報恩坊の怪しい偽作家!

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本日の動静 0509

2016-05-09 16:17:11 | リアル旅行記
 3月下旬に臨終した祖母の四十九日法要を明日に迎え、再びまた仙台の実家に帰省した。
 利用したのは経費節減の折、夜行バス。
 最近はバス側の過失による事故が散見されるが、私はなるべく信用性の高い会社を選んで乗った。
 私が乗ったのは東北急行バスの“スイート”号。
 名前が付いたのはここ何年かの間だが、路線自体は1962年の開業以来、存在し続けている老舗である。
 無論、当時はまだ東北自動車道は無く、ひたすら下道を走り抜けるコースで、それすらもろくにバイパスも開通していなかったわけだから、今となっては経路不明(特に福島県内の“福島バイパス”旧道区間はルート不明。大学の近くを通っていた?)の旧道を通っていたはずだ。
 今は東京駅八重洲通りバス停を出たら、すぐに宝町の出入口から首都高に入り、あとは仙台市内までずっと高速道路を走り続ける。

 “スイート”号の詳細については、ウィキペディアや“バスターミナルなブログ”様にお任せするが、最近流行りの独列3列シート車で運転される。
 両側の窓際に1人用の席が配置され、車体のど真ん中にも1人用の座席が配置される。
 通路はその真ん中席の両側というもの。
 ウィキペディアや“バスターミナルなブログ”の管理人さんの乗車記では、日野の前年式セレガRが使われていたが、私の時もそうだった。
 それも、高速路線バスにしては珍しいスーパーハイデッカータイプ。
 交通バリアフリー法に殴り込みだぜ、ヒャッハー!
 日曜日の出発日だったせいなのか、混み具合は大したことはなかった。
 私を含め、窓側席が全部埋まり、ド真ん中席は1人か2人しか座ってなかったくらい。
 そういう時、真ん中席は荷物置き場になる。
 ウィキペディアには記載されておらず、“バスターミナルなブログ”の管理人さんが乗車された時は無かったようだが、私が乗った時には通路と座席を仕切るカーテンが設置されていた。
 ま、引いてみると変な圧迫感があるので、私は使用しなかったが。
 アイマスクに耳栓を使用すれば、使用しなくとも私は気にしない。
 相場通りの運賃(6000円)を請求してくるせいもあったのかもしれない。
 試しにもっと安いウィラーエクスプレスの似たような時間の便を検索してみたら、満席になっていた。
 客側、ESPバス事故の教訓を全く学習していない。
 運転手は1人だけだが、私それでいいと思う。
 2人いたって、事故る時は事故るものだ。
 実際、北陸道で宮城交通の夜行バスが事故った時も、ESPバスが事故った時も運転手は2人乗っていた。
 結局、2人乗っていたからといって意味は無いということである。
 アメリカのグレイハウンドバスも、途中のバスターミナルで別の運転手と交替することがあるとはいえ、やはり乗務中は運転手1人とのこと。
 その代わり、GPSでルート監視やら車内カメラなどはガッツリ稼働しているらしい。

 フットレストとレッグレスト、それに毛布があったので、早速私はそれを使用して仮眠体制に入る。
 “大魔道師の弟子”のイリーナは昼間のバスでも爆睡可能だが、作者の私はそうはいかない。
 途中、寝落ちしては起き、また寝落ちしては起きの繰り返しだ。
 客が降りられる途中休憩があったので降りてみた。
 そこは佐野サービスエリア。
 ドッグランがあったり、上り線側はロッジがあったりと、まるで東名高速の足柄サービスエリア並みの設備を持つが、広さはそれほどでもない。
 トイレだけ利用して戻る。
 ところで、この“スイート”号、東京駅八重洲通りを23時55分に出発して、仙台駅前には5時28分に着くようになっている。
 これ、かなりダイヤが余裕に作られている。
 これもまた事故防止の為には必要なことなのだろう。
 “バスターミナルなブログ”の管理人さんは、東北急行バスを堅実な経営をしている会社と評されており、私も賛同させて頂いたが、ダイヤの作りにもそれが表れているということである。
 実際に仙台駅前に到着した際、10分ほどの早着であった。
 遅着上等の“やきそばエクスプレス”では有り得ない。
 尚、“スイート”号では福島駅東口にも停車し、何人か降りたような気がしたが、乗車してきたような客はいなかったように思う。
 ……うん、実はこのバス、福島からの途中乗車も可能という珍しい夜行バスなのである。
 これは長い歴史を歩んで来た名残で、まだ国道をひたすら走り続けていた時代から行われていることなのだという。

