「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「花かたばみ」 

2006-10-18 23:32:11 | 和歌


 遊歩道の石組の間に、一叢の「花かたばみ」が木漏れ日を受けて鮮やかに咲いていた。

 「花かたばみ」は、花の色もピンク・白・黄色、また花の咲き方も葉の色も種々見かけるので、その種類はかなりの数に及ぶようだ。秋が深まると、庭先も草叢も次第に枯葉が目立って、草木は色がくすんで来るが、そんな中にあっても、緑葉と花の色の対比が際立って鮮やかであった。

 かねてから準備を進めて来た市民大学に、原子力の専門家のお仲間と一緒に、八回シリーズの講座を開設することになった。
募集要項からの抜粋をご紹介する;
『私達は電気やガソリンを使って豊かで快適な生活をしていますが、エネルギー需要の急増、ガソリンの高騰、化石燃料の消費に伴う地球温暖化などは深刻な問題です。「私達のエネルギーと環境をどの様に守るか?」講師と市民の皆様とが、一緒に考えてみましょう。』

 エネルギーと環境問題は、孫達の世代へ受け継がれる、国レベルで長期的に対応するべき難問ではあるが、市民レベルでも真摯に考えてみたい重要な問題でもある。






             陽を求め首のべて咲く一叢の
 
             花かたばみに木漏れ日射し来て



             か弱くば群れて咲くかも花たちを

             ゆめ絶やすまじ爺等の世代で



             孫達の世代に受け継ぐ難問を
 
             如何にや問わむ共に悩まむ