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報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

“Gynoid Multitype Cindy” 「アルバートは暴走していない?」

2016-05-25 11:04:45 | アンドロイドマスターシリーズ
[5月15日22:00.天候:不明 デイライト・コーポレーション・インターナショナル アーカンソー研究所]

 研究所の地下倉庫にて、まるでボブ・サップのような黒人アンドロイドと遭遇したエミリーとシンディ。
 マルチタイプや他のセキュリティロボットと違い、銃火器の装備は無いもよう。
 しかし巨漢からは想像できぬ猛タックルは、間合いを取って銃撃することを得意とするシンディを苦戦させた。
「I want Huuuuuuuuuug!!(抱かせろォォォォォォォォッ!!)」
 便宜上、ボブと名付けられた黒人アンドロイドは、今度はエミリーに向かって突進してきた。
「!」
 ズダーン!ズダーン!とエミリーが右手を変形させたショットガンで、ボブに打ち込む。
 効いてはいるのだろう。
 被弾した頭部からは、赤い血のようなオイルが滴り落ちている。
「カスタムパーツで強化した姉さんのショットガンを頭に食らっても、オイルが滴り落ちるだけ!?何て奴なの!」
 シンディは同じく右手を、強化改造したライフルに変形させていたが、ライフルは遠距離からの狙撃用。
 近距離で撃っても、その強さは発揮できない。
「I so love yoooooooou!!」
「そんな状態で愛の告白しても、姉さんは靡かないわよ!!」

 ガシィッ!!(エミリーがボブに組み付かれた!)

「なにいっ!?姉さん!?」
「シンディ!私が・押さえているうちに・背中を・撃て!」
「背中!?」
「肩甲骨の・間に・こいつの・燃料タンクが・ある!」
「わ、分かった!何とか持ちこたえてよ!?」
「I need kiss!!」

 ブチュッ!!(ボブ、エミリーに無理やりキスをする)

 平賀:「うわっ、画面が真っ暗になった!?」
 敷島:「さすがのエミリーも、いきなりキスは出力一気にダウンする事態だったようですね」
 アリス:「違うわ!奴の頭がデカいから、エミリーの視界を遮っただけよ!」
 敷島:「シンディ!早くしろ!エミリーがレイプされる!!」

「分かってるわよ!……このクソ野郎!姉さんを汚すんじゃないよっ!!」
 シンディはエミリーを押し倒しているボブの肩甲骨の中央をロックオンすると、何度もライフルを放った。
「グォォォォォッ!?」
 ボブは慌てて立ち上がったが、同じく立ち上がったエミリーからヘッドバッド(頭突き)を食らった。
「…………………」
 ボブ、意識が朦朧とした状態(いわゆる、ピヨッた状態)になり、フラフラとなる。
 そこを更にシンディが燃料タンク目掛けて3発ほど発射した。
 最後の1発がLPガスタンクに穴を開け……。

 チュドォォォン!

 爆発、バラバラの鉄塊と化した。
「ふう……。これで中ボスかぁ……。姉さん、大丈夫?」
「何とか……」
 エミリーは乱れた着衣を直すと、バラバラになったボブの部品の山を漁った。
「あった!認証コード」
「おおっ!これで所長室のドアが開くわね!」
 鋼鉄姉妹達は新たな認証コードを手に、再び所長室に向かった。

[同日同時刻 同研究所内・居住区]

「おおっ!さすがは日本製のマルチタイプだ!あの化け物を倒すとはっ!」
 アルバートは感心した様子でモニタを見た。
(いや、この研究所には、あれ以上の化け物達がいるな……)
「ジャニス!作戦変更だ!」
「OK!」
 浮足立ったジャニスとルディら、アメリカ製マルチタイプ。
 ジャニスは慌てて居住区を出た。
「あー、ルディ」
「何でしょうか、マスター」
「お前達が連れて来たボーカロイド達。彼らと話がしたいのだが……」
「なりません。ボーカロイド共は、僕達の作戦に必要な……。!?」
 ルディがアルバートの要望を拒否しようとした時、アルバートはジャケットのポケットからある物を取り出した。
「! それは!?」
「私の言う事が聞けないというのなら、こいつを起動させるが良いか?」
「キュルキュルキュルキュル……」
 ルディは人工知能を働かせて考えた。
「……分かりました。但し、マスターをお連れすることはできません」
「なにっ!?」
「外は危険です。日本からのマルチタイプが、マスターのお城を未だ荒らし回っています。僕がボーカロイド達をここへ連れて来ますので、ここでお待ちください」
「どうしても、私をここから連れ出さない気か?」
「外は危険です」
 ルディの目(といってもカメラだが)は真剣で、どうあっても曲げないという気持ちが伝わって来る。
「……では、そうしてくれ」
「かしこまりました」
 ルディは会釈のようなお辞儀をすると、居住区から出て行った。
(くそっ!どこだ!?どこに彼らのプログラミングに問題があったというのだ!?)
 アルバートはドンッと机を殴り付けた。
 モニターには、シンディ達が所長室の中に入って行く様子が映されていた。
(あの中には私の……ジャニスとルディの研究記録が残されている。恥ずかしい話だが、あれで現状を理解してもらう他は無い。そして、私もこのままでは良くないな)
 アルバートは天井を見上げた。

