報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

本日の雑感 0307

2016-03-07 19:25:09 | 日記
ドライブレコーダー義務化=貸し切りバス、教育活用も―国交省

 韓国メーカー・ヒュンダイのバス、“ユニバース”が最悪だという話は御登山の時によく述べている。
 韓国側の新聞は『日本に大好評』みたいなことを書いているのだが、実態は違う。
 日本の貸切バスが、急増する外国人ツアーに対応できず、運転手不足やバス不足であることが報道されている。
 日本のメーカーだと注文してから納車されるまでの期間が普通乗用車と比べてとても長く、需要に追い付けないのが現状だ。
 また、価格も高い。
 そこで(日本車よりは)価格が安く、納車期間も短いヒュンダイに間に合わせで注文し、臨時に導入しているのが実情であるという。
 実際私は昨年7月から12月までは臨時に、今年1月から今に至るまでは正式に、不特定多数の来場者が出入りし、団体バスもやってくる施設に派遣されているが、そこにやってくるバスのほぼ全てが国産車である。
 ヒュンダイを扱ったこともなければ、やってきた所を見たこともない。
 中にはイーエスピーのような零細企業もいるだろうに、そういう所ですら国産車なのである。
 実際、事故ったイーエスピーが運行させていたバスは三菱ふそうの旧型エアロである。

 私が見たニュースでは、山岳区間の多い日本に合わせるため、日光のいろは坂でテスト走行を繰り返したとあったが、その割には大石寺の手前にあるきっつい坂を登るのに相当苦労していたぞ?
 他の国産バスだと、楽チンで登っていたことと比較してだ。
 また、1番前の席に座ると、フレームのせいで横の景色が見えづらい上、乗降扉の横にある金属製の仕切り棒が目障りというのもある。

 1つだけ褒めることがあるとすれば、車高が国産車より低いので、地面からの段差は低くて済んでいるかもしれない。
 が、その為に、大型バス駐車場で車止めにバンパーをぶつける恐れがあるということ。

(※追記:いわゆる“上高地仕様”と呼ばれる、釜トンネルを通過できるように設計されたバスは、国産車であっても、車高が低く設計されているらしい。それを所有しているバス会社の運転手と話をする機会があり、会社でも『車止めに注意』と教育されたことがあるそうだ)

 来月また支部登山で“やきそばエクスプレス”に乗る機会があるだろうから、またヒュンダイに当たらないか不安である。
 富士急静岡バスが導入した経緯は知らないが、富士山が近いだけに、やはり外国人ツアーに対応する為に増車した結果であろう。
 導入して間もないこともあり、新車の部類に入るわけで、新車なら本来は当たりなのだが、何だろう?当たり感がサッパリ無いのは……。
 因みに他に富士急グループで導入を現認したのは、富士急平和観光である。
 眺望も売りの観光バスに、ヒュンダイの導入は明らかに間違いだと思うが。
 1A席の左展望の悪さといったら……。

 尚、富士急静岡バスにおいては、ヒュンダイが更に増車されたことは確認していない。
 また、一般路線バスにおいては全て国産車である。

 閑話休題。
 昨日は偉そうにトチロ〜さんのブログに対して、勝手な考察をしてしまったが、“あっつぁブログ”が遺したものは大きい。
 大きく変わったことは、ブログ運営者が限定的になったこと。
 私のようにほぼ毎日更新している者は少なくなり、過疎化してしまったり、閉鎖されてしまった所は多かった。
 そして、コメント投稿者の棲み分けもなされるようになった。
 私も軽々しく、それまでの所以外の所へコメントをすることはなくなった。
 特に、アメブロ。
 いおなずんさんの所だけが例外だと思う。
 何故なら、アメブロは武闘派が多いから。
 私とは、どうしても相容れないんだな。
 gooブログを使っている人達は少ない。
 私と同じ支部の人で、私なんかよりずっと社会的地位が高く、功徳も溢れ出ている人がいるのだが、その人くらいではないかな。
 ああ、あと“亡国の坂道”さんね。

