日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「インポッシブル」

2014-05-14 11:35:09 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


映画「インポッシブル」をWOWOWで観ました。
ナオミ・ワッツもユアン・マクレガーも好きなので気になっていた作品です。

2012年製作。  (スペイン/アメリカ)
監督はスペイン人の新鋭フアン・アントニオ・バヨナ氏。
2004年に起きたスマトラ島沖地震で奇跡的に生き残った家族の実話です。

おもな内容は・・・

2004年末、マリア(ナオミ・ワッツ)とヘンリー(ユアン・マクレガー)は、3人の息子と共にタイにやって来る。
トロピカルムードあふれる南国で休暇を過ごすはずだったが、クリスマスの次の日、彼らは未曾有の天災に巻き込まれる。
一瞬にして津波にのみ込まれ、散り散りになった家族はそれぞれの無事を祈りつつ再会への第一歩を踏み出す。

                      (シネマ・トゥデイより抜粋)


スマトラ島は大きな地震が頻繁にある地域らしいです。
その中でも2004年の地震は大変な被害をもたらし、津波などで亡くなった人数は22万人以上・・・
壮絶な被災地となり現地の映像など当時の報道もよく覚えています。

その時に実際にクリスマス休暇を過ごしていた夫婦と3人の男の子達。
物語は実話だけあって、たくさんの奇跡によって生存出来た事はわかりました。


さて・・・
感想はとても書きにくいです。
でも個人ブログだし、好き嫌いがあるのは当然だという開き直りで書かせていただきます。

この作品上映の時にいろいろ言われていた「津波」のシーンはやっぱり凄かったです。
無力の人間を襲う巨大津波は自然の脅威としか言えないけれど、本当に恐ろしい。
「東日本大震災」の津波の記憶が鮮明な方々には辛いシーンだと思います。
でも、何というか・・・映画としてはそれしかなかったような気がしました。

ナオミ・ワッツが美しいのは冒頭のシーン少しだけ。
その後は津波によって大けがをし、泥まみれ、血まみれで命の危機がせまりつつあります。
そんな状態でも「人を助けなさい」 「誰かのために動きなさい」って長男に諭す母でした。

その後、混乱の中で家族5人がお互いを探すのですが、それはもう偶然が偶然を呼ぶ奇跡の連続。
最後に5人が出会えて、チャーターしたジェット機で被災地にはサヨナラをするのですが・・・
このあたりで一気に気持ちが冷めてしまったかも。


何か、ね~
実話の割にはテーマがぼやけていて、ただただ家族を探し出し、めでたく5人揃っただけの話でした。
妻と長男を探すために小さい二男と三男を置いていくのも信じられないし。
「津波」そのもののシーンは凄みがあったけど、被災後の現地の混乱はあまり描き切れていないように
感じました。


全体的に今一つな作品だったかな。

今回の評価は・・・       星2つ   ☆☆




まったくテーマは違う作品ですが「ヒア・アフター」の津波のシーンも記憶に新しいです。
「津波」を体験し、喪失感を味わいながらも人生が変わっていく女性を描いています。
作品としてはこちらの方がずっと心に残ったな・・・




   


   
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