[同日22:15.同研究所・所長室]

 ピー!(電子ロックが解除された音)

「認証が完了したわ」
「ようやく・所長室に・入れるな」
 ドアを開けて中に入る。
 所長室は、どういうわけだか荒らされていた。
「社長、室内にアルバート所長の気配無し。どうする?」

 敷島:「マジか!?ドアロックを二重にしていたくらいだから、ここに籠もっていると思ったんだがな。まあいい。所長室なら、この事件が起きる直前までの記録が、もしかしたらあるかもしれない。所長室内を捜索して、その研究所で何があったか調査してくれ」

「了解」
「かしこまりました」
 エミリーとシンディは荒らされている室内を捜索した。
 大きな机もひっくり返され、その上に置かれていたデスクトップPCも無残に破壊されていた。

 敷島:「どうせなら所長室にある資料をごっそり持って行きたいところですな」
 平賀:「さすがにこの状況ではムリでしょう。エミリー、アルバート所長の最近の動向が詳しく分かるものと、ジャニスとルディの開発・製造記録が収められているものを探してくれ」

「かしこまりました」
 エミリーが応答する。
 そして、
「あった!」
 シンディが、ひっくり返った机の引き出しから、ジャニスとルディについて書かれたアルバートの研究ノートを発見した。

 敷島:「それだ!中身を確認させてくれ!」

「了解!」
 シンディは早速、最初のページから開いた。

 敷島:「こ、これは……!?」
 平賀:「敷島さん、何か分かりますか?」
 敷島:「英語の筆記体……。尚更読めねぇ……」
 平賀:「だーっ!」(←ズッコケる平賀)
 アリス:「あーもうっ!アタシが訳してやるわよ!」

 相変わらず英語力の弱い日本人ダンナに苛立つアメリカ人妻のアリスだった。
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“Gynoid Multitype Cindy” 「中ボス戦」

2016-05-24 21:05:28 | アンドロイドマスターシリーズ
[5月15日21:00.天候:雷雨 アメリカ合衆国アーカンソー州某所DC Inc.アーカンソー研究所]

 所内の居住区。
 アルバートはエミリーとシンディの侵入に気づいていた。
 アルバートに付き従っている最高傑作達が血相変えて、居住区を飛び出して行ったからだ。
 居住区にもモニタはあり、それでアルバートはシンディ達の動きをチェックしていた。
(やはりだ……。やはり……あいつらは……。何故……)
 アルバートは唇を噛んで悔しそうな顔をすると、後ろを振り向いて誰もいないのを何故か確認した。
 そして机の下に隠すように置いていたノートPCを取り出し、無線LANと接続する。
『DCの皆さんへ。私は今、研究所の……』
 そして、何やらメールを打っていたが、そのタイピングをしている最中に、
「マスター。何をしてらっしゃるんですか?」
「!!!」
 振り向くと、さっきいなかったはずのルディがそこにいた。
「い、いや、その……キミ達の稼働についてちょっとレポートを……」
「僕達の稼働実験は終了したはずでは?」
「そ、そうなんだが、キミ達はまだ試作の段階だ。まだ色々とリサーチする必要がある。このモニタを見ているのだって、キミ達と日本製マルチタイプの違いについて、研究者として……」

 ボーン!

「!!!」
 ルディは右手人差し指からレーザービームを放った。
 それはさっきタイピングしていたノートPCに直撃する。
 ノートPCは無残に破壊された。
「僕達を信用していないんですか?」
 そして、ズイッと前に出る。
「な、何!?」
「僕もジャニスも、あの役立たずのバージョンA達に変わって侵入者共と戦っているんです。僕もそうですが、ジャニスもマスターのお役に立つようにと必死なんです。どうか最後まで見ていてくれませんか?」
「お、オマエ……私に命令する気か?」
 アルバートの額に冷や汗が浮かんでいるのが分かった。
 何故なら、モニタの明かりに反射して光っていたからだ。
「命令?僕達はマスターの忠実なしもべですよ?これはお願いです」
「お、お願いってお前……!」
 しかし、ルディは右手人差し指に、再びパワーを集めていた。
 まるでまたレーザーを撃たんとしているかのように。
「僕達はマスターの安全を最優先に考えています。どうか、勝手な行動を慎んでください。お願いします」
 その時、ルディの頭に最愛の姉から通信が入った。

