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かわいいベービーはいはい

 十年位前、アメリカ人と連れだって新横浜の街中を歩いたときのことです。彼が歩道にある黄色い突起のついたタイルを見つけました。「いったいなんだ」と言うのです。視覚障害者のためのガイドだと言ったら盛んに感心していました。アメリカでは見たことが無いと言って。

 写真をご覧ください。今年の正月、東京メトロの外苑前駅の構内でこんなものを見つけました。普通監視カメラなんかが有る位置に、赤外線のセンサとスピーカが付いています。なんでしょう。センサの前に立つと、小さな音で、「トイレは左側です」とアナウンスを始めました。マイノリティレポートの世界です、バリアフリーですねえ。

 ところがこの「バリアフリー」、米国に建築用資材を輸出している友人から和製英語らしいと聞きました。パンフレットに「バリアフリー」と書いたらアメリカ人に「accessibility」と言うんだと言われたらしいのです。

 国連障害者生活環境専門家会議報告書でバリアフリーと言う言葉が使われているので、全くの和製英語ということはなさそうであるが、たしかにアメリカやカナダでは通じないようです。偏狭なナショナリスト達め、と思いがちですが、言葉が世界語として羽ばたくと良く起こることのようです。

 もちろん日本語から英語になった単語で意味が変わってしまうこともあります。たとえばFuton、布団ですね。欧米ではソファベッドをFutonと呼んでいます。日本人がいくらそれは布団じゃないと言っても聞く耳は無いようです。

 英語になった外国語の単語数で言うと、ナンバーワンはフランス語のようです。実は二番目が日本語なのです。最近は「いじめ」とか「かわいい」なんてのも輸出されています。でも気をつけてください、つまらない冗談をいうと「さむーい」と言われるらしいです、特にアジア圏では、、、

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