飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

高山市の巨木No.4 水無神社の大杉

2007-03-09 00:06:15 | 巨木
 今日も小雪の舞う冬らしい一日でした。冬将軍にもうちょっと底力を発揮してもらい、もうひと雪降らせて&積もらせてほしいものです。雪がないと、今週末予定している位山(くらいやま)の巨木調査のとき、歩きにくいのです。それから、スキー場も雪がかなり減って、困っているようですね。18日まではなんとか、もってほしいものです。


 今回紹介するのは、市内一之宮町にある『飛騨一宮水無神社』にある巨木です。

 高山市の巨木No.4 水無神社の大杉
   幹周:654cm
   樹高:45m
   保護指定:県指定天然記念物、緑地環境保全地域


 飛騨一宮の神社の入り口鳥居脇に立つ巨木で、巨木が多い境内に中でも、とりわけ大きく背が高いので、近くを走る国号41号線からも目立ちます。
 根元は根張りがほとんど見えないため、境内の整備のときなどに、1メートルほど埋め立てられたのかもしれません。そんなことはお構いなしに、元気に葉を茂らせています。この大杉や周りの木にはムササビが住み着いており、グリーンツーリズムなどで訪れるお客さんを、体験民宿のご主人さんらが連れて、ムササビ観察会も開かれています。夜空をバックに、大杉のシルエットから滑空するムササビのこれまたシルエット、なかなかカッコいいものですよ。

 ちなみに、神社の名前『水無』は近くの住民は「みなし」と呼び、周辺地域の方は「すいむ」と呼んでいます。どっちがホントなのでしょうか?もひとつ余談ですが、漢字で水無と書きますが、当地域は神通川・宮川の源流の里であり、もともとは『水主(みぬし)』『水成し(みずなし)』と言われています。