すっかり映画とマイケルの話題ばかりのこのブログ
もう私生活は抜き!ですね。
何考えているかわからん家族の世話はちょっとだけ。
可愛い猫ちゃんのお世話はちゃんとするよ~
その他の時間は、自分の好きに過ごしています
さて、映画の話です・・・
「この道は母へとつづく」を観ました。
2005年のロシア映画です。
(ベルリン映画祭で少年映画部門グランプリを受賞)
これは実話なんですが、ロシアの経済体制が変わりつつある中で
貧困が生んだ孤児達を描いた作品です。
登場する子ども達も実際の孤児達だそうです。
親に捨てられた(その他の事情なども)子ども達が暮らす孤児院では
養子縁斡旋組織によって子ども達が引き取られる事もあります。
でも養子縁組というより「人身売買」のように大金が動くんだろうな。
それでも孤児達の間では養子縁組が決まりそうになると羨望、嫉妬が渦巻く現実。
そのまま大きくなっていく子ども達は施設の仕事を手伝いながら犯罪(売春や盗み)に染まっていく現実も。
そこはもう小さな社会ができていました。
この映画の中では6歳のワーニャという男の子がイタリア人夫婦に引き取られる話が出たのですが、本人にとっては「もし本当のお母さんが迎えに来てくれたら・・・」と心配になってたまらない。
同じ孤児の友達の母親の自死を知ったら余計にお母さんへの気持ちが強くなって
会いに行こうと行動するのですが・・・
字も読めなかったワーニャが字を習い、孤児院の書類を盗み見て自分のルーツを調べたり。
そして、女の子の協力もあり電車やバスに乗って必死で母を探します。
この逃亡には養子斡旋組織の「マダム」と運転手が追跡するのですが、その存在の不気味さと言ったら!
「マダム」と呼ばれているけど・・・というより女ボスのよう。
ガス欠の車を押すために孤児を呼びつけて自分は車の中でタバコをふかしたり。
派手な身なりで孤児院の施設長にも強引な取引ばかり。
そんな追跡にもワーニャは小さい身体で機転の利くふるまいで逃げ、何とかもうすぐ母に会えるかも・・・・
最後は追跡してきた運転手の男と対決して結局逃がしてもらう・・・このあたりはホロッときました。
ワーニャが母親に会えた表情は何とも言えない。
母親の顔は最後まで映らなかったので、今後のワーニャはどうなっていくのか誰もわからない印象を感じます。
それにしても共産主義から市場経済になっていくロシアでこんな社会問題も起きているのですね。
子どもは世界の宝・・・と言えない国がまだたくさんあるのです。
作品自体は実話を淡々と描く場面も多く、すごく地味です。
その中でこの少年だけがどんどん前に進むように自分で切り開いて生きているよう。
もちろんゴールは母親のいる場所へ。
今回の評価は・・・ 星4つ ☆☆☆☆
もう私生活は抜き!ですね。
何考えているかわからん家族の世話はちょっとだけ。
可愛い猫ちゃんのお世話はちゃんとするよ~
その他の時間は、自分の好きに過ごしています
さて、映画の話です・・・
「この道は母へとつづく」を観ました。
2005年のロシア映画です。
(ベルリン映画祭で少年映画部門グランプリを受賞)
これは実話なんですが、ロシアの経済体制が変わりつつある中で
貧困が生んだ孤児達を描いた作品です。
登場する子ども達も実際の孤児達だそうです。
親に捨てられた(その他の事情なども)子ども達が暮らす孤児院では
養子縁斡旋組織によって子ども達が引き取られる事もあります。
でも養子縁組というより「人身売買」のように大金が動くんだろうな。
それでも孤児達の間では養子縁組が決まりそうになると羨望、嫉妬が渦巻く現実。
そのまま大きくなっていく子ども達は施設の仕事を手伝いながら犯罪(売春や盗み)に染まっていく現実も。
そこはもう小さな社会ができていました。
この映画の中では6歳のワーニャという男の子がイタリア人夫婦に引き取られる話が出たのですが、本人にとっては「もし本当のお母さんが迎えに来てくれたら・・・」と心配になってたまらない。
同じ孤児の友達の母親の自死を知ったら余計にお母さんへの気持ちが強くなって
会いに行こうと行動するのですが・・・
字も読めなかったワーニャが字を習い、孤児院の書類を盗み見て自分のルーツを調べたり。
そして、女の子の協力もあり電車やバスに乗って必死で母を探します。
この逃亡には養子斡旋組織の「マダム」と運転手が追跡するのですが、その存在の不気味さと言ったら!
「マダム」と呼ばれているけど・・・というより女ボスのよう。
ガス欠の車を押すために孤児を呼びつけて自分は車の中でタバコをふかしたり。
派手な身なりで孤児院の施設長にも強引な取引ばかり。
そんな追跡にもワーニャは小さい身体で機転の利くふるまいで逃げ、何とかもうすぐ母に会えるかも・・・・
最後は追跡してきた運転手の男と対決して結局逃がしてもらう・・・このあたりはホロッときました。
ワーニャが母親に会えた表情は何とも言えない。
母親の顔は最後まで映らなかったので、今後のワーニャはどうなっていくのか誰もわからない印象を感じます。
それにしても共産主義から市場経済になっていくロシアでこんな社会問題も起きているのですね。
子どもは世界の宝・・・と言えない国がまだたくさんあるのです。
作品自体は実話を淡々と描く場面も多く、すごく地味です。
その中でこの少年だけがどんどん前に進むように自分で切り開いて生きているよう。
もちろんゴールは母親のいる場所へ。
今回の評価は・・・ 星4つ ☆☆☆☆