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映画、第9地区

 南アフリカ共和国のヨハネスブルク上空に現れた宇宙船。ヨハネスブルク近郊の難民キャンプ第9地区に隔離された宇宙人。人類立ち入り禁止。

第9地区


 こんなキーワードを聞くと見に行かないわけには行かない。横浜桜木町に新しく出来た映画館ブルク13に出かけた。

 映画は主人公、ヴィカスの関係者の証言をつなげていくドキュメンタリータッチで始まる。第9地区に隔離された宇宙人を第10地区に移住させる計画の責任者に指名されたヴィカスにいったい何が起こったのか。

 設定は非常にSF的であるが、不思議なことに映画は現実感をもって進んでいく。難民になった宇宙人という設定さえ受け入れてしまえば、あとは全て極めて現実的な映画。そうそう、それそれ、そうだよなーと言うエピソードが続く。いわば荒唐無稽なストーリーなのにまるで実話に基づく映画という感覚を与えるという意味では非常に良くできた映画である。

 ヴィカスについても、自分が助かることだけしか考えていないという、映画の中の登場人物としてはいささか問題はあるが、実生活では誰でもそうだろうと納得させられる人物設定だ。

 ただこの映画の最大の問題点は女性の影が全く無いこと。SF映画ならかわいくて気の強い女性が不可欠。これがこの映画を見終わった時の不完全燃焼感の原因だろう。

 私にとって映画にはユーモアが無くてはならないし、かわいい美女の存在が不可欠なのだ。

 そんなわけで評価はちょっと辛くなるが、不思議な感覚の映画ということで紹介しておく。


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