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新年は二本立てで

 昔は当たり前だった三本立ての映画館は、今、ほとんどなくなりました。シネマコンプレックスの副作用のひとつかと思っています。その中で二本立てを続けているのが目黒シネマです。

 目黒シネマは名画座として分類される劇場であるが、ミニシアターでやっているようなアート系だけではなく、ハリウッドの娯楽映画も良い映画であれば上映するという方針のようです。封切りから少し遅れて、しかしDVDの発売前に上映するスタンスです。

 三本立てというとなかなか組み合わせが難しく、任侠ものの三本になったりしてしまうのです。しかし、二本立てだと面白い組み合わせもできる。「サイドウエイ」を見に行ったら同時に「ドッジボール」を上映していて、なんや、こっちのほうが面白いぜ、といって帰ってきたりします。

 「ミニミニ大作戦」を劇場公開で見損なったので目黒シネマで見たのですけれど、同時上映が「ファムファタール」でした。思いがけず好きなタイプの映画で、とっても得をした気持ちになったのです。

 「ブレードランナー」のリドリースコット監督作品「マッチスティックマン」を見に行ったら「マトリックスリローデッド」が同時上映です。確かになー、という組み合わせです。でもこの「マトリックスリローデッド」、封切りでも見ましたけれど、もう一度見てもさっぱり分からなかった、なんてこともありました。

 「オペラ座の怪人」を見たときは、もう一本が「エターナル・サンシャイン」です。聞いたことが無いですね。え、ジムキャリーですか。ちょっといけません、と「オペラ座の怪人」だけ見て帰ってきました。食わず嫌いで損をしたかなーと思ったりするのも二本立ての楽しみです。

 「モンスターズインク」と「プリティプリンセス」の組み合わせも、「ポーラーエクスプレス」と「Mr.インクレディブル」の組み合わせも、成程なと納得したものです。

 現在上映中は「トランスアメリカ」と「キンキーブーツ」の二本立てです。この組み合わせも一癖あって面白い。性同一性障害のシリアスな面を描いたのが前者で、コメデイタッチで描いたのが後者です。こんな場合、「キンキーブーツ」を後で見るように時間を調整します。笑いながら劇場を後にしたいですからね。これも二本立ての楽しみの一つです。

 目黒シネマの前の目黒通りの坂を下っていくとラーメン店が沢山並んでいます。激戦区ですからおいしい店が沢山あります。映画の前に、揚州商人でワンタンメンを食べて腹ごしらえです、何しろこれから4時間を越す長丁場ですから、、、


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