報恩坊の怪しい偽作家!

 自作の小説がメインのブログです。
 尚、ブログ内全ての作品がフィクションです。
 実際のものとは異なります。

最近、小説を書いていて思う事。

2015-03-07 21:38:20 | 日記
 いや、別に大したことじゃない話なのだが……。
 私がボカロ小説を書く際に、1番ネタにしやすいのはリンとレンである。
 その次がMEIKOか。
 1番好きなのは、王道で初音ミクさんだけどね。
 もう少し、姉弟愛みたいなものがないかとネットを探していたら、ふと気になるものを見つけた。
 ピクシブで見つけて、ようつべで確認したものだ。
 ピクシブで見つけた時の私のツッコミ。

「何でこいつら、中国雑技団みたいなんだ?」

 どういう経緯で見つけたのかは端折らせて頂くが、つまり“クロックタワー3”という舞台喜劇ホラーアクションゲームである。
 これまた懐かしいゲームで、私は“クロックタワー2”と“クロックタワー・ゴーストヘッド”の2つをプレイしたことがある。
 あれは怖かった。
 だが、3まで出ているとは知らず、今回初めて3まで出ていたのに気づいたので、動画で確認した次第だ。
 確か、制作会社が倒産したと聞いていたのに、よくシリーズが出せたもんだ。
 ……え?カプコン?
 ああ……。それで動画が“バイオハザード”みたいだと思ったのね。
 何か、演出が舞台みたいだ。
 ムービーシーンでキャラクター達が、本当に舞台の上で演技しているように見える。……ゲームなんだが。
 “クロックタワー”シリーズの中に出て来るのが、序盤から登場し、主人公達に恐怖を与え、終盤ではラスボスとして対峙するシザーマン。
 この3にもそれらしいのが兄妹で登場する。
 それ自体は悪い事ではない。
 初期のシリーズだって、“クロックタワー1”と“クロックタワー2”のそれぞれラスボスは兄弟だからだ。
 あいにくと、どっちが兄でどっちが弟だかは失念してしまったが。
 しかし1と2の兄弟はシザーマンでいる時は全く喋らず、2にあっては、終盤で自分の正体がバレた時に自分語りをするくらいだった。
 それが3の兄妹ときたら……。
 リン・レンが姉弟で、奴らは兄妹だ。
 まあ、それだって参考になる。
 快楽殺人鬼なのだから、笑いながら楽しく人を殺すのはしょうがないだろう。
 うちのシンディだって、前期型はそういう設定だったからだ。
 私の所も人のことは言えない。
 喋り過ぎだし、いくら東洋出身だからって、舞台がヨーロッパなのに何でわざわざ中国雑技団みたいな恰好しているのか理解不能だし、人質を取っているのにわざわざ主人公を狙いに行くし、兄妹力を合わせれば無敵だろうに、わざわざ単独で勝負してくるし、あの世に召される時の描写も意味不明だ。
 そういう舞台喜劇にリンとレンが出るという設定だけは参考にさせて頂くよ。

 それにしてもシザー兄妹といい、シンディ前期型といい、快楽殺人者ってのはよく笑ってよく喋るキャラなのだろうか。
 え?その“クロックタワー3”って怖いのかって?
 いや。“バイオハザード・リベレーションズ”の方が震えたよ。
 ANPさんが、『最近の“バイオハザード”は、びっくりアクションゲームでつまらん』と仰っていたが、多分ああいうものなんだろう。
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本日の雑感 0307

2015-03-07 19:36:44 | 日記
 何だかんだいって、このブログも開設から900日以上もの日が経っていた。
 まこと、月日が経つのは早いものである。
 功徳の度合いはまだまだといったところだが、それでも無いわけではないので、早く体験発表できるようになりたい。

 他人のブログに目を向けてみると、ようやく戦闘が勃発していた厳虎独白も、停戦したようである。
 管理者の調停が入らない、まこと面妖な所だ。
 覚悟無き者の立ち入りは、おすすめできない。
 私も痛い目を見たものだ。
 大沢氏が出入りされているだけあって、あそこも武闘派法華講の監視対象に入っているらしく、他の法華講員が安易な発言をすることは、【お察しください】。
 まあ、私でもコメントできる内容の記事に更新されれば、再び顔を出すこともあるだろう。

