飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

御岳山麓で沢登りをしてきました!その1

2010-08-16 23:21:21 | 山岳会
 暑い日が続きますが、お盆休みに山岳会の夏合宿で、御嶽山の西側、下呂市小坂町サワラ(漢字がなぜか出ない!?)谷に沢登りに行ってきました。

 位山周辺では主な沢をさかのぼって源流探検をしているので、岩場や急斜面もたいていのところは行けると思うのですが、本格的な「沢登り」は初めて!苔むした岩は滑るんじゃ?荷物が濡れないようにザックを防水するには?濡れた体で寝袋に入るの? など、いろいろ不安がありましたが、先輩方のアドバイスでなんとか準備完了。15,000円の沢用シューズも手に入れ、当日の朝を迎えました。

 御岳の西に位置する小坂町は、御岳の発達した溶岩地形などの影響で滝が多く、滝を紹介する立派な本も刊行されています。また、滝の良さを来訪者に伝えるため、NPOによるガイドツアーも行なわれています。誰でも行ける「初級コース」から、山登りの経験安全装備の適切な使用が求められる「中級コース」「上級コース」まで、いくつものコースが設定されています。今回の合宿では、そんなコースの一部も含まれているとか。不安と期待で胸いっぱいでした。

 8月13日(金)、7時半頃、小坂町の名所「厳立(がんだて)」に到着。ここは御岳からの溶岩流の末端部分といわれ、溶岩が冷えてかたまるときに出来た亀裂(節理といいます)に沿って柱状になった岩肌がむき出しになっています。


 林道を車で移動し、ゲートから歩いて進み、沢に入ります。しばらく歩くと、巨岩が折り重なり、簡単に進めないところもありました。おニューの沢グツ(滑りにくいアクアステルスというゴムを使用しているとか)の効果は大きく、ふだん使っている長靴よりグリップが効いて安心して歩けました。


 川をふさぐような巨岩が折り重なりいくつもの滝を形成しているところもたくさんありました。


 しばらく進むと、左の岩壁から流れ落ちてくる滝がありました。コケなどをまとった岩は、なかなか風格がありかっこいい感じです。


  しばしば足元に現れたのがナガレヒキガエル。考え事をしているような面持ちで、じっとしています。まだ岩に化けたつもりなのか、撮影のために近寄ってもあまり動きません。


 また進むと、今度は狭い川岸の壁にのっかった丸い岩(チョックストーンといいます)がありました。あんなのが落ちてきたら、ひとたまりも無いでしょう。


 昼頃、本日のメインディッシュ(?)の「回廊の滝」がありました。岩壁にはさまれた細長いプール上の淵に、3段くらいの滝が注いでいます。


 この先は左の山の斜面を登り(けっこうハードでした・・・)、滝を迂回(高巻き)して、滝の落ち口にでました。(つづく・・・)

(滝の写真がたくさんなので、次回また掲載します!)