ようやくリベリア行きが決まった。
この国を訪れるのはこれで4度目になるが、僕が3年前の内戦時から追い続けているムスをはじめとした子供達の近況取材のほかに、今回の訪問には特別な理由がある。
内戦で孤児となった少女ギフトが、アメリカ人女性の養子になることが決まったのだ。
昨年末にトリビューンで発表された僕らの記事を見て、ジョディというこの女性がギフトのことを知り、養子にすることを決意した。実は今年の初めから僕はジョディと連絡をとり、フィラデルフィア郊外にある彼女の家にもすでに訪れていたのだが、養子が正式に決定するまでは公表するつもりはなかった。
当初の予定では8月あたりには養子が実現するはずだったが、アメリカ及びリベリア両国の養子に関する法律が複雑なうえ、やたらと時間がかかる。この手続きを待っていたので、僕のリベリア行きも延び延びになっていたのだ。しかし、遅滞の続いた長いプロセスも、遂に最終段階がやってきた。ギフトをひきとる手筈は整い、昨夜ジョディから、彼女が来月早々にリベリアに向かうことになったと連絡をうけた。
僕の出発は火曜日。ジョディよりも1週間ほど早くリベリアに着き、彼女を待つ間にムスやモモ、ファヤなどの子供達を訪ねる予定だ。そして、ギフトの米国パスポートが発給され次第、この新しい母娘と一緒にアメリカに戻ってくる。日本の人々から寄せられた募金も、これでようやくリベリアの子供達に持っていくことができるので、ほっとしている。
このギフトの養子に関して、僕の胸中にはいろいろな想いが巡っているが、のちに順を追って書き綴っていこうと思う。
家族をすべて殺され、つらい思いしか残っていないリベリアから逃げ出したがっていたギフト。いまはただ、もうすぐ夢が叶うであろう彼女の笑顔を見るのが待ちきれない。。。
この国を訪れるのはこれで4度目になるが、僕が3年前の内戦時から追い続けているムスをはじめとした子供達の近況取材のほかに、今回の訪問には特別な理由がある。
内戦で孤児となった少女ギフトが、アメリカ人女性の養子になることが決まったのだ。
昨年末にトリビューンで発表された僕らの記事を見て、ジョディというこの女性がギフトのことを知り、養子にすることを決意した。実は今年の初めから僕はジョディと連絡をとり、フィラデルフィア郊外にある彼女の家にもすでに訪れていたのだが、養子が正式に決定するまでは公表するつもりはなかった。
当初の予定では8月あたりには養子が実現するはずだったが、アメリカ及びリベリア両国の養子に関する法律が複雑なうえ、やたらと時間がかかる。この手続きを待っていたので、僕のリベリア行きも延び延びになっていたのだ。しかし、遅滞の続いた長いプロセスも、遂に最終段階がやってきた。ギフトをひきとる手筈は整い、昨夜ジョディから、彼女が来月早々にリベリアに向かうことになったと連絡をうけた。
僕の出発は火曜日。ジョディよりも1週間ほど早くリベリアに着き、彼女を待つ間にムスやモモ、ファヤなどの子供達を訪ねる予定だ。そして、ギフトの米国パスポートが発給され次第、この新しい母娘と一緒にアメリカに戻ってくる。日本の人々から寄せられた募金も、これでようやくリベリアの子供達に持っていくことができるので、ほっとしている。
このギフトの養子に関して、僕の胸中にはいろいろな想いが巡っているが、のちに順を追って書き綴っていこうと思う。
家族をすべて殺され、つらい思いしか残っていないリベリアから逃げ出したがっていたギフト。いまはただ、もうすぐ夢が叶うであろう彼女の笑顔を見るのが待ちきれない。。。