 地下鉄東西線が開通してから、夜行バスの乗り継ぎが楽になった。
 それまではバスの始発が遅く、タクシーに乗り換えなければ家に着けなかったのだが、今では始発電車に乗り継ぎが可能となった。

 で、今日はここで終わらない。
 せっかく1日何もすることが無いのだから、少し遊んでこよう。
 実は前回帰省した時、余った時間で乗りバスした時に目を付けた路線バスがある。
 それに乗ってみようと思った。
 地下鉄荒井駅とJR多賀城駅を結ぶミヤコーバス(宮城交通100%出資の子会社)が運行する路線。
 2時間に1本というローカルチックな路線である。
 まずは地下鉄東西線で仙台駅へ。
 そこからJR仙石線のあおば通駅とは地下道で繋がっている。
 仙石線ホームに行くと、ちょうど多賀城行きの電車が止まっていた。
 今は元・山手線と元・埼京線の205系を寄せ集めて改造した4両編成だが、昔は元・京浜東北線の103系が改造されて走っていた。
 その時、クモハ103という車両があり、私のペンネームに統合した新しいハンネはそこから取っている。
 そんなことを思い出しながら、バスが出ている多賀城駅に向かう。
 座席のモケットなど、埼京線時代のままだ。
 この前もたまたま埼京線の205系に乗る機会があり、ボーッとしているとつい混同してしまう。

 多賀城駅に着いて、バス停でバスを待つが、全く私の他にバスを待つ人はいない。
 2時間に1本じゃなぁ……。
 因みにこのバス、新しくできた水族館の前を通ったり、“仙台コミケ”が行われる夢メッセみやぎの前を通ったりするのだが、賑わうのは土休日か。
 もっとも、土休日であっても2時間に1本であることは変わらない。
 “大魔道師の弟子”で主人公達も行った大江戸温泉物語の最寄りのバス停も通る。
 車種は日野・レインボーⅡで、埼玉では東武バス系統で運転されている中型バスである。
 これを大型車並みに長くしたタイプは東武バスの他に都営バスでも運転されているが、見た目が似ているからか、ファンからは“ダックスフント”と呼ばれることがある。
 尚、終点まで30分以上掛けて走り、運賃は600円である。
 明らかに、都営バスの方が安い。
 しかし、こういうローカル路線バスでもSuicaが使えるのは有り難いことだ。
 私はポイントを使って、安く乗らせて頂きましたが。

 荒井駅からはまた地下鉄に乗って、市街地を目指した。
 そういえば、昨日は母の日である。
 せっかく帰省したのだから、何かプレゼントでも買っていこう。
 さすがに四十九日法要を明日に控えて、カーネーションは無いだろうが、しかし変な物を贈っても無駄になるだけだ。
 そこでJTBに行き、そこでギフト券を買ってきた。
 これなら商品券代わりに使えるし、最悪換金しても良い。
 無駄にはならないだろう。

 それにしても、東西線が開通してから、帰省後はまずタクシーに乗らなくなった。
 夜行バスからの乗り継ぎはもちろん、友人達と飲みに行って遅くなっても、バスより今の終電の方が遅いのである。
 帰省後も経費節減できるのだから素晴らしい。
 コストパフォーマンスは大事だからね。

 JTBに行った目的は、何も母の日のプレゼントを買うだけではない。
 航空時刻表をゲットして、敷島達のアメリカ行きの航空ダイヤなどを調査する目的もあった。
 窓口がもう少し空いていれば、社員に国際線の時刻についてゆっくり尋ねることができたのだが、チケットを買いもしないのに、ただ話だけ聞くってのもね。

 これで私の今日の1日は終わり。
 あとは持って来たアニメでも観ていよう。
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