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黄昏れたフクロウ

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飛鳥2とにっぽん丸、パノラマ写真化

2010-09-30 | 科学、技術
 せっかく飛鳥2とにっぽん丸が同時に横浜の大桟橋に停泊していたのに、二隻が写っている写真を撮ってなかった。

 飛鳥2を撮った写真はこれ。

飛鳥2とにっぽん丸


 にっぽん丸を撮った写真はこれ。

飛鳥2とにっぽん丸

 そういえばマイクロソフトが無料で提供しているイメージ・コンポジット・エディターICEでパノラマ写真を作れるはず。試してみた。

 まず上の2枚の写真をトリミングし、倍率を調整し、ズームを合わせる。

 奥にいるのが飛鳥2。

飛鳥2とにっぽん丸

 青い船体がにっぽん丸。

飛鳥2とにっぽん丸

 これをマイクロソフト・ICEに読み込ませると、自動的にパノラマ写真が出来る。

飛鳥2とにっぽん丸



 上下をトリミングすると出来上がり。この下の写真をクリックすると大きい写真を見ることが出来る。かなり実用になると思う。

飛鳥2とにっぽん丸


 こんな光景が目の前に広がっているのに写真を撮らなかった自分の感性にため息をついてしまう。それにしても便利な世の中になったと思う反面、なんとなく味気ない時代になってしまったという思いもある、、、、、、




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迷惑メールフィルターとベイズの定理

2010-09-23 | 科学、技術
 yahooメールに山のような迷惑メールが届く。

 それでも、メールソフトの迷惑フィルターを有効にしておくと、ほとんどの迷惑メールをそのままゴミ箱に捨てることが出来るからあまり問題はない。どういうアルゴリズムになっているか良く分からないが、有効に機能していると言える。最近のフィルターはベイズの定理を利用していて、自分で学習していくらしい。

 このベイズの定理、朝日新聞に掲載された勝間氏の「後付けの条件で確率は変わる――ベイズの定理」で話題を呼んでいる。勝間氏の記事は数学的に間違いであるというコメントが相次いで、勝間氏はしてやったりとほくそ笑んでいるに違いない。

 問題とはこうである。

 「区別のつかない三つの袋の中に、それぞれ「赤・赤」「赤・白」「白・白」の二つの球が入っているとします。袋を一つ選んで、その中から球を一つ取りだしたところ、赤球であった場合、残りのもう一つの球が白球である確率はどのくらいでしょうか?」

 直感では、最初に赤球を取り出したのだから、選んだ袋は「赤・赤」か「赤・白」のどちらか。従って、次に白が出るか赤が出るかの確率は同じと感じてしまう。

 ところが、赤が出る確率のほうが2倍であると言うの勝間氏の主張。

 本当かとperlを使ったシミュレーションをやったら、驚くことに白が出る確率は1/3に過ぎない。box==0は「赤・赤」の袋を選んだとき。ball==0は第2ボールが白。

perlによるシミュレーション


 勝間氏の言う

 「ポイントは、最初に赤をとった時点で、「白・白」が母集団から除かれるということで、、、、、、、」

 はその通りなのだが、さらに言うと「赤・白」の袋を選択したのに最初に白を引いてしまった場合も母集団から除かれることだろう。

 「赤・白」の袋を選んだとしても最初の玉が白だと、試行から捨てられる。つまり「赤・赤」の袋を選んだ確率のほうが倍になるということだと思う。

 なるほどね、とても面白い。それでもSPAMメールを開けてしまったりと、直感の方を信じたい自分がいるから、よく騙されたりするのだろう、、、、、


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Windows7リカバリー

2010-08-11 | 科学、技術
 今まで4世代にわたってDell社のPCを使ってきたが、これが最後になりそうだ。

 Dell社は今年の初めからOS再インストール用のメディアの添付をやめてしまった。幸い4月に購入したstudio15には再インストール用のCD-ROMが一式ついてきたので、問題ないのだが、今後Dell社のPCを購入しても付いてこない。

