サチコのときどきダイアリー

お茶をいっぱいの気分でお立ち寄りくださいませ

ウチに僅かに残っていた古いもの

2019年01月14日 | 
1月13日 父の生家は旧家だったので、丸山応挙なんかごろごろあったのですが、家はとっくに取り壊され、東京の家は戦災で焼けたので、いまは骨董など、な~んにもありません。


母が愛用していた象牙の帯留め。繊細に彫られた翁の面です。ブローチにしようかとも思いましたが、翁のブローチはちょっと・・・


リビングの隅において、毎日、愛用しているミニ和ダンス。日本橋育ちの母方の祖母が、嫁入りに持ってきたものだそうですが、引き出しも、扉も、いまも滑らかに、す~っと開閉できて、つくった職人の腕のよさだけでなく、職人魂まで伝わってきます。


いまはめったに見られない五つ玉のソロバン。昔のソロバンは五つ玉だったんですね。裏に「明治三十一年十二月四日」という日付と、伯父の名が書いてあります。明治31年は1898年、伯父はこの日に、このソロバンを買ったのでしょうか。


父が子供の頃、使っていた貯金箱。当時、横浜と埼玉に半分ずつ住んでいた祖父は、舶来玩具を子供たちに買い与えていたそうです。貯金箱にはHall's Liliput Bank Pat. Design July 27 1875と書いてあります。19世紀ものだわ。ネットでHall's Liliput Bankで検索したら、出てきましたよ~。1876年、コネチカット州クロムウエルのJ&Eスティーヴンス社が製造、ジョン・ホールがデザイン。リリパット銀行という名は「ガリバー旅行記」の小人からとったそうです。Z&Kアンティークという会社は1450ドルの売値をつけていました。


若い方は、これなに? と言うかも。和裁に使うコテ、すなわちミニ・アイロンです。昔の女性は、このコテを、かたわらの火鉢で温めて使いながら、着物を縫っていました。火鉢って、なに?と言う方もいるのかもね。


父の生家にあった「矢立て」です。墨壺つきの筒の中に、筆が入っています。昔の人はこれを帯に差していたそうです。携帯用のペンですね。祖母は、使用人が使っていたものだろうと言っていました。・・・今日は、まあ、こんなところで。


パプリカ、せっせと食べています


パプリカはカラフルでかわいいし、ヘルシーだそうだし、近頃はずいぶんお安くなったし。今日はパプリカのサラダとキノコのクリーム・スープと・・・


大好きなタラのフライ。


昨日はチキンのオレンジ煮とパプリカとホウレン草のオリーブ油ソテー。


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