[9月20日18時00分 天候:晴 東京都墨田区菊川 愛原のマンション]
リサ「ただいま」
夕方になり、リサが帰宅してきた。
愛原「お帰り。遅かったな。また、下校時刻ギリギリまで絵のモデルか?」
リサ「うん。3連休はモデルができないから、急いで仕上げるって」
愛原「仕上げるったって、展覧会は10月なんだろう?まだ時間あるんじゃない?」
リサ「展覧会ギリギリに終わらせるんじゃなく、まずは校内のコンペに出さないと。サクラヤの絵が展覧会に出れるかどうかは、それから」
愛原「あれだけ苦労して描いたのに、コンペに落ちたら展覧会に出せないのか。厳しいな」
リサ「美術部の部室には、そういう絵が何枚もあるんだって」
愛原「そりゃ勿体ない」
リサ「わたしの絵だから、先生にも見てもらいたい」
愛原「そうだな。出来上がったら、見せてもらうよ」
リサ「展覧会には、何としてでも出れるようにしないと」
愛原「『ブルマ復活運動』みたいに、アンフェア過ぎるやり方はやめろよ?」
リサ「う、うん。分かってる」
リサのヤツ、絵の具に自分の血や寄生虫の体液を混ぜるとか言ってなかったか?
血気術か何かでも使う気か?
リサ「ちょっと着替えてくる」
愛原「ああ」
リサは自分の部屋に向かった。
高橋「すぐ飯だからな?」
リサ「分かってる」
リサは自分の部屋に入った。
そして、すぐに制服姿から、体操服にブルマ姿になった。
ブルマは絵のモデルの衣装に着ている物(赤いラインの入った半袖丸首体操服と、紺色のブルマ)だった。
恐らくスカートの下にそのまま穿いてきて、上だけ着替えてきたといった感じか。
リサ「お兄ちゃん、体操服汚れたから洗ってね」
高橋「あぁ?」
高橋が怪訝な顔をしたので、私がフォローした。
愛原「リサのヤツ、今日体育があったんだけど、今日の午前中は降ったり止んだりの天気だっただろ?校庭で授業があったんだけど、雨上がりの校庭で走り幅跳びなんてやらされてみろ?どうなるか、想像つくだろう?」
高橋「……そういうことでしたか。それなら、まあ……。おい、砂とかはちゃんと落としたんだろうな?」
リサ「それは大丈夫」
リサは砂や土で汚れた学校の体操服と、緑色のブルマを脱衣カゴに入れた。
学校指定の物は、緑色のラインの入った丸首半袖と、緑色のブルマ。
リサ「因みに、明日も体育がある」
愛原「替えの体操服はあるな。ブルマは?」
リサ「もちろん、ある」
上の体操服は元からあったものだが、ブルマに関しては、1着は学校指定の衣料品販売店(学販)で、何とか在庫として眠っていた物を購入したもの。
もう1着はネット通販で、新品ではあるが、別のメーカーから購入したもの。
色合いは同じだが、当然ながらタグは違うし、ややデザインも異なる。
ピンタックが入っていることもあり、どちらかというとバレーブルマに近い。
今日穿いたものは前者で、明日穿くのは後者である。
尚、絵のモデルの衣装用として購入した物にあっても、同じように通販で購入したものだ。
リサ「明日は、もう1着のヤツを穿いていく」
愛原「そうか」
リサ「緑と紺と来たら、今度は青と赤だよね。それも今度買って、先生に見せてあげるね」
愛原「そ、それはありがとう」
私達は食卓に就いた。
リサ「今日のご飯は?ステーキ!?」
愛原「残念だ。オマエ、献花用の花を枯らしたらしいな?」
リサ「な、何でそれを?」
愛原「栗原さんから聞いたぞ!」
リサ「げっ!しまったぁ!」
