HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

Being a spectator in China (中国での沿道レース観戦)

2013-10-22 18:50:08 | trip to Beijing 2013
ツアー・オブ・北京、現地観戦までの紆余曲折と反省点等。

北京でキャメロン・マイヤーのレースを観なかったら、今年は1度も生観戦できぬまま終わってしまう、と私は焦っていた。しかし本当に出場するのか。もし出場しなかったら、ランカウイやジロの二の舞になる。慎重に事を進めなくては。

そこへ、さいたまクリテにマイヤー兄出場の朗報が!! ※後に偽マイヤー(クリスチャン)に差し替えられる。。。

Australian Criterium Champ Participates in Saitama Crit(豪州クリテチャンプ、埼玉へ)2013-09-25

日本で観られるからまあいいか、ということで、北京現地観戦は立ち消えとなる。

が、一転、西薗選手の北京緊急出場の報を受け、北京観戦計画再浮上。これが10月2日。

一旦下がったモチベーションを取り戻すべく、奔走。航空券や宿はなんとでもなるだろう。一番心配なのは、沿道で普通に観戦できるのかということだった。

以前、問い合わせしておいたUCIトラベルで、VIPパスを購入することにした。そうすれば少なくとも、スタート地点かフィニッシュ地点のVIPエリアで観戦できるから。

しかし時すでに遅し。連絡したら「もうクローズしました」と。まあ、無理もない。初日まで10日ないし。

自力観戦しかない。とすれば、2泊3日の最終ステージの周回コース観戦だけでいいかな。第4ステージの登りゴールとか、どうやって行っていいのかよく分らないし。

悲劇は続く。当てにしていた特典航空券。往路が満席だorz まあ、欧州よりは安いから、買えばいいか。ということで予約だけ入れる。何が起こるか分らないから、ぎりぎりまで支払わんぞ。

何とはなしに、第4ステージのコースマップを見ていたら、コース上にこんなマークが。

凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸凸

万里の長城かな。The Great Wall。レース序盤にそこを横切っている。でも、万里の長城って、現存するだけで6,000kmもあるんだよね。どの辺なんだか、見当がつかないよ。

しかし、根性を出して、いろんな地図と見比べていくと、そこは観光地化された長城、八達嶺長城で、鉄道駅やバスの便もあるらしい。これは、観光客に紛れてプロトンを拝めるかもしれない。

更に往路便を1日早めると、特典航空券に空きがあることに気づく。それも羽田発着。自腹なら安い方がいいってことで、成田発着にしてたんだけど、これはもう3泊4日に変更?

ここから一気に特典航空券、宿を手配。ホテルは“レース・オフィシャルホテル”にしたかったが、Road Bookが発表されないと分らない。発表されたとしても見られるかどうか…。

合間の観光のため、市街地泊も考えたが、観光しに行くワケではない。ここはオリンピック公園近辺で。いいホテルを見つけた。清潔、部屋広々、市街地ならこの価格でこのレベルの宿は無理、従業員フレンドリーで英語を話す、無料Wi-Fiスピード良好、朝食は安くはないがまずます評判も良く。仮予約。

結局、Road Bookは閲覧できて、レース・オフィシャルホテルも分ったが、予約サイトの溢れんばかりの残念なクチコミに引いてしまった(苦笑)。「一夜か二夜の選手チラ見のため、4日間、我慢できるか」(←自問自答)」「ちょっと無理」(←即答)ってことで。なので、変更せず。

+++

【第4ステージ】
横断幕やらエアギターなどのアホアホ応援グッズは、勿論、熱く楽しく、観戦&応援したいという私の気持ちの表れでもある。それと、そういう出で立ちは、誰がどう見たって、善人に見えると踏んだ。これは正に、スポーツ観戦を楽しむおバカで善良な市民の姿でしょう。ビニールギターを提げた反政府活動家っています? 「頑張れ! キャメロン!」って横断幕持ったテロリストっています?

