取材で昨日からピッツバーグに滞在している。
ここを訪れたのは初めてで、昔、鉄鋼業の街として栄えたという事くらいしかこの街についての知識はない。
そんなわけで工業の街とか、公害の街とかいう、あまり良くない先入観しか持っていなかったのだが、ダウンタウンには比較的新しいビルが建ち並び、街並みも綺麗で驚いた。
地元の人によれば、60年代あたりから鉄鋼業は廃れ、工場は次々と閉鎖されていったそうだ。いまでは街の中心部には工場はひとつも残っていない。近年は、病院や大学、コンピューターソフト関係の会社を誘致することによって、再生化を図っているという。どうりで街が小綺麗になっているわけだ。
しかし、それでもこの街は未だに「鉄鋼」で溢れている。
たまたま入ったレストランでは、メニューのカバーが鉄鋼を連想させるが如くアルミでつくられていたし、街にはアイロン・シティー(鉄の街)という名の地ビールがどこの酒場にもおいてある。ダウンタウンには、合金のような銀色の外観をもったビルまで建てられているし、トレードマークとしての鉄鋼はいまでも健在だ。
「白いシャツを着てこの街を歩くな」
鉄鋼業が最盛のころ、こんな言葉があったそうだ。
工場から排出される煙とすすで、服が真っ黒になってしまうから、というわけだ。
そんなネガティブなイメージにも関わらず、おそらく当時のピッツバーグの市民たちは、アメリカの経済を支えてきたこの街の鉄鋼業を誇りに思っていたのだろう。そして、現在でもその当時を「古き良き時代」として懐かしんでいるのかな、と思う。
だから、鉄鋼業が姿を消して何十年も経つのに、今でもピッツバーグは「鉄鋼の街」なのだ。
ここを訪れたのは初めてで、昔、鉄鋼業の街として栄えたという事くらいしかこの街についての知識はない。
そんなわけで工業の街とか、公害の街とかいう、あまり良くない先入観しか持っていなかったのだが、ダウンタウンには比較的新しいビルが建ち並び、街並みも綺麗で驚いた。
地元の人によれば、60年代あたりから鉄鋼業は廃れ、工場は次々と閉鎖されていったそうだ。いまでは街の中心部には工場はひとつも残っていない。近年は、病院や大学、コンピューターソフト関係の会社を誘致することによって、再生化を図っているという。どうりで街が小綺麗になっているわけだ。
しかし、それでもこの街は未だに「鉄鋼」で溢れている。
たまたま入ったレストランでは、メニューのカバーが鉄鋼を連想させるが如くアルミでつくられていたし、街にはアイロン・シティー(鉄の街)という名の地ビールがどこの酒場にもおいてある。ダウンタウンには、合金のような銀色の外観をもったビルまで建てられているし、トレードマークとしての鉄鋼はいまでも健在だ。
「白いシャツを着てこの街を歩くな」
鉄鋼業が最盛のころ、こんな言葉があったそうだ。
工場から排出される煙とすすで、服が真っ黒になってしまうから、というわけだ。
そんなネガティブなイメージにも関わらず、おそらく当時のピッツバーグの市民たちは、アメリカの経済を支えてきたこの街の鉄鋼業を誇りに思っていたのだろう。そして、現在でもその当時を「古き良き時代」として懐かしんでいるのかな、と思う。
だから、鉄鋼業が姿を消して何十年も経つのに、今でもピッツバーグは「鉄鋼の街」なのだ。
きっとピッツバーグに古くから住んでいるひとたちは「鉄鋼の街」としての「わが街」を誇りに思っているんでしょうね。
ひとびとの諍いのもとになる国境とか、そういう意味ではなく「わが国」とか「わが街」と誇りに思えるのは、なんだか良いなぁと思ってしまいます。
日本だと、そんな気持ちはあまり無いでしょうし・・・
もっと、愛着を土地にもつ、関わることが、自然にできれば、・・・これから、良い方向に「開拓・変革」したい!って、モチベーションがピッツバーグにはあるのでしょうね^^なんだか素敵ですね☆
産業も国家も鉄を消費して成長するということでしょうか。
ピッツバーグという街は、建国間もないアメリカの土台を支えた都市なのでしょうね。
日本では、こういう映画もありました。
キューポラのある街
http://www.cinema-today.net/0511/03p.html
映画では主人公(吉永小百合)が川原で初潮をむかえるシーンがあったりして、思春期の世代をうならせたり(なんでや?笑)しましたが、鉄工所の街とそこに住む活力あふれる人間模様が自然にマッチしていて感動を覚えたりしました。ピッツバーグもかつてはそういう街だったのだろうかと想像するしだいです。
気をつけてくださいね。奇病の人が来たら、眼を輝かせてメスを握りたがる医者みたいにならないように。。。(笑)といって、それが進歩につながるわけですから、ほんとに”業が深い”(?)職業ですよね。医者もジャーナリストも。。。大変な仕事です。がんばってください。