昨日の朝、タハリール広場に残りデモを続けていた100人程の人々が広場を去った。ムバラク大統領辞任後も、より具体的な政権改革を求めていた人たちだ。
いまだに人々が集まり祝ったり、散発的なデモの類いはおこなわれているが、広場は徐々に平静をとり戻しつつある。
際立った変化は、僕ら外国人カメラマン達に対する人々の態度だ。
どういうわけかここ数日、写真に対して人々がやけに神経質になってきており、撮影の邪魔をする輩が増えてきた。昨日も、テレビカメラマンが広場の慰霊碑を撮っているだけで兵士に襲われ、別のカメラマンは道路の再塗装をしていたボランティア・ワーカーを撮っていたら一団の男たちに取り囲まれたという。僕自身も広場でおこなわれていた警察官のデモを撮影中、10人くらいに囲まれ、蹴飛ばされてカメラを強引に奪われそうになった。なんとかメモリーカードを渡しただけで助かったが、揉み合っているうちにレンズが壊れ、腕時計も盗られてしまった。ほとんどニュースの価値のないイベントを撮っていてこのざまだから、全く割りにあわない。
なぜこれほど人々が写真を嫌がるのか定かではないが、いずれにしても、この現象も一過性のものである事を願いたい。大半のエジプト人はいい人だし、この滞在中も彼らの親切に触れる機会は多かった。
数日後にインドに戻る予定だが、1年後あたりにこの町に戻って来たとき、人々がどんな風に迎えてくれるか興味深いところだ。願わくば、写真が自由に撮れるような空気につつまれていることを祈って。
(もっと写真をみる http://www.kunitakahashi.com/blog/2011/02/15/changing-of-peoples-attitude-cairo/ )
いまだに人々が集まり祝ったり、散発的なデモの類いはおこなわれているが、広場は徐々に平静をとり戻しつつある。
際立った変化は、僕ら外国人カメラマン達に対する人々の態度だ。
どういうわけかここ数日、写真に対して人々がやけに神経質になってきており、撮影の邪魔をする輩が増えてきた。昨日も、テレビカメラマンが広場の慰霊碑を撮っているだけで兵士に襲われ、別のカメラマンは道路の再塗装をしていたボランティア・ワーカーを撮っていたら一団の男たちに取り囲まれたという。僕自身も広場でおこなわれていた警察官のデモを撮影中、10人くらいに囲まれ、蹴飛ばされてカメラを強引に奪われそうになった。なんとかメモリーカードを渡しただけで助かったが、揉み合っているうちにレンズが壊れ、腕時計も盗られてしまった。ほとんどニュースの価値のないイベントを撮っていてこのざまだから、全く割りにあわない。
なぜこれほど人々が写真を嫌がるのか定かではないが、いずれにしても、この現象も一過性のものである事を願いたい。大半のエジプト人はいい人だし、この滞在中も彼らの親切に触れる機会は多かった。
数日後にインドに戻る予定だが、1年後あたりにこの町に戻って来たとき、人々がどんな風に迎えてくれるか興味深いところだ。願わくば、写真が自由に撮れるような空気につつまれていることを祈って。
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