HONK de BONK

鳥の“落し物”が直撃しましたが(泣)鳥には寛容な私です。。。

Beijing on That Day (あの日の北京は)

2013-10-30 20:02:13 | trip to Beijing 2013
一昨日の天安門車両炎上事件の一連の報道を、複雑な思いで読んだ。

事件のちょうど2週間前の正午過ぎ、私は八達嶺長城近くの歩道でプロトンがやって来るのを楽しみに待っていた。警官にマークされつつも(苦笑)。

翌日のツアー・オブ・北京最終ステージは、天安門広場スタートだ。もし事件が2週間前だったら? もしレースが2週間後だったら? 実際はそうではなかったのだけど。

+++

渡航前、多少の不安はあった。大気汚染、反日感情…。羽田発北京行きの機内は、ほとんどがビジネスマン風。こんなご時世なので、観光に行く人は少ないのかな。ただ私は、レースをちゃんと観戦できるかどうかが一番の心配事だったので、それ以外のことにはあまり神経質にならなかった。

行ってよかったと思った。私が滞在した時は、空気が悪いという感じはしなかった。たまたま、いい時期に当たったのかもしれないが。正直、我が家近辺の方が、排気ガスはひどいかも(苦笑)。人も興味深いという意味で、面白かった。愛想はないのに、やってくれることはめっちゃ親切。例えばレストランなんかで「中国語が出来ないめんどくさい奴が来ちゃったヨー」的な、ひょっとして怒ってます?的な雰囲気に相反して、手取り足取り面倒を見てくれて、助けてくれる。私はこれを「北京のツンデレ」と呼んでいます(笑)。そういう文化の違いに戸惑いつつも、なかなか味わい深いなぁと楽しんだ。まあ何より、レース観戦を享受できたのが一番。

そんなワケで、またいつか行くかもしれないと思い、北京の共通乗車カード一卡通(※ イーカートン。Suicaみたいなヤツ)は解約しなかったし、余ってしまった中国元も再両替しなかった。

+++

どこにいたって、事件や事故に遭遇することはある。

何の落ち度がなくても、巻き込まれてしまう無情や、遭遇しなかった偶然に思い巡らすも、理由は何であれ卑劣なテロ行為に憤懣やる方ない。


2013年10月15日、晴れ渡る北京の空とウォーターキューブ(photo by kumataro)

最新の画像もっと見る