「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「M君との対話」  - 札幌その四

2006-10-05 20:34:48 | 和歌

  北海道大学での「シニアと学生の対話 イン北海道」は、大成功であった。





 四十数名の学生が、数人づつのグループに分かれ、参加したシニアも夫々二人づつグループに入り、膝を突き合わせて一時間半ほど対話をした。経験が豊かなシニアの発言が多くなるのは止むを得ないところだが、自然に囲まれて勉学を続ける北大生は、すこぶるナイーブで感受性が豊かであった。出来る限り学生諸君の発言を促し、最後の十分程度で、学生達は対話の要点を手際よく纏めて発表した。





 対話会の最後は、ビールを酌み交わしながらの懇親会になった。四・五十歳の年齢差を越えて、学生とシニアが歓談する姿は素晴らしい情景であった。M君との歓談では、如何に女友達をつくるかを例にして、爆笑の輪が広がった。





 彼らにとっては未経験な話題も、学生の最も関心のある話題を例に譬えれば、半世紀の年齢差も、たちまちギャップが埋まることを発見させて貰った。






             麗しき情景なるかも学生と

             グラス片手にジジら語らふ



             爺さまと孫ほど離れた齢の差も
 
             忽ち埋まる歓談なるかな
 


             北大の学生達と語らえば
 
             気風は伝えぬ ボーイズビーアンビシャス