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シマシラキ

2012年10月31日 | 海が好き!

マングローブ植物の仲間、シマシラキ(トウダイグサ科)の雄花と雌花です。 シマシラキの花というと雄花が図鑑にも良く出てますが、実は雌雄異株です。 雄花のブラシの毛のような部分がいわゆる葯(やく)で、ここに花粉が詰まってるはず。 今度見る事があったら確かめておきましょうね。

そしてこっちが雌花です。 3つに分かれたヒトデみたいな部分の下の膨らんだ所は子房(しぼう)。 中に胚珠(はいしゅ)があり、そうそう、難しく考えないで「種になる所」で良いんです(笑)。 これを見ると仮面ライダー・ストロンガーを思い出すんですが、どうかしら? 

沖縄沈香(おきなわじんこう)と呼ばれることもあって、材が良い匂いがする沈水香木(じんすいこうぼく)のたぐいだそうですが、これもオイラは確かめた事がありません。 ちゃんと確かめろよ!って感じですが、行くと忘れてるんですねぇ(笑) 紙の材料にも使ったり薪に使ったり、樹液には毒があり魚毒や矢毒、石鹸にも使えるというのは前にも書いたかな? 成分はテルペン系とステロイド系(アルカロイド)が主です。 ようはジャガイモの芽や豆系の毒と同じサポニン毒ですね。 軽ければ吐き気や下痢、酷い時は死にます。 

あっ、こんな事書いたら悪い奴が使うかも! 忘れてください。 だけど何時も言うように、毒は薬にもなりますからね。 それに身近な色んな物に使われてるし。 あと前から気になってた魚毒として使った時、その魚をどうやって食べるのか?と言う事ですが、実験した記事を見つけました。 実は魚毒としては弱く、サンショウの皮のほうが聞くそうです。 また、水煮したらサポニンは溶け出し、レクチン(豆とかに入ってる)も分解されて無毒化されるそうです。 だから魚の場合、煮魚として食べたり、豆の場合、普通煮ますよね。 と言う事で、気になる方は今後良く煮て、しっかりアクを取りましょう! 

って言うか少量だったら大丈夫だそうですよ、人によっては薬にもなるし。  


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