 あ、そうだ。
 実はある人から、こんな指摘を受けたことがある。
「2月1日の登山日記で、『塔中坊で迷子になって、会場入りできなかったから布教講演バックレた』みたいことが書いてあったが、元・塔中坊の信徒だったくせに塔中坊で迷子になるのか?」
 というもの。
 冷や汗が出た。
 この真相については……まあ、私と直接お会いした時にでもお話ししよう。
 何故私が、『総坊や大講堂だったら参加するのになぁ』と言っている理由ともリンクする。

 私もまだ報恩坊さんから出たことの罪障は残っているということだね。
コメント (9)
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“Gynoid Multitype Cindy” 「敷島エージェンシーの平和な昼間」

2016-03-07 13:26:17 | アンドロイドマスターシリーズ
[3月4日11:00.天候:雨 東京都港区六本木・四季エンタープライズ本社 シンディ、敷島孝夫、井辺翔太、敷島俊介]

 敷島達は敷島エージェンシーの親会社である大手芸能事務所、四季エンタープライズに来ている。
 因みにこの事務所は別に、あの劇団四季とは何の関係も無い。
 創業者の名字が敷島、敷島の『敷』を取って、『敷』を『四季』に変換しただけである。
 で、
「四季エンタープライズは四季(年間)を通して、いつでも営業中です」
 という意味とのこと。

 敷島(孝):「それじゃ伯父さん……いや、社長。今後とも、よろしくお願い致します」
 井辺:「よろしくお願い致します」
 敷島(俊):「それはこちらに任せてもらって大丈夫。最初はどうなることかと思ったが、思ったより好調のようで、何よりだよ」

 敷島(孝)を25歳は老けさせたといった感じの敷島俊介社長は右手を振って答えた。

 敷島(孝):「社長は芸能界歴40年ですから、本当に安心です」
 敷島(俊):「経営者としては、まだ30年くらいだがね。最初の10年間は違う芸能事務所に入社して、そこでアイドルのマネージャーだのプロデューサーだのをやっていた」

 つまり敷島俊介社長自身が、芸能界の表舞台にデビューして活躍していたわけではない。
 敷島孝夫や井辺翔太のように、裏方のプロデューサー業務に徹していたというわけだ。

 敷島(俊):「だから新人マネージャーの教育はこちらに任せてもらって大丈夫だが、しかし、あくまでこちらのやることは、人間のアイドルをどのように管理するか、だからね?そちらのボーカロイドとやらをどのように管理するかは、そちらでやってほしい。つまり、マネージャーとしてどうあるべきか、という基本中の基本しか教えられないというわけだ」
 敷島(孝):「それで十分です。本当に、ありがとうございます」
 敷島(俊):「しばらくの間は、こちらからも社員を出向させるが、もちろんそれとて、いつまでもというわけにはいかない。早く、キミの道を確立させて欲しい」
 敷島(孝):「分かりました」

[同日11:34.天候:雨 都営地下鉄六本木駅 シンディ、敷島孝夫、井辺]

 四季エンタープライズをあとにした3人は、敷島エージェンシーに戻る為、地下鉄の駅に向かった。

 井辺:「しかし、驚きました。四季エンタープライズさんと言えば、業界でも大手に指折りされる所であると伺ったことはありますが、その本社が六本木ヒルズにあるとは……」
 敷島:「昔は池袋にあったんだけどね。ま、年に何億円も稼ぐスターを多数抱えている所だから、ヒルズに入居することも可能なんだろう」
 井辺:「何だか圧倒されますね」
 敷島:「そんな大手も零細企業だった時期はあるわけで……。特に伯父さんの所は、うちと違って何のバックボーンも無くスタートしたから、相当苦労したと思うよ」
 井辺:「ですよねぇ……」

