9月15日 ロンドンから来日中の親戚のマサエちゃんと渋沢史料館へ行きます。彼女も元シブサワさんなので、史料館にはぜひ行きたいというので、都電・大塚駅で待ち合わせ。
いま、渋沢史料館は「渋沢栄一肖像展」の第2期として絵画、彫刻などの造形作品を展示しています。栄一自身は銅像など好まず、「どうぞ(銅像)やめてもらいたい」と言っていたそうですが、会社や学校の求めで多くの肖像作品が残っています。史料館の桑原館長さんがいろいろ説明してくださったので興味倍増。
左が彫刻家・渡辺長男(1874~1952)による胸像。あの日本橋の麒麟(きりん)像の作家です。右はそれを模した彫刻家・堀進二(1890~1978)の作品。
左の寫眞の右は、栄一の四男の渋沢秀雄が描いたもの。右の寫眞の左、大礼服姿の栄一は洋画家・渡辺幽香(1856~1942)の作品。この大礼服の現物は文化学園服飾博物館に保存されています。
これが一万円札に使われた渋沢栄一の寫眞。70歳時の寫眞を10歳ほど若く加工したそうです。
常設会場は渋沢栄一の生涯とその実績が年代を追って展示されています。とてもわかりやすい展示なので、興味のある方、ぜひごらんください。
見学後は、緑あふれる飛鳥山を散歩したいところだけど、なにしろ暑い。お隣りのカフェで、おやつに「みつ豆」。久しぶりのみつ豆、おいしい。
「おばあさんの原宿」に行ったら・・・
ふと思いついて、「おばあさんの原宿」巣鴨のとげぬき地蔵に行ってみることに。都電の庚申塚で降りて、ぶらぶらと「とげぬき地蔵商店街」へ。両側に並ぶ商店は、なんだかレトロな、高齢者向きの店ばかり。下駄屋がありましたよ。和菓子系のお店も多い。
そこへ、わっしょい、わっしょいと、お神輿登場。今日は近所の天祖神社のお祭りだって。そろいのハッピに鉢巻,迫力溢れるお神輿です。マサエちゃん、すごいお神輿も見られてよかったね。
若い女の子もハッピ着て、担いでいます。子供たちの太鼓の山車も来ました。めちゃ盛大なお祭りですね。
とげぬき地蔵、正式には曹洞宗萬頂山高岩寺の山門です。地蔵通りは旧中山道、お江戸の入口だったんだって。マサエちゃんは手水場で手を洗い、お線香を備え、お賽銭もあげて、お参り。嬉しそう。
「洗い観音」に水をかけるマサエちゃん。水をかけたところがよくなるそうだから、頭がよくなるわね。
小さなお地蔵さまとノッポのお地蔵さま。どういう意味かわかりません。
すぐ近くの真性寺は「江戸六地蔵」のひとつ、真言宗豊山派のお寺です。徳川吉宗が狩りに来たとき、立ち寄ったという名刹でが、今日の境内は、お神輿わっしょいの人たちのたまり場です。「とげぬき地蔵通り」は神仏混交の世界でした。帰りはJR巣鴨駅から新宿へ。少々疲れたけど、楽しい午後でした。
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