飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

位山、冬の終わり・・・。巨木とオコジョ(?)と。

2008-03-20 23:03:16 | 巨木
 3月20日、今日はモンデウススキー場最終日、ということで、雪上巨木調査には最後のチャンスということで、位山に行ってきました。
 昨日からの雨も1,000m以上では雪。登っていくと、木の上に積もった雪が温かい風に溶かされて雨のように落ちてきます。また、冷え込みが少ないため、かんじきをつけていても時々ずぼずぼと足がはまります。また、温度の具合でかアルミのわかんに雪が付いて足を上げるのに一苦労でした。
 
 雪の量はやや少な目かもしれませんが、ササや山頂のドウダンツツジ(サラサドウダン)はだいたい雪の下でした。
 山頂はこんな感じでした。
 

 山頂付近で、こんな足跡を発見!
 
 写真ではよくわからないかもしれませんが(ストックの白い印は5cm刻み)、私の記憶が確かなら、この足跡の大きさ&パターンはオコジョのものだと思います。昔から位山にはオコジョが住んでいるという話だけは聞いていましたが、まだ姿は見ていません。いつかそのお姿を見てみたいものです。

 さて、今回の山行は、巨木調査も兼ねていました。雪の状態がよければ、川上岳(かおれだけ)に行きたかったところですが、あきらめて、山頂北側の餅谷源流部で巨木を探して歩き回りました。
 そこで面白い生え方をしたミズナラの巨木に出会いました。

 飛騨高山の巨木 No.732 
 (このたび発行した『飛騨高山の巨木』に731本の巨木を掲載していますので、これから新しく記録した巨木は番号を追加していきます)




 幹周:342cm 
 樹高:約20m 
 樹種:ミズナラ
 立ち上がっているかのような不思議な生え方をしたミズナラで、高さ約2mのところでX字のようになっています。幹周は根上がり樹形(?)ということで高さ2mの一番細くなっているところで計測しました。左右にウラジロモミが寄り添うように生え、カエデもすぐ横にあります。山頂の北側で標高約1,400mくらいのところに生えていました。見つけたときは、おおっ!!と思いました。まだまだ位山にも巨木が眠っているんですねぇ。