迷いが結局「逃がす」事になりますが、それが200人超のタリバンの攻撃を迎える事になってしまうのです。
観る前からマーカス(マーク・ウォールバーグ)しか助からなかったのは知っていました。
通信担当のダニー(エミール・ハーシュ)は真っ先に攻撃されちゃうんだろうな~と思ったり。
電波の入らない状況から脱するために、身を隠す場所もない、木々のない山頂に向かう隊員達。
前から後ろから激しい銃撃にあい、岩山から落ちてしまうシーン、身体を強打されぼろぼろになるシーンは凄かった。
命がいくつあっても足りないですよ。
マーカスを匿ってくれたのがアフガニスタンのパシュトゥーンの人々。
「パシュトゥーンの掟」を言うものがあり、「たとえ敵でも傷つき助けを求める者を迎えたら、その村は命にかえてもその客人を守らなければならない。」という教え。
一方、このパシュトゥーン人はタリバンとも強いつながりがあるのも事実。
このあたりの関係の描写が足りないようで、映画の最後の方はちょっともの足りないかも。
結局、マーカスが生き残って帰還できたから詳細が伝わる事ができたけど、その他には多くのアフガニスタンの民間人も犠牲があったし、アメリカ軍も多大な犠牲があったわけです。
国と国の戦争は復讐の繰り返しばかりで解決策などない現実。
所謂、「大国」と呼ばれる国が判断を間違えると世界の隅々まで多大な影響を犠牲を呼ぶことになります。
アフガン侵攻の細部まで充分は知らないですが、観て良かった作品でした。
今回の評価は・・・ 星3つ半 ☆☆☆★
エリック・バナも上官役で出ていましたよ。