ある意味、作戦でもあった自分なりの論理が逆効果。所変われば人変わるってことで。ただの不審者、要注意人物になるとは想像すらできなかった。思慮が浅かったわー。

ここで大切なのは存在感を消すことなのだ。「あー、ぶらぶらしてたら、ここでなんかイベントがあるみたいですねー。じゃあ写真でも撮っちゃおーかなー」的な。ただ、鉄柵の設置とか、結構間際だった。中々の手際だ。慣れてるのかな?(軍事パレードとかで) だから、「ここホントにレースが通るのかなー。通るのかなー」って、うろうろしながらキョドっちゃったのもよくなかった。


長城入口へ進むプロトン。
目で見たので撮れた写真は後ろ姿。。。


Why we were marked by the police (私達が警察にマークされた理由)2013-10-17

【第5ステージ】
こちらはロケハンの甲斐もあって、まずまずの成功と思いたい。オリンピック公園近くに泊まって、本当によかった。毎日毎日、公園をぐるぐる巻き。どこへ行っても人が滅茶苦茶に多い北京に於いて、ここはオアシスだった。鳥の巣とウォーターキューブとショッピングセンターぐらいしかないんだけど。北京五輪から5年も経っているので、廃れた感は否めないが、近隣の人たちが散歩したり、スポーツしたり、歌を歌ったり、非常にのどかだった。物売り(凧とか変なペンライトとか記念写真屋)はいるけど、強引な真似はしてこないし。観光地や市街地に泊まっていたら、観光客としての洗礼を受けまくって、疲れ果てたかも知れないしね。


夜の鳥の巣
そういえば鳥の巣の中は見学できて、今でも五輪グッズが売っているとか。


夜のウォーターキューブ


警備の仕事バッチリを伝える(?)地元紙


138 Flew Over the Bird's Nest - ToB Stage 5 Part 1- (鳥の巣ステージ 1)2013-10-18
138 Flew Over the Bird's Nest - ToB Stage 5 Part 2- (鳥の巣ステージ 2)2013-10-19

【その他諸々】
  • twitter、YouTube、googleなどは、基本中国からアクセスできないらしい、ということは知っていた。たかが3、4日だしまあいいかーと思っていたけど、レース情報や選手情報が見られないのは何かと不便。本来は北京で使えないtwitterから、公式サイトがテキストライヴやってるのって、中々の矛盾(苦笑)。VPN接続を日本で用意して行ったにもかかわらず、向こうで使えずorz 結局、何とかしたが、プランA~Dぐらいは用意して行った方がいいのかも。
  • ツアー・オブ・北京公式グッズは何もなく(たぶん)。プログラムもない。得意のバッタもんさえない。作っても売れないか。
  • ツアー・オブ・北京の観客数はツール、ジロ、ブエルタに次いでの自転車レース世界第4位(参考: Tour of Beijing amongst most watched WorldTour races)。パリ~ニースやドーフィネより多い(薄笑)。無茶するわー。「富士山ステージにはそんなに来とらんし!」ってTOJの水増し(?)なんて可愛いものだ。絶対、万里の長城のものすごい数の観光客もカウントしてるって(笑)。あれは、観戦客ではない。
  • 以前、英会話の先生が「中国と南米は英語が通じない」と言ってたけど、身を以て体験しました。中国語会話本を熟読すべきだった。せめて、筆談の練習・準備を周到にすべきだった、と反省。アルファベットの国の人と違って筆談ができるのって凄い強みなのに。
  • 私もサイクル・ジャージを着ればよかった。横断幕もうちわもなきゃ、思い切り地味だもの。いぬたろうにグリーンエッジのジャージを無理矢理着せたんだけど「寒いよ~、寒い~~~」って文句言われて。「プレミアリーグなんて、0℃でも裸で応援するのよ!」って説得した(鬼)。まあ、ジャージに沢山文字が書いてあるから、警官に脱げって怒られるかもしれないけどね(笑)。

    (photos by kumataro)

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