日々、心のつぶやき☆

映画やフィギュアや好きな事を勝手につづっています。最近、弱気なのでダニエウ・アウヴェスのようなタフさが欲しいです。

「HACHI」約束の犬

2009-08-22 19:21:59 | 映画・DVD・音楽・TV・本など

「HA~CHI~GOOD BOY!」


シネコンにて「HACHI・約束の犬」を観て来ました。
この手の映画をわざわざ出かけて観るつもりは今までだったらなかったかな?
ただのワンちゃんの映画・・・と思っていたのですが。
これがジワジワと感動して、後半は涙がほろりとなりました。

製作が良かったのだと思います。
日本の由緒ある秋田犬の魅力をたっぷりと表現してくれました。
そしてその存在の素晴らしいこと!


内容は「ハチ公物語」を土台としているリメイク版です。
一番小さい時の犬は柴犬を使ったそうですが、作品の中で3匹の犬がそれは立派な演技・・・(表情、立ち姿、どれをとっても可愛くて凛々しくて良いです)
秋田犬は人間に媚びることなく、映画の中でも「物につられない。それが日本犬だ。」と言う台詞が出てくるシーンがあります。


リチャード・ギア演じる大学教授のパーカーがひょんなことから駅で仔犬に出会います。
いえ、HACHIがパーカーに出会ったのですね。
あくまでも主人公はこの犬!とても可愛くて頭が良いHACHI。
最初はパーカーの妻の反対もありましたが、いつの間にか家族の中の大切な存在となります。

飼い主が利用するベッドリッジ駅に毎朝ついていき、帰りの夕刻になると必ず出迎えに行き駅前で待つHACHI。
パーカーが急に亡くなってしまうのは中盤くらいで早かった気がします。

残された家族の引越しなどもあり、HACHIは娘夫婦と暮らすものの、何度も脱走してベッドリッジ駅で待ち続ける・・・。

物語は良く知られていますが、HACHIが老犬になってからの演技にはジワジワ涙があふれます。
ただ、主を待つ。
そんな事が雨の日も雪の日もずっと続くのです。

パーカーの奥さんが何年も待ち続けるHACHIに向かって「ありがとう・・・」と泣きながら撫でるシーンはもうたまりませんでした。
パーカーの親友・ケンが日本語でHACHIに話しかけるシーンも感動します。

HACHIの最期の時にあのパーカーの優しい姿を見られて、HACHIは幸せだっただろうな。
10年も待ち続ける忠実な秋田犬HACHI。
ただのワンちゃんの映画ではありませんでした。
映画で泣く事はほとんどない私が、やられました~。


日本に対する尊敬とか秋田犬に対する愛情を映画の作り手からいっぱい感じる事ができました。
すごく温かい内容で、HACHIの存在にとても感動しました。

これは是非、字幕スーパーで観てほしいです。
台詞も余計に長くなくて、リチャード・ギアの英語は聞き取り易いのです。
(先日、「徹子の部屋」に出演された時もわかり易い英語を話すと思いました)


今回の評価は・・・  星4つ  ☆☆☆☆



製作中もずっとギアはHACHIとたわむれていたそうですね。
自然な演技でHACHIと意気投合しています。



この表情を見たらたまらなくなります。




(ちょっと一言)・・・

リチャード・ギアは大好きな俳優です。
最近はすっかりロマンスグレーの優しい印象ですが、若い時の演技はまた違ったイメージでした。
一番好きなのは「ブレスレス」です。
怖いもの知らずな若者が一人の女性を追いまわす・・・そう、今だったらストーカー?
でもその頃は、その情熱的な役が好きだったな~
ラストはちょっとハラハラした内容でした。

その他にはあの「愛と青春の旅立ち」・・・何度も観ました。
たま~に面白くない作品も出たけれど、今回の「HACHI」出演は嬉しかったです。
でも何度も言うように、主役は犬!ですが・・・





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