〔♪♪(接近チャイム)♪♪。まもなく1番線に、大門、両国方面、都庁前行き電車が到着します。ホームドアから離れて、お待ちください〕

 トンネルの向こうから、轟音と強風を立てて電車がやってくる。
 シンディのスリットの深いロングスカートがそれで靡くが、彼女はそれを特に気にする様子は無い。

〔1番線の電車は、大門、両国方面、都庁前行きです。六本木、六本木。日比谷線は、お乗り換えです〕

 3人は電車に乗り込んだ。
 敷島と井辺は着席するが、シンディはその前に立って彼らの護衛に当たる。

〔1番線から、大門、両国方面、都庁前行き電車が発車します。閉まるドアに、ご注意ください〕

 電車は短い発車メロディの後、ホームドアと車両のドアを閉めて発車した。

〔この電車は大門、両国方面、都庁前行きです。次は麻布十番、麻布十番。南北線は、お乗り換えです。お出口は、右側です〕

 敷島:「この調子で行けば、お昼には帰社できるな」
 井辺:「そうですね。午後からはMEGAbyteのCDジャケ撮影に同行しようかと思います」
 敷島:「おー、新曲か。それはいい。俺も試聴してみたけど、まるで人間が歌っているかのようだよ」
 井辺:「はい。初音さん達の『いかにもロイドが歌っている』感も良いのですが、MEGAbyteの結月さん、Lilyさん、未夢さんは後期タイプです。初音さん達のような前期タイプと同じ売り方では、ファンは付いてこないと思いますので」
 敷島:「それはキミに任せるよ。どんな売り方をするか、形に囚われないのが芸能界という所だからね」
 井辺:「はい」

[同日12:15.東京都墨田区菊川・敷島エージェンシー 3号機のシンディ、井辺、敷島]

 社長とプロデューサーは帰り際、昼食の弁当を購入して、それから帰社した。
 シンディはその2人の為に、お茶を入れた。

 シンディ:「お茶、どうぞ」
 井辺:「ありがとうございます。……レイチェルも……」
 シンディ:「!」
 井辺:「私が大学を卒業して、その旅行と称してアメリカに1人旅に行ったことは御存知だと思います」
 シンディ:「レイチェルが現地の人間の女性のフリして、あなたにKR団活動の手伝いをさせたことでしょう?申し訳無いね。私の妹が……」

 レイチェルは7号機。
 マルチタイプ・オリジナルナンバーの中のラストナンバー“末妹”である。

 井辺:「いえ。彼女とはボストンの空港で落ち合いました。そこからオレンジスター・シティに移動するまで時間があったのですが、そこのカフェテリアで時間を潰していたんです」
 シンディ:「それで?」
 井辺:「セルフサービスの店でしたが、よくレイチェルはこうして、シンディさんのようによく飲み物を持って来てくれました」
 シンディ:「そうなの。エミリーもやってるみたいだから、そこはマルチイプのメイド機能の1つかな」
 井辺:「レイチェルもKR団に復元されなければ、テロ活動やスパイ用途ではなく、もっとちゃんと人類に貢献できたのではないかと思うと、残念でなりません」
 シンディ:「……そうね」

 レイチェルも復元者の兄弟を手に掛けることになり、結果的にはその兄弟が製作した“従妹”、8号機のアルエットに“仇討ち”されて完全に機能を停止した。

 今度は敷島にお茶を持って行く。
 因みにお茶を持って行く順番、社長である敷島の方が何で先ではないのだ?と思ったかもしれない。
 その理由は……。

 シンディ:「はい、お茶」
 敷島:「おっ、ありがたい」

 敷島、シンディの持って来たお茶を手に取って口に運ぶ。

 敷島:「あちちちっ!まだ熱いな!」
 シンディ:「この前は80度でダメ、今度は70度まで下げたんだけどね」
 敷島:「もう少し温度、下げてから持って来てくれ!」
 シンディ:「昔の私やバージョン連中の集中砲火を浴びても平気な『サイボーグ敷島』が、たかだかお茶の温度で参るとはねぇ……」
 敷島:「うるさいな!猫舌で悪いか!……井辺君は何度で出したんだ?」
 シンディ:「90度」
 敷島:「井辺君を火傷させる気か!」
 シンディ:「え、でも、プロデューサー、フツーに飲んでるよ」

 社長室のドアを少し開け、談話コーナーで弁当を広げている井辺を見る2人。

 井辺:「ふー……」

 未だに湯気を立ち昇らせる茶碗を口に運び、食後のスマホゲームに興じる井辺の姿があった。

 シンディ:「ね?平気でしょ?あれなら100度で出しても大丈夫よ」
 敷島:「そういう問題じゃない!」

 国際ロボットテロ組織KR団が完全消滅したことで、明らかに平和を享受できている敷島エージェンシーの面々だった。
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