飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

飛騨高山ウルトラマラソン・コースガイド!(72kmコースですが・・・)

2012-05-21 00:40:49 | 走る!
 今日は昨日に続いていい天気で、薪わり(の準備)や畑仕事、そして読書(ボーン・トゥー・ランをぼちぼち読んでます)をして過ごしました。昨日の後半は歩いたためか、恐れていた筋肉痛も意外と少なく、ふつうに動けました。

 ということで、昨日全コースをたどった、飛騨高山ウルトラマラソンのコースのうち、4月29日の第一回試走の未踏部分(美女高原~道の駅あさひ~カクレハ高原~飛騨高山スキー場~岩滝公民館/千光寺~国府B&Gセンター)の様子をご紹介します。試走一回目(高山市役所~美女高原/岩滝公民館~丹生川支所~千光寺)と合わせれば、走ったことの無い方にも試走した雰囲気を味わっていただけるかも。

 ※前回の試走1回目の様子はこちら
  飛騨高山ウルトラマラソン、一部試走!でヨレヨレに…

 出発は本番と同じ5時。霧に包まれ気温が低めの高山市役所を出て、古い町並みを過ぎ、美女高原に7時到着。ここで始めて日が射しはじめ、太陽エネルギーを浴びながら、昨夜作ってもらったミニおにぎり一個摂取。

 ここから、前回行けなかったコースの始まりです。つづら折れの下りで高度を下げると、農村風景の中で飛騨川を渡り、ゆるい登りの先の右側に「道の駅ひだ朝日村」があります。(第4エイドは朝日支所から0.2KM先のこちらになったようですね)


 道の駅を出ると、少し先で左に曲がります。ここから、カクレハキャンプ場への登りが始まります。このコース最大の難所は、カクレハから飛騨高山スキー場に続く林道駄吉(だよし)線の登りですが、カクレハまでの上りもなかなか侮れません。田園風景の中を走っていると、正面に残雪をまとった乗鞍岳が。


 ほどほどに疲れながら、カクレハキャンプ場に到着。この頃から、同行のY氏のひざに違和感が出はじめ、あまり走れなくなっていました。


 いよいよ、駄吉線の登りです。今回は下見が主目的なので、さわやかな新緑の下、急な区間は歩いて上りました。途中、冷たい谷水がほとばしるところでは顔を洗ってリフレッシュ。


 急登区間が終わると、林道らしく未舗装となり、しばらくゆるい下りが続きます。アスファルトから地面に変わって、足の裏に心地よい刺激が・・・


 本番を前に、路面の補修工事をされていました。工事関係者の方は、「山菜採り?」と思われたようですが、試走のことを言うと励ましていただきました。


 やがてゆるい登りとなり、舗装路にでます。この先もゆるいのぼりと下りがしばらく続きますが、左に目を向けると、高山の町と白山が見えました。


 ゆるい登りが続いた先に、ゲートと「気をつけてお帰りくださいませ」の立て看板が見えると、コースは右に曲がり、スキー場はもうすぐです。


 右手にグラウンドと御岳の雄姿を見ながら少し下ると、第8エイド飛騨高山スキー場です。Y氏のヒザはどうも調子が上がらずしばらく待機。ぽかぽか陽気でしばしうたた寝・・・。


 コースは、スキー場の建物の裏手に回りこむと、コース最高点(1,345m)です。ここからは、せっかく登ったというのにもう下りです。


 カクレハからの登りが厳しかった分、下りもなかなかのものです。ずっと先まで見渡せるところや、ヘアピンカーブで一気に高度を下げるところなど、ヒザに気を使いながら、スピードを調整しながら下りました。下る途中でも、谷水があり、頭からかぶってリフレッシュ。




 急な下りが終わると、農村風景のゆるいくだりになります。ヒザにちょっと疲労がきた頃、なつかしの第10エイド「岩滝公民館」に到着。ヤエザクラがきれいに咲いていました。


 Y氏は、早歩きなら痛みが無いとのことで、制限時間はおいといて、なるべく本番のコースを踏破しよう、ということに。

 ここからは前回の試走で走ったところですが、今回はスキー場の登り下りを経たあとということで、なかなかペースが上がりません。長いトンネルと、国道158号線に出てからちょっと歩き、丹生川支所ではコーラを飲んでリフレッシュ。

 時間的にはここで試走を終え、市役所へ帰りたいところ。でも、せっかくここまでコースをたどったので、千光寺を越えてゴールを目指してみよう!ということに。制限時間にはもう間に合わないけど、全コース踏破すればちょっとは自信につながる(自信喪失につながる?)だろうとの考えです。

 この頃には、私の右足の爪(ちょっと前から黒く変色して痛みがあった)に痛みが来て、はがれる前兆?っぽかったので、私も早歩き中心に変えました。どっちにせよ千光寺は歩いて登るつもりでしたが・・・。

 千光寺からは、下柏(しもかし)林道をたどります。ここで誤算は、すぐ下りになると思ったら、程よい登りが待っていました。うーん、今日来て見てよかったー。


 林道は、その後下りになります。途中で、正面に飛騨の名峰『笠ヶ岳』が。高山市街地よりずっと近くで見ているので迫力があります。
 ちなみに笠ヶ岳は、残雪の形が『馬』に見えるので知られています。もう少しで馬が現れそうですが、6月10日頃にも見えるかな・・・


 ほどほどに長い林道下りのあとは、農村風景の中を荒城川沿いにすすみます。これが意外と長い!進めども進めども農村風景。やがて、制限時間の16時になりましたが、まだ5KM以上ありそうです。勢いで全コース踏破!と言ってみたのをちょっぴり後悔し、2人とも黙々と早歩きを続けました。(ミラーに映っている、笠ランナーが私)


 第15エイドの宮地公民館。ここまでくればあと5KM。この辺りの風景は見覚えがあり、よれよれになりながらもゴールにたどり着ける実感がわいてきました。


 最後の1KMほどは、爪に痛みが来ないように注意しながら走りました。田園風景から住宅地に入り、木造の国府小学校が見えるとその横がゴールの国府B&Gセンター!制限時間を、1時間12分オーバーしてのゴール到着でした。



 足の故障や、荷物(今回はハイドレーションパックで水と食料を背負って走った)のことなど、いろいろ迷ったりもしましたが、今回の全コース通しての試走で、いろいろ得るものは大きかったです。

 フルマラソン以上の距離を走ったことの無かった私ですが(今回も走ったのは正味50KMくらい?)、故障が起きないようにペースを抑えて、途中ちゃんと食べ&飲んで、気長にがんばれば、何とか完走できそうな自信が出てきました。

 同行のYさん、お疲れ様でした&ありがとうございました!来週は、他の仲間の試走のお手伝いでサポートカーを走らせようと考えています。多くの仲間に完走の自信がつくといいなー。