{「ルディ。『出来損ない』の準備、できたよー」}

「了解」
 その通信はアルバートが左耳に付けているインカムにも入った。
「出来損ないって何だ?」
「倉庫Gに廃棄待ちで保管されている、あれですよ」
「お、おい!まさかあれを……!?」
「どうせ廃棄処分にするヤツでしょ?だったら、ちょうど良いではありませんか」
「バカ、やめろ!あんな危険な……!」
 しかしその時、ルディの右手人差し指からレーザーが発射され、アルバートの顔のすぐ横を飛んでいった。
 レーザーはアルバートの背後のコンクリートの壁に当たり、そこに焦げ目がついた。
「!!!」
「あっ、ゴメンナサイ。暴発しちゃいましたw 今度は気をつけますので、お許しください。それでは……」
 ルディは恭しく製作者にお辞儀をすると、居住区を出て行った。
「……!」
 アルバートは抜けた腰を立て直すのに必死だった。
 そんな中、モニタに映し出されたのは、所内の廊下を走るエミリーとシンディの姿だった。
「もはや、こいつらに期待するしかない……。敷島社長……あなたの言うことが、正しかった……」

[同日同時刻 天候:雷雨 研究所内地下倉庫]

 エミリーとシンディはルディの言葉通り、倉庫に続く階段を下りた。
「それにしても、生きている人間は1人もいないね」
「これだけの・大きな・研究所だ。100人以上の・関係者が・いたと・思われる。だけど……」
 エミリーとシンディのカメラ(目)に、また人間の姿が映った。
 しかし、それは生きている人間ではない。
 全身から血を出し、周辺には無数のマシンガンの薬莢が落ちている。
 誰がやったのかは分からないが、マシンガンに蜂の巣にされたようである。
 それはバージョンAかもしれないし、ジャニスかもしれない。
 実はここに来るまでの間、こうした銃殺死体を何体も見ていた。
「ヒドいわね。まるで、昔の私達と変わらないじゃない」
「本来なら・破壊されるべき・者達だ」
 そんなことを話しながら、最後のドアを開ける。
 小さな倉庫のドアが立ち並ぶ区画であるが、その中にアルファベットのGが振られたドアが、激しく向こうから叩かれていた。
「絶対何かいるし」
「行くぞ。きっと・あれが・ルディの・言っていた・中ボスだ」
 エミリー達がそのドアに近づくと、ついにドアがこじ開けられた。
「ほら、来た!」
 中から出て来たのは……。

 敷島:「ボブ・サップ!?」
 平賀:「本人に失礼ですよ!」

 その通り、倉庫Gから出て来たのは黒人男性を模した巨漢ロイドであった。
 身長は2mほどあり、ガイノイドでも高身長で設計されているシンディ達よりも更に高い。
 巨漢なだけに、体重もそれなりにありそうだった。
 名前が分からないので、便宜上、ボブと名付ける。
「これが中ボス!?」
 シンディ達は急いで間合いを取った。
 ボブはキュルキュルキュルと人工知能で何かを処理する音を立て、シンディ達を見た。
 最初は焦点の定まらぬ目であった。
「ちょっとそこのアンタ。ルディって奴から、所長室のドアを開ける認証コードをアンタが持ってるって聞いて来たんだけどね?おとなしく渡してくれる?」
「アー……!」
 するとボブはシンディを見たが、すぐに視線を逸らし、エミリーに合わせた。
 その時、ギラッとボブの両目が光る。
「Ohhhhhhh!It’s a beautiful woman!My bride!」
「はあ!?」

 敷島:「平賀先生、ボブ・サップは何て言ったんですか?」
 平賀:「ですから、ボブ・サップじゃないですって。何か……ヤツはエミリーに一目惚れしたようです」
 敷島:「はあ!?」
 平賀:「『俺の嫁』と言っています」
 アリス:「エミリー、モテモテねぇ……」
 敷島:「モテ過ぎるのも困りもんですなぁ……」

「なーにが『俺の嫁』よ!デブのくせにキモい!」
「シンディ、離れろ!組み付かれたら・一たまりもない!」
「分かってるわよ!」
「I need huuuuuuuug!!(ハグしてくれー!)」
「キモいんだよっ!」
 シンディは右手をライフルに変形させると、間合いを取ってボブに発砲した。
「Ouch!……It’s a joke.Hahahahahaha!」
「効いてるの!?効いていない!?」
「効いている・はずだ。もう1発・撃て!」
「あいよ!」
 シンディは間合いを取って、ボブを撃とうとした。
 だが、ボブは巨漢に似合わず、間合いを詰めようとシンディに接近してきた。
「Wooooo!」
「くっ!」
 シンディに組みついてこようとしたので、シンディはジャンプしてボブの頭上を飛び越えた。
 ボブはシンディが自分の頭上を飛び越えて行く様を見上げた。
「シンディのパンツは青のビキニw」
「何故・そこだけ・日本語!?」

