北海道大学における原子力学会と「シニアと学生の対話」を契機に、新たな学術交流のチャンスが芽生えた。
今回のイベントでは、北大・大学院のS教授およびN助教授には一方ならずお世話になったが、S教授の母校が虚庵居士の住まいのごく近く、防衛大学であることが判明して話が弾んだ。偶々、防大で研究を進めておられるスターリングエンジンを、かつて見学させて頂いたことが話題となった。図らずも北大・大学院でも新たな研究に取組んでおられると伺い、防大・名誉教授のT先生がお送り下さった論文集をご紹介した。
双方の先生から折り返しご返事を頂き、是非とも学術交流を深めたいとのご意向が示された。スターリングエンジンは、原子力のような大型電力源ではないが、あらゆる廃熱や、バイオマス・廃棄物の燃焼熱の活用など、巾広いエネルギー対応が可能な環境対応型エンジンとして、やがて広く実用化されることが期待されている。
これを契機に新たな学術交流が進展すれば、偶々仲立ちをした虚庵居士としても、欣快至極である。双方の先生方が一堂に会する機会を、是非とも実現したいものだ。
吹き荒ぶ秋の嵐に北大の
薔薇は無事かと案ずる今日かな
香りたつバラの気品を相知れば
共に惹き合う契機なるべし
相共に最先端の研究の
橋渡りませ夢を抱きて