 パラパラ茜氏がまたブログを更新された。
 何というかその……相変わらずというべきだな。
 茜氏は正当防衛を主張しているようだが、これでエホバが顕正会をブラックリストに入れたことは間違いない。
 ていうかこれ、創価学会だったら、
「顕正会員に顔を蹴り飛ばされたぞ!どうしてくれる!?」
 と、逆に顕正会本部会館にクレームを入れてきそうなものだ。
 正当防衛を主張する茜氏だが、結局は証拠の映像とかはあるまい。
 しかし、学会員達はしっかりと実は映像を残していたりするものだ。
 エホバがそんな謀略的なことをするとは思えず、結局は泣き寝入りすることになるのだろうが、もしかしてここ最近、訪問勧誘ではなく、駅前での無言布教を行っているのはこの為か?
 武勇伝を語る茜氏であり、もしかしたら会内では「勇敢な女子部員(婦人部員?)」として称賛されるかもしれないが、これだけは間違いない。
 婚期は間違いなく遠のいたと。
 これは、私が法華講員の立場からそう言っているのではない。
 逆に、顕正会男子部員の立場になって考えてみたらどうかと思った。
 それが、『勇敢な……』である。
 ただ、嫁にしたいかと思えば全くそうは思わない。
 座談会などで洗脳されたイタい男子部役職者を何度も見て来たが、そういうヤツは意外と肉食系だったりして、女子部員を結構よく見ているのである。
 ほら、ケンショー・ブルーなんかがいい代表例でしょ?
 多分、ブルーみたいなヤツは茜さんにボコされて退散するタイプだろうな。
 私はとっとと2次元に避難させてもらうよ。
 実はケンショー・レッドが1番勝ち組なのかも。
 私的にイジりやすいのはブルーとグリーンであるが。

 えーと……顕正会員すかいみかん氏のツイッターに何とかアクセスできた。
 いや、ちゃんとした真っ当なルートだよ。
 不正アクセスなんかしていない。
 厳虎さんが紹介していたツイッターだが、こちらも法華講員の包囲網に引っ掛かっていたようで、丁重な折伏お断わりのツイートを以前されていた。
 もっとも、『折伏お断わり』なんざ武闘派には絵に書いた餅だぜ!ヒャッハー!

 ポリ銀さんは相変わらず精力的な更新をされておられるし、セロリさんの所も堅実だな。
 トチロ〜さんも記事を更新されたようで、電気の話をしておられる。
 詳しくは直接行って確認するべし。
 とても、ためになる話だ。
 罪障を借金を例えて話す私よりも、ずっと高尚で分かりやすいぞ。
 法華講員でも早死にする人がいるが、それは過去世からの罪障という名の借金が今生までに完済できない(どうあがいても成仏できない)と仏様が判断し、破産(早死に)を言い渡したものである……なんて話を随分昔にした記憶があるけどね。
 罪障消滅とは罪障という名の借金を返済している最中のこと。
 返済すれば懐が寂しくなるので、その時は辛いが……借金を完済さえすればこっちもの、なんて話もしたっけ。

 ロクな信心の話をしないけども、こういう信徒もいるので、どうぞお気軽に。
 肩の力を抜いて、最寄りのお寺に来ておくんなまし。
 けして、悪いようにはしねェからよ!信徒一同、歓迎してくれますから。
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“新アンドロイドマスター” 「犠牲の双子」 

2015-03-07 16:23:22 | アンドロイドマスターシリーズ
[3月12日14:00.埼玉県さいたま市西区 デイライト・コーポ―レーション埼玉研究所 平賀太一&敷島孝夫]

