飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

「川と山のぎふ 自然体験活動のつどい」に参加してきました。

2009-11-15 00:32:10 | 環境教育
 最近は秋も深まり、飛騨では人里周辺の紅葉も鮮やかになってきました。昨日の新聞に、高山市の街中にある国分寺の大イチョウの黄葉が見頃を迎えたと載っていました。

 さて、先週のことですが、ぎふを中心に自然体験活動をしている人たちが集まる行事がありました。



 会場となったのは、御嶽山の中腹にある「岐阜県立御嶽山少年自然の家」です(いい施設なのに、岐阜県の財政が厳しいため閉鎖が決まったとか・・・もったいないなぁ)。当日は天気がよく、うっすら冠雪した御嶽山もよく見えていました。



 午前中は自由参加の体験メニューを選ぶのですが、私は地元で産出される「下呂石(げろいし)」を使った鏃(やじり)作りワークショップに参加しました。こちらは、縄文人が作って使っていた鏃を作る体験で、知的好奇心を刺激されました。製作については近日中にアップする予定です。



 午後は、全員が集まってはじめの基調講演として、地元下呂市で民宿を営む傍ら環境教育を実践している尾藤政勇さんが、「可多家小里笑(かたやこりしょう)」という芸名(?)で、得意の紙切りをしながら、落語と環境教育、インタ-プリテーションなどについてお話をされました。いかに聞き手の聞く気を引き出すかなど、ためになる&おもしろい講演(芸?)でした。

 その後の分科会では、これまた飛騨の名物自然人、小野木三郎先生と歩く濁河(にごりご)原生林散策に参加しました。



軽妙なトークと冗談で、参加者みんな楽しく学びながら原生林を散策しました。その後、夜は情報交換会で楽しく盛り上がりました。

 翌日は分科会第2弾で、私はツリークライミングに参加しました。といっても普通の参加者ではなく、お手伝いスタッフとしての参加です。

 

 自然の中で大きな木ににロープをかけて、誰でも安全に樹上の世界を体験できるツリークライミングは、自然体験に関わる人なら誰しも興味のある体験です。私も昨年ベーシックツリークライマーの講習を受け、道具も一式そろえました。今回は、参加者の方が登るのをお手伝いするだけで自分は登る時間が無かったけど、参加者のうれしそうな反応で充実感を得ることができました。

 この「つどい」の中から、ぎふの自然体験に関するポータルサイト作りが始まっています。ふるさと学校などの体験イベントや行事なども登録していただき、参加者を募るようにできれば、と思っています。楽しく充実した2日間、スタッフの皆さまお疲れ様でした!