愛原「減点だ!ビーフステーキじゃなく、ポークソテーだ!」
高橋「先生に言われて、豚肉また買いに行くハメになったんだぞ!コラァ!」
愛原「悪いな」
高橋「いえ。幸いにして、100円ローソンで売ってたんで助かりました」
愛原「そうか。あそこは、他のコンビニと違って、そういう食品も扱ってるんだったな」
高橋「そうです」
高いビーフステーキ肉などはさすがに扱っていないが、それより安い豚のロース肉は売ってたか。
リサ「肉が食べられるのならOK!頂きます!」
リサは早速箸を取り、豚肉を頬張ったのであった。
愛原「因みに昼は何食べた?」
リサ「鶏の竜田揚げ定食!」
愛原「何か、社員食堂のメニューみたいだなぁ……」
リサ「そう?」
リサは特に気にしていなかった。
肉料理が食べられれば、何でもいいという感じである。
リサ「……そしたらさぁ、ヨドバシのヤツ、余計お尻がビチョビチョになってんの!」
愛原「ははは、それは大変だ」
リサ「パンツまでビチョビチョになってるから、着替えるのが大変!」
愛原「で、どうしたんだ?」
リサ「しかも、保健室にあった代わりの体操服が短パンしか無かったの」
愛原「ま、まさか男子用!?」
リサ「ううん、ちゃんと女子用。びっくりしたね。保健室って、体操服だけじゃなく、パンツの予備もあるんだよ」
愛原「あー……何か聞いたことあるなぁ……」
リサ「だから、生徒会長もお漏らしした後、替えのパンツがあったんだね」
愛原「そういうことか。でも、リサ達もリサ達で大変だったんじゃないか?」
リサのブルマも、相当濡れたようだが……。
リサ「わたしは衣装用のブルマがあったからね。で、パンツまでは濡れなかった」
愛原「そうか」
リサ「でも、コジマとかは、パンツも替えてたよ」
愛原「替えの下着、持って来てたんだ?」
リサ「生理用のね。コジマ、生理がそろそろ来るかもしれないからって、それ用のパンツ持って来てたの」
愛原「そういうことか。俺の頃は、全く知る由も無かったな。俺の時も、周りの女子達はそんな感じだったろうに……」
リサ「先生の為に、もっと色々教えてあげるね!」
リサは鼻息を荒くして私に言った。
愛原「う、うん。ありがとう」
本当は学内のことは、リサに任せて良いはずなのだ。
しかし、『ブルマ復活運動』の件以来、何だかそれが怖くなってしまった。
リサ「ただいま」
夕方になり、リサが帰宅してきた。
愛原「お帰り。遅かったな。また、下校時刻ギリギリまで絵のモデルか?」
リサ「うん。3連休はモデルができないから、急いで仕上げるって」
愛原「仕上げるったって、展覧会は10月なんだろう?まだ時間あるんじゃない?」
リサ「展覧会ギリギリに終わらせるんじゃなく、まずは校内のコンペに出さないと。サクラヤの絵が展覧会に出れるかどうかは、それから」
愛原「あれだけ苦労して描いたのに、コンペに落ちたら展覧会に出せないのか。厳しいな」
リサ「美術部の部室には、そういう絵が何枚もあるんだって」
愛原「そりゃ勿体ない」
リサ「わたしの絵だから、先生にも見てもらいたい」
愛原「そうだな。出来上がったら、見せてもらうよ」
リサ「展覧会には、何としてでも出れるようにしないと」
愛原「『ブルマ復活運動』みたいに、アンフェア過ぎるやり方はやめろよ?」
リサ「う、うん。分かってる」
リサのヤツ、絵の具に自分の血や寄生虫の体液を混ぜるとか言ってなかったか?
血気術か何かでも使う気か?