 敷島:「何故そこだけ日本語!?」
 平賀:「何故そこだけ日本語!?」
 アリス:「Why!?」

 シンディがライフルでボブの気を取っているうちに、エミリーが攻撃しないことへのツッコミは無しなのであろうか?
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“Gynoid Multitype Cindy” 「研究所の中はロボットモンスターだらけ」

2016-05-23 21:55:39 | アンドロイドマスターシリーズ
[5月15日20:00.天候:雷雨 デイライト・コーポレーション・インク アーカンソー研究所]

 アメリカ側で製造されたセキュリティロボット、バージョンA。
 日本で出没した4.0よりも強化されているのかというと、そうでもない。
 体型はスマートになって、走って追い掛けてくるようにはなったが、元々が頑丈なシリーズなだけに、それ以上の強化はされなかったようである。
 その為、動きの素早いザコ程度にしか思えなかった。
 遠くから走って来るヤツはシンディがライフルで頭部や胸部を撃ち抜いて破壊したし、近接戦になった場合はエミリーが対応した。
 鋼鉄姉妹のタッグで、例え最新式のセキュリティロボットであっても、シンディ達の敵ではなかったのである。

 敷島:「E233系であっても、0系より速く走れるわけないからなー。はっはっはー」
 平賀:「例えがよく分かりませんが……」
 敷島:「最新型の通勤電車であっても、時速200キロ以上は出せんということですよ」
 平賀:「はあ……なるほど……」

 “走る司令室”で変な会話を交わしている人間達を他所に、エミリーは倒したセキュリティロボットから何かを奪い取った。
「姉さん、それは?」
「これは・認証コードだ。恐らく・これで・所内の・電子ロックを・私達で・開けることが・できる」
「そうなんだ」
 エミリーとシンディは認証コードをインストールした。
 おかげで所長室に繋がる通路を開ける電子ロックは、エミリー達が右手を読取機にかざすだけで開けることができた。
 オートロックになっており、ドアを閉めるとまた勝手に電子ロックが掛かる。
 もっとも、反対側からはフリーで開けられそうだ。
 途中には電源の切れているモニタがあったが、それはよそ目に、奥のドアに近づく。
「ここが所長室のドアね」
 もちろん、ここにも電子ロックが掛けられていた。
 エミリーが右手をかざすが、
「! どういう・こと!?」
 エラーが出て開かない。
「マジ!?」
 シンディもやってみるが、このドアはまた別の認証コードが必要らしく、やっぱり弾かれた。

〔「きゃははははは!やっぱりここまで来たんだー!〕

「!?」
「誰だ!?」
 若い女の声だったが、それはモニターからだった。
 モニターに映し出されているのは、黒いバドスーツに身を包んだ女。
「……ジャニス!」
「貴様、ジャニスか!?」

〔「アルバート博士の研究所へようこそー!でも、ここから無事で出さないよ。鉄屑になれば出られるけどね!」〕

「こいつ……!」
「鏡音リンと・鏡音レンは・どこだ?お前が・さらったはずだ」
 苛立つシンディを抑え、エミリーは冷静に聞いた。
 但し、エミリーとて眉を潜めている。

〔「もちろん、無事だよ。今はね。あなた達の情報を聞き出す為に、ちょっと協力してもらったわ!」〕

「なるほど。それが・目的だったか」
「だったら早く返しなさい!ボーカロイドは関係無いでしょ!?」

〔「あなた達が今すぐそこで舌を噛み千切ってくれるんなら、今すぐにでも放してあげるよ」〕

「何だと!?」
 ロイドにとって舌を噛み千切るということは、自爆装置の起動を意味する。
 つまり、ジャニスはエミリー達に自爆しろと言ったのだ。

〔「……なーんてねw もちろんそれが理想だけど、多分ムリっぽいから冗談にしといてあげる」〕

「キサマ!私達を誰だと思ってんだっ!!」
「フザけるのも・いい加減に・せよ」

〔「日本製……ううん、旧ソ連製のポンコツガイノイド。あなた達こそ、最新式の私達に勝てるとでも思ってるの?」〕

 敷島:「技術的には既にマルチタイプの存在自体が、オーバーテクノロジーみたいなものですよね?平賀先生」
 平賀:「まあ、そうですなぁ……。しかし、敷島さん、さっきから気になる点があるんですが……」
 敷島:「何ですか?」
 平賀:「……あ、いや。つまらぬことなので、敷島さんが気にしていなければ別にいいです」
 敷島:「いやいや!先生にそこまで言われたら気になるじゃないですか!」
 平賀:「うーん……。ま、もう少し様子を見てからで」
 敷島:「はあ!?」