「うわ……エグ……」
 平賀は都内で行われるシンポジウムに参加の為、前泊目的で首都圏入りしていた。
 JR大宮駅で敷島と待ち合わせ、そこからタクシーでさいたま市郊外の研究所へ向かった。
 技術の最先端を行く研究所なだけに警備は厳重であったが、別に秘密の研究所でもないので、ちゃんとした用件のある来訪者であれば入館可能だ。
 平賀が敷島エージェンシーのボーカロイドの整備を一手に引き受ける、デイライト・コーポ―レーションの研究所に行った理由はただ1つ。
 産休に入るアリスに代わり、ボーカロイドの鏡音リン・レンの修理を引き継ぐ為だった。
「こんな時期に、こんな損傷を受けて、誠に情けない限りです……」
 敷島は項垂れた様子だった。
 台の上に大の字に仰向けに寝かされた鏡音レン。
「これは……拷問でも受けたのですか?」
 さすがの平賀も面食らった感じになっていた。
 お互い、ロボット・テロリズムという修羅場を掻い潜って来た仲でもあるにも関わらず、動揺している。
「拷問……でしょうね、きっと」
「いや、しかしこれは……文句無しの犯罪レベルですよ?」
「そうですね。今も尚、ヤツは逃走中です」
 レンは修理のため、全裸の状態になっていて電源が切れている。
 で、1番目立つ傷は、なるべく人間に近づける為なのか、本来なら再現されている、下半身についているはずのアレが無くなっていた。
「もしレンが人間なら、ヤツは傷害致傷罪でしょう。しかし哀しいかな、現実は器物損壊罪と、それによる会社の業務を妨害した業務妨害罪でしか訴えられないのです」
「知り合いの法学者から聞いたのですが、ボーカロイドを稼働不能にして敷島さんの会社の業務を妨害したのだから、威力業務妨害罪というよりは電子計算機損壊等業務妨害罪に問えるかもと言ってましたね。まあ、法定刑はどちらも同じらしいですが」
「ええ……」
「リンは?リンは直接、虐待を受けたわけではないでしょう?」
「用途外の仕事を強制的にさせられたことで、ソフトウェアに異常を出して、これまた再起動すらできなくなっている状態で……」
「参りましたね」
「参ってるんですよ、だから……。何とか、先生にお願いしたいんですよ。ここの研究員達は、ボーカロイド達に関してはまだ駆け出しらしくて……」
「分かりました。うちの大学の卒業式もあと少しですから、それが終わったら、集中的にやりましょう。ナツにも手伝わせますよ」
「ありがとうございます。どうか、よろしくお願い致します」
「お互い、ウィリーの攻撃を掻い潜って来た仲じゃないですか。だから敷島さんにも、自分からお願いしたいんですよ」
「何をですか?」
「芸能界の方がマスコミに近いでしょう?もし十条の話を聞いたら、自分にも教えて下さい」
「なるほど。マスコミの情報は速いですからな。幸い従弟が記者をやっているので、それに関してはご期待に沿えそうです」
「では、急ピッチで行います」

[同日15:00.東京都墨田区菊川 敷島エージェンシー 井辺翔太]

「こんにちは」
「あら?未来のプロデューサーさん、どうしました?」
 井辺が事務所を訪れると、一海が出迎えた。
「いえ。自分、もう卒業式を待つだけで、ヒマなので、来てみました。本当は世界1周旅行の準備に取り掛かるはずなんですが、両親がどうしても許可してくれなくて……」
 井辺は眉を潜めて頭をかいた。
「そのことなんですけど、社長が、『御両親からうちへの入社は了承してくれただろうか?』と、気にしてましたよ?」
「ええ、それについては喜んでくれました。……ので、大丈夫だと思います」
「良かったです。奥に未夢ちゃんとLilyちゃんがいますから、どうぞお話ししていってください。……あ、今お茶出しますね」
「あの……もう1人のメンバーは?」
「今修理に入っているボーカロイドがいて、そちらが優先になるようです」
「随分と時間が掛かるんですね。確か、鏡音リンとレン。故障で休業するとマスコミで発表があったのは、2月の半ばぐらいだったと思いますが」
「まあ……そうですね」
 そこへ、外線電話が掛かって来る。
「お電話ありがとうございます。敷島エージェンシーでございます。……あ、はい。いつもお世話になっております。……はい」
「…………」
 井辺は事務所内に貼られたボーカロイド達のポスターを眺めていた。
 その中に仲睦まじく手を繋いで満面の笑みを浮かべる鏡音リン・レンの姿があった。
『2月5日はふたごの日!』
 と、ポスターに書かれている。
 本来の双子の日は12月13日なのだが、語呂合わせと多胎児グッズを取り扱う民間企業がキャンペーンの一環として打ち出している。
 その為、12月の方は『双子』、2月の方は『ふたご』と漢字と平仮名表記で区別している。
 リンとレンは、その民間企業とCM契約をしていたのだろう。

「あ、プロデューサーさん、こんにちは」
 奥の休憩室に行くと、未夢とLilyがいた。
「どうも。……まだ事前研修も受けてないので、『プロデューサー』と呼ぶ必要は無いですよ」
「そうでしょうね」
 井辺の言葉に無表情で答えるLily。
「Lilyさんは早速、お仕事が入っているようですね」
「まあ……劇場時代、それなりに歌っていたので」
「私はまだ実績が無いので、待機状態です」
「4月からプロジェクトを始動すると、社長から聞きました。どうか、それまではお待ちください」
「はい!」
「……ところで、鏡音さん達に何があったか、ご存知ですか?時間が掛かっているところを見ると、かなり重大な事態があったと予想されるのですが……」
「さあ……」
 Lilyは首を傾げ、
「私も何も聞かされていません」
 未夢も申し訳無さそうに答えた。
「そうですか。頂いた資料を自分なりに熟読してみたのですが、やはり皆さんは精密機械の塊だということで、取扱いには十分注意しなければならないようですね」
「まあ、少しぶつけたくらいで壊れるほどヤワではないけどね。あそこにいる一海さんや、そこの未夢ほど頑丈でもないけど……」
「なるほど。もし鏡音さん達が、こちら側……人間側の取扱い不備によるものが原因だったとしたら、私も気をつけなければならないと思い、まずは何があったのか知ろうと思ったんです」
「多分、後で社長が教えてくれるんじゃない?」
「そうですよ」
「そうですかね……」
 井辺は首を傾げた。
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“新アンドロイドマスター” 「ボーカロイドの取り扱い」

