アフガニスタンでの2週間の取材を終え、先日インドに出てきた。
今回は従軍ではなく、難民やドラッグ関係などの米軍とは別の取材をおこなったのだが、2週間で7つのストーリーを手がけたのでかなり忙しいスケジュールだった。
この国を訪れたのは3年ぶりだが、残念な事に治安は以前に比べだいぶ悪化してきたようだ。頻発する誘拐のために、特に首都のカブルを離れ地方に出るのが極端に難しくなった。それでも従軍しなければほとんど外に出る事もできないイラクの状況よりはまだましで、カブルなら通訳と2人で歩き回って撮影するのは十分に可能だった。
アフガニスタンにはハザラというモンゴル系の民族が多く住んでいるので、僕のような顔つきをした男達はよく見かける。おかげで僕はあまり人目を引かずに行動できるので取材がしやすいのだ。これがイラクだとひと目で外国人だとわかるので、誘拐の巻き添えを恐れるドライバーが僕を乗せることさえ嫌がる。
来年大統領に就任するオバマがすでに公言しているように、この先アフガニスタンへの米軍増兵が現実になると、誤爆や誤射による一般市民の犠牲は増えるし、それに伴い人々の反米感情は増すことは目に見えている。アフガニスタンの人たちと話をしても、僕の知る限り米兵が増える事を望んでいる人など皆無に近い。米軍に対抗するため国外の武装原理主義者たちがアフガニスタンに侵入し、戦闘が激化すると考えられるし、近いうちカブルがバグダットのようになってしまう恐れも十分にあると思う。
こういう悲しい予想が現実にならないように、オバマにはインフラ援助および対話を中心としたアフガニスタン政策を期待したいが、果たしてどうなることか。。。
今日から民族分離主義グループたちの取材でインドの山奥にはいるので、またしばらくブログの更新はできなくなると思います。
今回は従軍ではなく、難民やドラッグ関係などの米軍とは別の取材をおこなったのだが、2週間で7つのストーリーを手がけたのでかなり忙しいスケジュールだった。
この国を訪れたのは3年ぶりだが、残念な事に治安は以前に比べだいぶ悪化してきたようだ。頻発する誘拐のために、特に首都のカブルを離れ地方に出るのが極端に難しくなった。それでも従軍しなければほとんど外に出る事もできないイラクの状況よりはまだましで、カブルなら通訳と2人で歩き回って撮影するのは十分に可能だった。
アフガニスタンにはハザラというモンゴル系の民族が多く住んでいるので、僕のような顔つきをした男達はよく見かける。おかげで僕はあまり人目を引かずに行動できるので取材がしやすいのだ。これがイラクだとひと目で外国人だとわかるので、誘拐の巻き添えを恐れるドライバーが僕を乗せることさえ嫌がる。
来年大統領に就任するオバマがすでに公言しているように、この先アフガニスタンへの米軍増兵が現実になると、誤爆や誤射による一般市民の犠牲は増えるし、それに伴い人々の反米感情は増すことは目に見えている。アフガニスタンの人たちと話をしても、僕の知る限り米兵が増える事を望んでいる人など皆無に近い。米軍に対抗するため国外の武装原理主義者たちがアフガニスタンに侵入し、戦闘が激化すると考えられるし、近いうちカブルがバグダットのようになってしまう恐れも十分にあると思う。
こういう悲しい予想が現実にならないように、オバマにはインフラ援助および対話を中心としたアフガニスタン政策を期待したいが、果たしてどうなることか。。。
今日から民族分離主義グループたちの取材でインドの山奥にはいるので、またしばらくブログの更新はできなくなると思います。