日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「マイ・ブラザー」

2011-02-07 12:51:26 | 映画・DVD・音楽・TV・本など


「マイ・ブラザー」をDVDで観ました。
大好きなジェイク・ギレンホールの作品です。
2009年製作のアメリカ映画。
監督は「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」のジム・シェリダン。
相変わらず子役の役割が大きい作品となっていました。


おもなあらすじは・・・

海兵隊員としても信頼されているサム(トビー・マグワイヤ)は善き夫、善き父親として家族を大切に生きていた。
一方、厄介者として疎んじられるサムの弟トミー(ジェイク・ギレンホール)は銀行強盗をして服役し出所したばかり。
サムが入れ違いのようにアフガニスタンに出征し、しばらくして家族の元に訃報が・・・
弟のトミーは残されたサムの妻グレース(ナタリー・ポートマン)や二人の娘を支える毎日だった。
そんな時、奇跡的に生還したサム・・・しかし彼は別人のようになっていたのだった。


と、上記のような内容ですが、これはデンマーク映画の「ある愛の風景」をリメイクした作品だそうですね。
そうなるとオリジナルが観たくなってしまう。

戦場で過酷な捕虜体験をしたサムの帰還後の苦しみ、自分の犯した罪は家族のためだったのに、それは正解だったのか?
そしてその気持ちをコントロールできないまま今度は家庭が崩壊しそうになる現実の難しさ。
このあたりはベトナムやイラク、アフガニスタンなど今までも多くのアメリカ兵の問題となっています。
だからどうしても「ディア・ハンター」や「帰郷」を思い出しちゃいますね。


さて、ここからはちょっと感じた事。
全体的にテンポが良すぎるためか、アフガンに行き突然の訃報→実際は捕虜になっている→トミーとグレースがキスをする→
サムの帰還・・・と幾分軽い展開に感じてしまった。
どうしても次の場面が想像できてしまうのも残念。

グレース役のナタリーは演技も巧かった。
でもやたらと「きれいな奥さん」と称賛を入れるのは変だった。

子役はとっても良かったです。
特に長女イザベル役は本当に空恐ろしいほどの演技力!
泣く一歩前の顔で周りを圧倒させる存在感でした。

サムの部下の妻役で何とキャリー・マリガン登場・・・でも印象が薄い・・・
サムと部下の親しさももっと出ていれば良かったのに。

捕虜の時に撮られたビデオ、サムが出征時にグレースに遺した手紙、この二つの使い方がいまひとつだったのは残念。

以上のような点がいろいろ気になって、観た後にすごく満足できる作品とは言い難いかな。
もちろん、ジェイク・ギレンホールは良かったです。



今回の評価は・・・    星2つ半   ☆☆★  全体的にいまひとつ

キャストはすごく豪華だったのに・・・




   

   





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