〔「……マスターの執務室を見つけたことはさすがだけどね。そこはルディの言う通りだったわ。認証コードを変えておいて正解だった」〕

「アルバート所長はどこ!?」
 シンディはジャニスを睨みつけて聞いた。

〔「もちろん、このお城の安全な所に隠れてるよ。私達はマスターの忠実なしもべ。マスターの為なら、私も舌を噛み千切っていいくらいよ」〕

 平賀:「忠誠心は本物のようですね」
 敷島:「やはり、アルバート所長が暴走したのか……。何でだ?」

 その時、シンディ達の背後でドアを乱暴に叩く音がした。
 どうやら新手のセキュリティロボット達が駆け付けたらしい。
「姉さん!こうなったら、あのドアこじ開けるよ!?電子ロックだろうと、私達が本気を出せばこじ開けられる!」
 シンディは所長室のドアノブに手を掛けた。
「シンディ、待て!確かに・そうかも・しれない。だが・恐らく・それは・織り込み済み・だと思う」
「だから何!?」
「恐らく、罠……」

 バァアアアンッ!(廊下と所長室前通路を仕切る電子扉がこじ開けられた音)

 チュドォォォォン!!

「はいーっ!?」
「やはり!!」
 ドアをこじ開けたのはバージョンAの小集団だったが、ドアをこじ開けると同時に大爆発が起きた。
 直接その爆風を食らったバージョンA達は、無残な鉄塊と化してしまった。

〔「あーあ……バレちゃった。お察しの通り、ムリにドアをこじ開けようとしたら爆発する仕掛けをしておいたからw 役立たず共のせいで、バレちゃったけど」〕

「アンタっ!何て危険なシステム作るの!!」

〔「ジャニス、もうその辺でいいだろう」〕

 と、モニタに男の声がした。
 ジャニスと入れ替わるようにして映ったのは、ルディだった。

〔「初めまして。遠い“親戚”の姉さん達。マスターの執務室のドアを開けるには、その廊下の奥の倉庫に眠るヤツを倒して認証コードを手に入れなければなりません。オススメはしたくないので、どうかお引き取りを。ボーカロイドについては、後で返します。それでいかが?」〕

「あいにと、こっちも子供のお使いじゃないんでね。あんた達こそ、アルバート所長と3人で、アタシ達に投降してもらおうじゃない」

〔「ふー……。それなら、仕方がない。ボーカロイドはもう暫く預かります。姉さん達は、認証コードを探してみてください。といっても、場所は教えましたけど」〕

 ルディはそれだけ言うと、フッとモニタから消えた。
「ったく!姉弟揃ってムカつく連中だわ!」
「シンディ、落ち着け」
 エミリーは妹をなだめた。
「とにかく・行くしか・無さそうだ」
「中ボスでも待ち構えているって言うのかしら?」

 敷島:「あー、2人とも。正しくシンディの言う通りだろう。そこでブッ壊れているロボット達から、弾薬を取ってやれ。中ボス戦なら、弾薬を消耗するかもしれないしな」

「了解」
「かしこまりました」
 エミリーとシンディは、右手を銃火器に換装したまま壊れたバージョンAから弾薬を抜き取った。
「あの姉弟ムカつくから、中ボスにぶつけてやるわ。それならいいでしょ?」
「無理は・するな」
 シンディ達はルディの言った通りの倉庫へ向かった。
 一体、中ボスとはどんなヤツなのだろうか?
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“Gynoid Multitype Cindy” 「アルバートの研究所」

2016-05-22 23:03:12 | アンドロイドマスターシリーズ
[5月15日19:00.天候:雷雨 アメリカ合衆国アーカンソー州某所・DC Inc.アーカンソー研究所]

