3月25日 詩人の高橋睦郎さんの出版記念祝賀会で、学士会館に行きました。恐るべき数の御本を出していらっしゃる睦郎さんですが、出版記念会は2度目ですって。

都営新宿線で神保町で降りれば、目の前に学士会館。神保町界隈は、昔はよく来ましたが、久しぶりです。学士会館のシャンデリアや赤いじゅうたん、クラシックで重厚な雰囲気がいいですね。義姉リュウコも来ました。

出席者180人、みんな睦郎ファンの友人たちです。今回は詩集『つい昨日のこと 私のギリシア』と、ギリシア関連の試論『詩人が読む古典ギリシア 和訓欧心』、沢渡朔・半沢潤共著の写真集『LOCUS AMOENUS 詩の訪れる場所』の3作の刊行を祝う会です。

詩集『つい昨日のこと 私のギリシア』(思潮社)、贈っていただいて読みましたけど、とてもおもしろく読みました。“おもしろい”詩集って、あんまりないと思いますけど、とてもおもしろいですよ。

高橋睦郎さんは詩人で、歌人で、俳人。文化功労者で、日本芸術院会員というスゴイ方ですが、優しくて、楽しい、とっても素敵な方です。何年か前、私、トルコの西海岸やイスタンブルを案内して、いっしょに2週間旅行しましたが、忘れられない楽しい旅になりました。

いろんな方のスピーチがあって、会の終りに睦郎さんのお話。エレガントな色合いの羽織はかま姿がステキです。

睦郎さんと2ショット。、睦郎さんのこれまでの80年は習作の時代、“老少年”の本当のポエジーを求める旅は、これから始まります。

近所のカジュアルなイタリア料理屋に場所を移して2次会。睦郎さん、白いセーターとスニーカーに着替えてきました。午前さまにならずにおウチに帰りつきましたよ。
