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珊瑚色の可憐なサルビアの仲間が、秋の陽射しを受けて咲いていた。
「サルビアの仲間」とは知っていたが、チャントした名前を知らないのが気になって、図鑑で調べたら「サルビア・コッキネア・コーラルニンフ」と知れた。こんな難しい名前を覚えられる自信は、全く無い。
それにしても、もっと親しみ易い名前を付けられないものか。カタカナ名を粋がって使っても、名前そのものを覚えられないのであれば、落第だ。
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コーラルニンフのスペルを調べたら、Coral Nymph と判明した。なんと、素晴らしい名前の持ち主ではないか。「珊瑚の妖精」なら、将に花のイメージそのものだ。
品種改良を加え、丹精してこの花を作り出した男は、これしかないと自信を持って、Coral Nymphと名付けたに違いあるまい。どの様な男かは知らないが、「珊瑚の妖精」の花を通じて、作者と意気投合した気分である。
愛用のカフス釦の色なれば
いとおしかりけり珊瑚の精女は
花の名を辿りて行けば原作者の
想いを伝えぬコーラルニンフは
相見ぬもこの花創りし男とぞ
手を取るここちす花名を知りせば