 強い雨が降り、雷が鳴る中、『走る司令室』は山地の中にポツンと建つアーカンソー研究所に通じる1本道の入口に到着した。
 ここには厳重なバリケード付きのゲートが設置され、デイライト・コーポレーション直営の警備会社DSS(Daylight Security Service)の警備員が常時監視を続けていた。
 警備員といっても日本のそれとは違い、彼らの乗って来る車は警察びっくりの装甲車で、装備も警察の特殊部隊並みであった。
 アメリカの警備会社は、登録手続きさえすれば銃の所持が許可されるが、ここまで本格的な装備を行う警備会社はアメリカ広しと言えど、なかなか無いのではないか。
 また、日本の警備員が現行犯逮捕しか犯人を逮捕できないのに対し、アメリカでは警察並みの捜査権を持つこともできる。
 キースが運転する『走る司令室』がそのゲートの前に到着した。
 すぐに、ショットガンで武装する警備員がバスに近づいて来る。
 この警備員とキースとクエントは顔見知りのようだった。
 ドアを開けて、乗り込んでくる。
「遅かったな。キース、クエント」
 するとクエントが肩を竦めて、
「バックレるよりはマシだろ?ほら、日本からのエージェントさん達だ」
「日本からはるばるご苦労さん。私はDSSの特務班、チャック・マーレイだ。よろしく」
「チャック、エージェントさん達に現況の説明をしてくれ」
 と、キースが運転席から言った。
「現況の説明といっても難しいな。今のところ情報無し、動き無し、手掛かり無し、皆無だ」
 ダリオと言う名の黒人警備員は肩を竦めた。
「どういうことだ?」
 敷島が怪訝な顔をした。
「確かに時折、所内から人間の叫び声や銃声が聞こえることはある。だが、外で俺達が張っているのは知っていると思うのに、何故か俺達は奴らと交戦していない」
「それは向こうから攻めて来ないということですか?」
 と、平賀。
「そうだ。俺達も一民間警備員である以上、積極的な突入はできない。これ以上は警察または軍隊の仕事だ」
(ヘルメットに防弾チョッキ、ショットガン装備で、何言ってるんだか……)
 と、敷島は思った。
 もっとも、ザコロボットにはショットガンは効いても、マルチタイプにはさっぱり効かないだろう。
「じゃ、アタシ達は何をすればいいの?」
 アリスが文句を言った。
「だが会社は警察や軍隊に介入して欲しいと思っていない。そこで、エージェントの皆さんの出番だ」
 ダリオが大きく頷いた。
「俺達が突入できない以上、エージェントの皆さんが突入してほしい。もちろん、作戦についてはあなた達に任せる」
「ってことで、ここからエミリーとシンディの出番になるってことだな」
「そういうことになるね」
「お任せ・ください」
 鋼鉄姉妹も頷いた。
「じゃ、細かい作戦会議といこう」

 エミリーとシンディにカスタムパーツを取り付ける。
 動きが遅くなるので、超小型ジェットエンジンは取り付けず、その代わりにブースターを仕込んだ。
 見た目はロングブーツをはいているようにしか見えない。
 右手の銃火器も同じように強化した。
 当然、銃弾は満タンにしておく。
 腰のベルトに弾薬ケースを取り付けた。
 これなら、途中で弾薬を拾っても、持ち歩くことができる。
 内部は秘密の研究所なので、構造については明らかにされていない。
 当初は本社も内部構造を記した見取り図を敷島達に公開するのを躊躇っていた。
 だが、さすがにそれはムリと判断したか、外部に一切漏らさない、作戦が終了したらすぐに破棄することを条件に公開された。
 それは真ん中のモニタに映し出され、エミリーとシンディがどこにいるかピンポイントで分かるようにした。
「じゃ、お前達、頑張れよ」
「はい」
「お任せ・ください」
「絶対、無事で戻ってこいよ。お前は南里先生の形見なんだから」
「かしこまりました。プロフェッサー平賀」

 こうして2機のマルチタイプは、セキュリティゲートを越え、アルバートの研究所へと向かった。
 相変わらず上空は雷鳴が轟き、強い雨が降っていた。
 もちろんマルチタイプ達には、こんな大雨どこ吹く風である。
 『走る司令室』のモニタで左側はエミリーの視点、右側はシンディの視点が映し出されている。
 基本的にはマルチタイプ達の行動に任せるが、司令室内の通信機などを使ってエミリー達に指示を出すことは可能だ。
 まずは2人して研究所に向かうが、本当のセキュリティエリアを越えると、早速現れた。
「グオオオッ!」
 それは犬型ロボット。
 山地にある研究所らしく、あえて人型ロボットではなく、犬型を使っているらしい。
 シンディ達の姿を見ると、飛び掛かって襲って来た。
 シンディは右手をマシンガンに変形させるが、すばしっこい犬型ロボットにはなかなか当たらない。
「ぐっ!」
 右手に噛み付かれた。
 すぐに振り払う。
 こういう時、有利なのはエミリーが装備しているショットガンだ。
 猟銃としても使用されるだけあって、正に獣型には打ってつけ。
 シンディはマシンガンからマグナムに変形させると、それで猪突猛進に攻めてくる犬型ロボットを撃ち抜いた。
「シンディ、大丈夫か?」
 エミリーが犬型ロボットを一掃した。
「何とかね。獰猛なのは苦手。もっと可愛いのがいいわ」

