去る11月3日、職場の山の会で「天蓋山(1,527m)」に登ってきました。この山は、名前の響きがいいのと、山の眺望がいいということで、以前から気になっていた山です。職場の山の会(夏に飯豊山に行った会)の秋山山行の候補を決めるときに、私が行きたい天蓋山を挙げていたら採用されたようです。
天蓋山は飛騨市と高山市の境界にあり、登山口は飛騨市神岡町山之村地区にあります。山之村は、交通の便が悪いことなどから、飛騨でも昔ながらの風景が残っている地区として知られています。地域住民の方が取り組んでいる、地域おこしの活動なども時折話題になります。山奥だと冬の時期など生活するのに不便なことが多いのは確かで、おそらく過疎化が進んでいることでしょう。やはり山奥の地域に「住み続ける」ことは大変であり、尊いことだと思います。
当日の天候は曇り。登山口であるドライブイン「夕顔の駅」に到着し、9時30分頃に、合掌家屋が入り口に建つ道向かいのキャンプ場方面に歩き始めました。
はじめのうちは緩やかな登りの山道。季節はもうほぼ冬です。紅葉がわずかに残る冬枯れの雑木林を、落ち葉をカサカサ蹴散らしながら歩いていきました。
沢沿いに上っていき、小さい沢を渡ると正面に急な登りが見えてきました。以前、けっこう登りが厳しいとの話を聞いていたので、「いよいよきたなー」という感じ。
危険な岩場があるということではありませんが、急な山道。一箇所ロープがたらされているところもありました。しばらくはみんなあえぎながら登っていきました。
やがて一段落して尾根に出ました。そこでナラ枯れにあったミズナラの大木を発見。根元に木屑が積もっていました。各地でナラ類などブナ科の樹木を枯らすナラ枯れは、高山市でもここ3年ほどで被害が拡大傾向にありますが、こんなところまで・・・。来年の春に、この木から出たカシノナガキクイムシが、体に木を枯らす菌を持ってほかのミズナラに向かうのですね・・・。
その後も尾根道を進みますが、ところどころ急な登りが現れます。手作りの看板(ヘタウマな感じでほのぼのしていました)が、疲れた体と心をちょっとだけ癒してくれます。
山頂かなーと思いつつ登ったピークは、ひとつ手前で、そこからひとくだりしてまた登りかえすと本当の頂上。速い人はもう山頂に到着しているようです。
山頂到着!11:20。ほどほど広い山頂は、けっこうな人でにぎわっていました。残念なことに眺望は雲に隠れてあまり見えませんでした。なお、山頂の標柱の文字は、田部井淳子さんが書かれたものとのこと。仲間の1人は、前に天蓋山に登ったときに、田部井淳子さんとすれ違ったと言っていました。何かこの山に縁があるのでしょうか・・・?
昼食をとった後はぼちぼちと下り、13:45に夕顔の駅へ下山。お疲れ様でしたー。
ちなみにその後は、恒例の宴会。ケヤキの大木の傍らに建つ神岡の焼肉屋さん「けやき」で、楽しい反省会をしました。ご馳走様でしたー。
天蓋山は飛騨市と高山市の境界にあり、登山口は飛騨市神岡町山之村地区にあります。山之村は、交通の便が悪いことなどから、飛騨でも昔ながらの風景が残っている地区として知られています。地域住民の方が取り組んでいる、地域おこしの活動なども時折話題になります。山奥だと冬の時期など生活するのに不便なことが多いのは確かで、おそらく過疎化が進んでいることでしょう。やはり山奥の地域に「住み続ける」ことは大変であり、尊いことだと思います。
当日の天候は曇り。登山口であるドライブイン「夕顔の駅」に到着し、9時30分頃に、合掌家屋が入り口に建つ道向かいのキャンプ場方面に歩き始めました。
はじめのうちは緩やかな登りの山道。季節はもうほぼ冬です。紅葉がわずかに残る冬枯れの雑木林を、落ち葉をカサカサ蹴散らしながら歩いていきました。
沢沿いに上っていき、小さい沢を渡ると正面に急な登りが見えてきました。以前、けっこう登りが厳しいとの話を聞いていたので、「いよいよきたなー」という感じ。
危険な岩場があるということではありませんが、急な山道。一箇所ロープがたらされているところもありました。しばらくはみんなあえぎながら登っていきました。
やがて一段落して尾根に出ました。そこでナラ枯れにあったミズナラの大木を発見。根元に木屑が積もっていました。各地でナラ類などブナ科の樹木を枯らすナラ枯れは、高山市でもここ3年ほどで被害が拡大傾向にありますが、こんなところまで・・・。来年の春に、この木から出たカシノナガキクイムシが、体に木を枯らす菌を持ってほかのミズナラに向かうのですね・・・。
その後も尾根道を進みますが、ところどころ急な登りが現れます。手作りの看板(ヘタウマな感じでほのぼのしていました)が、疲れた体と心をちょっとだけ癒してくれます。
山頂かなーと思いつつ登ったピークは、ひとつ手前で、そこからひとくだりしてまた登りかえすと本当の頂上。速い人はもう山頂に到着しているようです。
山頂到着!11:20。ほどほど広い山頂は、けっこうな人でにぎわっていました。残念なことに眺望は雲に隠れてあまり見えませんでした。なお、山頂の標柱の文字は、田部井淳子さんが書かれたものとのこと。仲間の1人は、前に天蓋山に登ったときに、田部井淳子さんとすれ違ったと言っていました。何かこの山に縁があるのでしょうか・・・?
昼食をとった後はぼちぼちと下り、13:45に夕顔の駅へ下山。お疲れ様でしたー。
ちなみにその後は、恒例の宴会。ケヤキの大木の傍らに建つ神岡の焼肉屋さん「けやき」で、楽しい反省会をしました。ご馳走様でしたー。