日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「レナードの朝」

2008-11-18 17:21:49 | 映画・DVD・音楽・TV・本など
久しぶりにこの作品を観ました。

作品自体は1990年のもので、1969年に実際にあった話を元に作られた映画です。
デ・ニーロとロビン・ウィリアムスの共演!と言ったら最強かも。

1920年代に原因不明な「嗜眠性脳炎」から植物状態になったまま
30年過ごした患者レナードをデ・ニーロが演じます。
それは見事な演技力でした。

その病院にやってきた医師、セイヤーを演じるのがロビン・ウィリアムス。
彼のこの役も良かったです。

患者を診ることからいろんな事を考え新薬を与える医師。
そして長い眠りから目覚めるレナード。
一度失った人生をまた味わうかのようにイキイキと暮らすレナード。
もちろん病院内で暮らすことは変わらないのですが・・・。

30年間、看続けてくれた彼のお母さんとの抱擁のシーン。
そしてレナードを支えながらも研究材料として(もちろん彼の納得済みで)
様々な記録を残します。
一緒に写真に収まるセイヤー医師とレナードの表情が何とも言えなかったです。


悲しいことに薬の副作用で、また痙攣や病気の悪化に苦しむことに
なるのですが、それでも他の患者のためにも、セイヤー医師のためにも
「記録をとって!」とか「学べ!学べ!」と絶叫するレナードの様子など。
胸につまるほど苦しい気持ちになります。


痙攣したまま、好意を寄せる女性と食堂でダンスをするシーンもせつないです。
彼はほんの少しの幸福を味わったあと、別れを告げるのですが・・・。


デ・ニーロはさすがの演技でどんどん惹きつけます。
そしてロビン・ウィリアムスも温かい、不器用な医師役がぴったり。

人間の尊厳にもつながる重いテーマでした。
結果は知っているのに、またまた深く感動する作品でした。


もちろん評価は 星4つ  ☆☆☆☆






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