 敷島:「チワワを番犬に使う研究所はいないだろうな」

 犬型モンスターの大半はドーベルマンやシェパードを模したものであった。
 何とか研究所の周りの番犬達を一掃させたシンディ達は、研究所の正面入口に到達した。
「それにしても、現れたのは犬だけで、あのジャニスとかルディとかはいないね?」
「中で・待ち構えて・いる・恐れが・ある。油断・するな」
「了解」
 正面入口には鍵が掛かっておらず、中に入ることができた。
 入った場所は当然エントランスホールになっているわけだが、人の気配もロイドの気配も無かった。
「静かね。まるで、時までが止まっているかのよう」

 敷島:「まずは所長室に向かってくれ。いきなりそこにアルバート所長がいるとは思えないが、それでも何かしらの手掛かりがあるだろう」

 敷島が『走る司令室』の中から、通信機でエミリー達に指示を出した。
「了解」
「かしこまりました」
 研究所の内部構造は、既にエミリー達のデータに入っている。

 平賀:「こういう時、敷島さんの指令は頼りになりますね」
 敷島:「私とて東京決戦の経験者ですから、その経験を踏まえているだけです」

 2機のマルチタイプはエントランスホールから所長室へ向かう廊下を進んだ。
「来たわよ!」
 廊下の向こうから、リンやレンを浚ったものと同型と思われるバージョンAが向かって来た。
「排除・するぞ!」
「了解!」
 バージョンA達も右手を銃火器に換装している。
 奴らが発砲する前に、こちらから先制攻撃を仕掛けるのが勝利の鍵であることを、エミリー達は学習してきた。
 従って、バージョンAでさえも、マルチタイプの前ではザコなのである。
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“Gynoid Multitype Cindy” 「アーカンソーへ到着、そして……」

2016-05-21 20:49:01 | アンドロイドマスターシリーズ
[5月15日17:30.天候:曇 アメリカ合衆国アーカンソー州リトルロック・ノースリトルロックバスターミナル]

 マクドナルドで昼食を取った後も、何度か休憩を繰り返し、ようやくバスはアーカンソー州に入った。
 グレイハウンドのバスターミナルは基本、市街地にあることが多いが、リトルロックに関しては例外で、アーカンソー川の南岸に市街地があるのに対し、バスターミナルは北岸の郊外(ノース・リトルロック)にある。
 尚、確かにリトルロック市そのものの人口は20万人にも見たないが、州都ということもあり、その都市圏全域を含めれば60万人くらいの人口があるという。
 バスがバスターミナルに到着した時、運転手が何やら喜んでいた。

〔「今日は奇跡的に『Just on time.』ですよ!神に感謝しましょう!」〕

 敷島は時計を見た。
 確かに時刻表通りだが、そんなに喜ぶべきものなのか。
「そうね。むしろ、何か不吉な予感がするくらいだわ。祈っておきましょうね」
 アリスはバッグの中から十字架を出した。
 熱心な信者ではないのだが、一応アリスはクリスチャンである。
「そんな大げさな……」
 敷島は肩を竦めた。
 バスから降りると、テキサス州よりは涼しいように思えた。
「お世話様〜……あ、いや、Thank you.」
 敷島は運転手に日本語で言ったが、すぐに英語で言い直した。
「Have a nice trip!」
「『良い旅を』ですって」
 アリスが運転手の挨拶を日本語に訳した。
 バスの荷物室から係員が荷物を降ろしており、シンディとエミリーが受け取った。
「鳥柴さん、これからどうするんですか?」
「会社から迎えが来ることになっていまして、それで向かいます」
「えっ?一泊してから行かないの?」
 と、敷島。
「本社からの通達で、今日中に決着を付けて欲しいとのことです」
「決着を付けるも何も、そもそもアルバートのラボで何が起きているのかも分からないのにねぇ……」
「とにかく、迎えが来るまで、ここのバスターミナルで待っているようにとのことです」
「何か、腹ごしらえしたくなってきたなぁ。トイレ休憩挟んで、何か食べて来ていいですか?」
 敷島は自分の腹を触りながら言った。
「ゆっくり食べてるヒマは無いと思うので、テイクアウトにしてください」
「えー?じゃまたマックー?」
「いや、敷島さん。確かこのバスターミナルの外に、ピザ屋があったはずです」
 と、平賀。
「さっき、バスの窓から見ました」
「ありましたっけ?」
「ドミノピザっぽいです」
「へえ!ドミノピザって、アメリカにもあるんだー!?」
「いや、あの……ドミノピザってアメリカが創業地ですよ?」
 敷島の天然反応に平賀が呆れた。

 護衛の為に今度はシンディが同行する。
「何か、ピザよりもホットドッグのセットの方が早くできそうだ」
 シンディが代わりに英語で店員に注文した。
「お前はいいよなぁ……。充電すればいいんだから」
「おかげさまで」
 シンディとエミリーはバスの充電コンセントで、しっかり充電していた。
 尚、当然日本とは電圧が違うが、そこはちゃんと変圧器を使っている。

