飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

連休中の自然のことなど

2008-05-07 00:33:05 | いきもの暦
 連休中の自然のことなど、ちょっとメモ代わりに・・・。

 まずは、春爛漫の我が家周辺の風景です。


 畑はまだぼちぼち準備中ですが、ネクタリン(桃の一種で、小さな桃形の実がなります。もっとも我が家では薬をかけないので虫にやられてみんな落ちてしまいますが・・・)の花とスミレの花が咲き、新緑の色と相まって、春らしい感じになっています。サクラ(エドヒガン)はおわっちゃいましたが、ヤマザクラががんばって咲いています。畑を縁取るトウカイタンポポも華やかです。
 その近くの土手で、ちょっと前に見つけたスミレの仲間。

 はじめはスミレサイシンかな、と思ったのですが、図鑑でしらべてみると、アケボノスミレとのこと。以前見た花は、赤紫色のきれいな花でしたが、今回は赤みが薄く薄紫色だったのでわかりませんでした。花の中心に白い毛が無いことと、葉が丸まって花より遅れて出てくることがスミレサイシンとの区別点のようです。写真はちょっとトんでいるのでよけい色がわかりにくいかも・・・。

 さて、もうひとつはちょっと不思議な(?)お話。

 この写真の真ん中左側に写っている鳥、モズです。今日は実家の田んぼ仕事の手伝いに行っていたのですが、トラクターで田んぼを打っていると、巣作り用の泥を採取するツバメが周りを飛び回っていたほかに、このモズが何度も飛来してきました。
 トラクターで追い出された虫を取って食べていたようでしたが、兄が言うには「死んだじいちゃんがモズになって、田んぼ仕事の様子を見に来とるんや」とのこと。聞いてみると祖父が亡くなった15年ほど前から、毎年田んぼ仕事をしているとどこからとも無くモズがきて、周りを飛び回るというのです。
 よく、サギ類が餌を求めてトラクター(本来は水牛とか?)の後ろをついてまわるということなので、モズも同じようなことだろうと思うのですが、確かに餌だけでなく、近くのあぜの上にいて、こっちをみているようなそぶりも見せます。
 その現象を科学的に説明しようということではなく、穏やかだった祖父のことを思い出した、ちょっと心に残る今日のエピソードでした。