Linkman#41  乱読の後始末

-乱読、精読、積読-

書籍に触発されて「思考と空想」は、知の荒野を駆け巡るのか…

浮浪雲 第1巻~第10巻   ジョージ秋山(小学館)

2012年05月05日 | 本と雑誌
Hitorigaten
 我が家も「いざなぎ景気」の恩恵に浴された頃に「少年マガジン」を購読し始めてから、一体どれくらい読み続けてきたのだろうか…(学校帰りの途次、予備校の階段教室や学生街の喫茶店で、将又通勤電車に揺られながら、etc.etc.)
 長じてコミック集を読み漁り、何故か処分できず本棚に残ったうちの一つ、「浮浪雲」。
 幾星霜の季節を経て、未だに連載が続く不朽の名作を読み返すと、若き日における精神の彷徨が鮮やかに蘇り、新たなパトスが心身に宿る想いがするのは、何故なんだろう…

○空に浮浪雲ひとつ…
○あちきは楽しく暮らしているだけでありんす
○人生に意味なし。ただ生きるのみ。お見事!
○MY FATHER VERY NICE
○わーっと大声でおもいきり叫びたい気持ちになったの… なんだかとっても幸せで…
○今日の母上はとってもきれいです
○自分の人生のいらだちは女じゃうめらんねえ
○人間は難しく考えることないさ… 五尺の糞ひり虫ってんだよ…
○鳴神のちからも蚊帳の一重かな 物外和尚
○たった一つの弱点がおたふくか… 友達になりたい奴だ…
○あんまり急ぐてえとものの本質てえのがわからねえまんま、頭がでかくなっちまうよ
○人間が小せえと優しそうに見えるもんですね
○自分の心を二つに分けるんです。それは快いか不快かに
○健康に生きてほしいってことです。ほかにはありません
○小事を気にせず、流れる雲のごとし
○世の中にほんとにいい人はいるんです
○休休休の処 また 何をか休せん
○浮浪殿の場合人の道に外れただけなんですねえ。 人の道とは裏をかえせば欲望の道でございましょう

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