 敷島は自分だけでなく、アリスの分もちゃんっと買って行った。
 平賀と鳥柴はターミナル内のカフェテリアを利用していたみたいだが、あまり美味くなかったもよう。
 そうしているうちに、ターミナルの外にバスが止まった。
「ああ、あれですね」
 と、鳥柴。
 大きさは、まるでさっき乗って来たグレイハウンドバスを彷彿とさせる。
 だが、近づいて見ると、本当にバスなのかどうか怪しかった。
 側面にはデカデカと、『Daylight Corporation International』と書かれており、まるでデイライト社の送迎バスのようにも見える。
 だが、バスにしては側面に窓がほとんど無かった。
「はーい、お待たせー」
 バスの乗降扉を開けて降りてきたのは、キースとクエントだった。
「キース!クエント!」
「キミ達はバスまで運転できるのか?」
 平賀が驚いた様子で聞くと。
「ゴメーン!僕はキャデラックしか乗れないんだ。ベンツなら、キースだよ」
 よく見ると確かにこのバス、ベンツのログマークが入っていた。
「アメリカ企業なのに、ベンツを使うとは……」
 敷島が呆れた様子だった。
「まあ、いいから乗った乗った」
「うおっ!」
 キースに促され、乗り込んでみると、車内はただのバスではないことに改めて気づいた。
 普通に座席があるのは、前から2列目まで。
 そこから後ろは、モニターや端末などが並んでいる。
「何ですか、これは!?」
 敷島が目を丸くすると、クエントが眼鏡を掛け直し、胸を張って答えた。
「これが『走る司令室』だよ。エミリーとシンディのカメラをこのモニタで見ることができる」
「へえ!」
 試しにシンディと接続してみると、確かにシンディの視点がモニタに映った。
「おー、こりゃいい」
「というわけで、現地に出発するよ!」
「ここからアルバートの研究所までは、ものの1時間といったところだろう。運転は俺に任せてくれ」
「頼んだよ、キース」
 ところが敷島達が座席に座った時、事件は起きた。
「はーい、こちらクエントー」
 バスが走り出し、クエントはキースの横に立っていた。
 クエントのケータイに電話が掛かる。
「……は!?」
 クエントは最初、何が起きたか分からない様子だった。
 そして、敷島の手持ちのタブレットからもアラームが鳴る。
「リンとレンに異変が!?」
「社長!リンとレンからSOS信号を受信!」
「ダラス支社が・何者かに・襲われた・もようです!」
 シンディとエミリーがほぼ同時に報告した。
「一体、誰が!?」
「バージョンAだって!?」
 キースが混乱した様子でそう聞き返した。
「バージョンA!?」
「バージョン4.0とか5.0とかの親戚ですかね?」
「急いで、ダラスに引き返そう!」
 鳥柴も電話を受けていたが、切った後で言った。
「いえ、本社からの通達です。私達はアルバート所長の研究所に向かうようにと」
「バカなっ!リンとレンはうちの商品ですよ!?それが異常があったというのに!」
 すると、バスの後ろ半分改造された『走る司令室』のモニタの電源が勝手に点いた。
 モニタは3つあるのだが、そのうちの真ん中のモニタだ。
 そこに映っていたのは、バージョン5.0に似た個体。
 それまでの4.0が体型ずんぐりむっくりで、素早い動きができなかったのだが、5.0は体型がスマートになり、その分動きも素早くなっている。
 恐らく5.0のアメリカ版だろう。
 アリスはデイライト・ジャパンに入社した際、5.0の設計図を会社に渡していた。
 それに連れ去られるリンとレンの姿があった。
 驚くことに、アメリカ製のバージョン・シリーズ最新型は空が飛べるらしい。
 それと随行する者がいた。
「あっ、あいつは……ジャニス!」
 アルバートが製造・開発した双子マルチタイプの姉の方、ジャニスだった。
 ジャニスは不敵な笑みを浮かべながら、

〔「デイライトの人間どもに告ぐ!このボーカロイド達を助けたかったら、マスターのお城まで来ることね!」〕

 と、言い放った。
「リンに似た顔してる癖に、何か凶悪そうだぞ!?」
「エミリー、命令1つ追加だ。リンとレンを何としてでも救出しろ」
 平賀がエミリーに命令した。
「イエス。プロフェッサー平賀」
「シンディ、お前もだぞ」
「了解、社長」
 折しも天候は悪くなり、雨が降り出してきた。
 バスは規則正しくワイパーを動かしながら、アルバートの研究所へと向かった。
コメント (5)
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