2015-03-07 02:23:30 | アンドロイドマスターシリーズ
[3月11日14:46.東京都江東区菊川 敷島エージェンシー 敷島孝夫&一海]

〔「黙祷!」〕

 今年も震災の日がやってきた。
 震災当時、仙台市内を活動拠点にしていたボカロ達も、この日は黙祷を捧げた。

〔「……黙祷、終わります」〕

 拠点を東京に移してからは、テレビ中継で黙祷をささげることになった敷島達。
「あれから4年経ったんだなぁ……」
 敷島が呟くように言うと、
「社長は震災当時、どこにいらしたのですか?」
 と、一海が聞いてきた。
「東京だよ。あの時はまだ大日本電機にいたからさ。あの時は、まさかここで社長やるとは思わなかったよ」
 その年の4月、敷島は南里研究所へ出向を命じられることになる。
「向こうの研究所は停電だった時は、発電機を稼動させて何とか凌いだそうだ」
「そうだったんですか」
「それに備え、うちも非常用備蓄として発電機を置いてある」
「私達、多くの電気を頂きますから……」
 と、そこへ、
「社長、ライブハウス行ってきます」
 巡音ルカが通り掛かった。
「ああ。行ってこい」
 仙台のライブハウスで、早くから定期的な仕事があったルカ。
 今ではそのライブハウスを運営していた東京本部が、拠点を東京に移したルカに東京側のライブハウスを提供している。
 そこでも客入りは大盛況だそうだ。
「ルカさん、まだ感情レイヤーが本調子ではないようです」
「この前の定期点検では異状が無かったんだが……」
「今日みたいな日はバラードやヒーリングでもいいんですが、普段の日は『もっとアップテンポな歌を』という声が多少あります」
あの時のメモリーを消去するなんて暴挙には出たくないんだよなぁ……」
 敷島は頭をかいた。
「新しいプロデューサーさん、いつからここへ?」
「彼の大学の卒業式が20日で、その後、週末挟むわけだから、事前研修を23日から始めたいとは伝えた。何とか興味を持ってくれたのか、資料を片手に勉強してくれているみたいだね」
「……ボカロの皆さん、受け入れてくれるといいんですけどね」
「だからまぁ……その……あの忌まわしい記憶の無い新人3人のプロデュースでもって、あまり彼女らと接しないようにしてみるさ。幸い、ミク達はもう俺がいなくたって大丈夫なくらいなんだからな」
「そんなことないですよ。社長がいるからこそ、みんな東京までついてきたんだと思いますよ」
「そうかな?……だといいけど……」

[同日15:00.同場所 敷島孝夫、Lily、未夢]

 敷島はその後、奥の休憩スペースに向かった。
「あっ、社長。お疲れ様です」
 未夢がにっこり笑った。
「おう、お疲れ。悪いな。調整や待機ばっかで……」
「いえ……」
「新しいプロデューサーが来るまで、待っていてくれ。Lliyにあっては、何とか今週末のイベントから仕事が再開できそうだ」
「本当ですか?」
 無表情のLilyが敷島の言葉に、やっと笑顔になった。
「Lliyの場合は劇場にいたこともあって、少しは知られてるからな。後で、仕事内容を入力しておく」
「はい。よろしくお願いします」
「あの、社長。それで、もう1人のメンバーはまだなんですか?」
 未夢が聞いてきた。
「ああ。もう日本に到着してるんだけども、どうもうちのアリスが多忙でね。リンとレンの修理が思いの外、手間が掛かって大変らしい。ボカロの取り扱いができるの、アリスしかいないし……。仙台にいた頃は、平賀先生にもやって頂いていたんだけど……」
 その平賀も、首都圏に来る機会がある時は、なるべく顔を出すようにしてくれている。
 もっとも、平賀もまた『若き天才学者』として東京の大学に呼ばれることも多く、その機会は実際に多い。
「いざとなりゃ、今度平賀先生が来た時にでも起動してもらうさ」
「はい」
 しかし、リンとレンの身に何が起きたのかまでは、ここにいる新顔達には教えられることは無かった。
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