リサ「ちょっと着替えてくる」
愛原「ああ」
リサは自分の部屋に向かった。
高橋「すぐ飯だからな?」
リサ「分かってる」
リサは自分の部屋に入った。
そして、すぐに制服姿から、体操服にブルマ姿になった。
ブルマは絵のモデルの衣装に着ている物(赤いラインの入った半袖丸首体操服と、紺色のブルマ)だった。
恐らくスカートの下にそのまま穿いてきて、上だけ着替えてきたといった感じか。
リサ「お兄ちゃん、体操服汚れたから洗ってね」
高橋「あぁ?」
高橋が怪訝な顔をしたので、私がフォローした。
愛原「リサのヤツ、今日体育があったんだけど、今日の午前中は降ったり止んだりの天気だっただろ?校庭で授業があったんだけど、雨上がりの校庭で走り幅跳びなんてやらされてみろ?どうなるか、想像つくだろう?」
高橋「……そういうことでしたか。それなら、まあ……。おい、砂とかはちゃんと落としたんだろうな?」
リサ「それは大丈夫」
リサは砂や土で汚れた学校の体操服と、緑色のブルマを脱衣カゴに入れた。
学校指定の物は、緑色のラインの入った丸首半袖と、緑色のブルマ。
リサ「因みに、明日も体育がある」
愛原「替えの体操服はあるな。ブルマは?」
リサ「もちろん、ある」
上の体操服は元からあったものだが、ブルマに関しては、1着は学校指定の衣料品販売店(学販)で、何とか在庫として眠っていた物を購入したもの。
もう1着はネット通販で、新品ではあるが、別のメーカーから購入したもの。
色合いは同じだが、当然ながらタグは違うし、ややデザインも異なる。
ピンタックが入っていることもあり、どちらかというとバレーブルマに近い。
今日穿いたものは前者で、明日穿くのは後者である。
尚、絵のモデルの衣装用として購入した物にあっても、同じように通販で購入したものだ。
リサ「明日は、もう1着のヤツを穿いていく」
愛原「そうか」
リサ「緑と紺と来たら、今度は青と赤だよね。それも今度買って、先生に見せてあげるね」
愛原「そ、それはありがとう」
私達は食卓に就いた。
リサ「今日のご飯は?ステーキ!?」
愛原「残念だ。オマエ、献花用の花を枯らしたらしいな?」
リサ「な、何でそれを?」
愛原「栗原さんから聞いたぞ!」
リサ「げっ!しまったぁ!」
愛原「減点だ!ビーフステーキじゃなく、ポークソテーだ!」
高橋「先生に言われて、豚肉また買いに行くハメになったんだぞ!コラァ!」
愛原「悪いな」
高橋「いえ。幸いにして、100円ローソンで売ってたんで助かりました」
愛原「そうか。あそこは、他のコンビニと違って、そういう食品も扱ってるんだったな」
高橋「そうです」
高いビーフステーキ肉などはさすがに扱っていないが、それより安い豚のロース肉は売ってたか。
リサ「肉が食べられるのならOK!頂きます!」
リサは早速箸を取り、豚肉を頬張ったのであった。
愛原「因みに昼は何食べた?」
リサ「鶏の竜田揚げ定食!」
愛原「何か、社員食堂のメニューみたいだなぁ……」
リサ「そう?」
リサは特に気にしていなかった。
肉料理が食べられれば、何でもいいという感じである。
リサ「……そしたらさぁ、ヨドバシのヤツ、余計お尻がビチョビチョになってんの!」
愛原「ははは、それは大変だ」
リサ「パンツまでビチョビチョになってるから、着替えるのが大変!」
愛原「で、どうしたんだ?」
リサ「しかも、保健室にあった代わりの体操服が短パンしか無かったの」
愛原「ま、まさか男子用!?」
リサ「ううん、ちゃんと女子用。びっくりしたね。保健室って、体操服だけじゃなく、パンツの予備もあるんだよ」
愛原「あー……何か聞いたことあるなぁ……」
リサ「だから、生徒会長もお漏らしした後、替えのパンツがあったんだね」
愛原「そういうことか。でも、リサ達もリサ達で大変だったんじゃないか?」
リサのブルマも、相当濡れたようだが……。
リサ「わたしは衣装用のブルマがあったからね。で、パンツまでは濡れなかった」
愛原「そうか」
リサ「でも、コジマとかは、パンツも替えてたよ」
愛原「替えの下着、持って来てたんだ?」
リサ「生理用のね。コジマ、生理がそろそろ来るかもしれないからって、それ用のパンツ持って来てたの」
愛原「そういうことか。俺の頃は、全く知る由も無かったな。俺の時も、周りの女子達はそんな感じだったろうに……」
リサ「先生の為に、もっと色々教えてあげるね!」
リサは鼻息を荒くして私に言った。
愛原「う、うん。ありがとう」
本当は学内のことは、リサに任せて良いはずなのだ。
しかし、『ブルマ復活運動』の件以来、何だかそれが怖くなってしまった。