 その代わりだろうDell DataSafe Local Backupというソフトがインストールされていて、これを使ってシステムリカバリディスクをPCの購入者が作ることになる。指示通りDVD-R2枚にシステムリカバリディスクを書き込み、これで安心と思っていたのだが、、、

 実はこれに問題があったのだ。

 7月はじめの暑い日、studio15でitunesの同期をしていたら突然ブルースクリーンになってしまった。早速新しいHDDを購入しシステムリカバリディスクで出荷状態に戻そうとしたのだが、うまくいかない。2枚目のシステムリカバリディスクを読み始めたところで進捗状況を示すバーが全く進まなくなる。4時間ほどほっておいて諦めた。

 オリジナルのHDDは保存してあったので、再度システムリカバリディスクをブルーレイディスク1枚に書き出し、これを使ってリカバリー。

 まず、リカバリーに失敗した新しいHDDをUSB経由でPCに接続してパーティションを削除。GUIで削除できないOEMパーティションはdiskpartで削除。

>diskpart
DISKPART>list disk
DISKPART>select disk 1
DISKPART>list partiton
DISKPART>select partition 1
DISKPART>delete partition override
DISKPART>clean

 新しいHDDをPCに組み込み、システムリカバリディスクから起動、リカバリーを実行。結局23分でリカバリーが完了し、正常に動作を始めた。

 OS再インストール用のメディアの添付をやめた問題点は二つ。

 第1にシステムリカバリディスクが正しく出来ていることを確認する方法が無いこと。リカバリーが必要な状況になってディスクに問題があることが分わかっても手遅れ。

 第2にパーティションの切り直しが出来ないこと。それに出荷状態への復旧しか出来ないから、不要なアプリが入ってきてしまうことも問題。

 私の場合、OS再インストール用メディアが添付されてきたので、今回のリカバリー作業は単なる好奇心から。添付されてこなかった人は大変だろうな、というのが感想。リカバリーしたHDDはすぐにフォーマットしてしまった。

 現在のところエプソンがメディアの添付をしているようなので15年ぶりにEndeavorに戻るか、それともいっそのことMacに戻るか、暑いさなか悩みは尽きない、、、、




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七輪と道路地図

2010-08-09 | 科学、技術
 さんまがおいしい季節になってきた。庭で七輪に炭をおこし団扇でぱたぱたあおぎながら焼く。もくもくと立ち上る煙の匂いが食欲をそそる。

 ところが最近庭で煙でも出そうものなら抗議の電話がかかってくるらしい。ダイオキシンを出さないで欲しいということらしい。年に数回のことなのだが、風情の無いことでである。そんなわけで最近七輪をとんと見かけない。絶滅寸前なのだろう。

 絶滅と言えば、最近こんなものまでと思ったのが道路地図。ほんの15年前の話だがドライブに道路地図は必需品だった。本屋には各社の特徴のある道路地図が山積みされていた。ところがカーナビの普及のためだろうか、これがほとんど絶滅危惧種状態なのである。

 今まで道路地図は色々買ったが、結局昭文社の大判B4サイズの地図に落ち着いていた。サテライトマップルと呼ばれていた10万分の1縮尺のこの地図は全体像をつかみやすく、遠出することが多かった私にはちょうど良かったのである。毎年のように買い替え、車には色々な書き込みをした道路地図が3冊も4冊も積んであることが多かった。

サテライトマップル


 実際に運転する時はカーナビを使うので地図はいらないだろうと思うかもしれないが、その当時ナビの精度が低く地図でルートの予習をすることは必須であった。それに「東北3泊四日3000キロの旅」を計画する時に大判で見やすい地図は必需品だったのだ。

 それが去年新しいサテライトマップルを買いに行って愕然とした。売っていない。大判B4サイズの地図が影も形の無いのだ。結局70万分の1の地図を買ってきたのだが、折り目はすり切れてくるし、ストレスはたまる。

 ところが今年、昭文社から「Mapple全日本版 (創業50周年記念復刻版マップル全日本道路地図)」を売り出すと言う広告を見た。これがB4判。これですよこれ、欲しかったのは。

 2010年7月20日に発売開始ということだったがアマゾンが早くから予約を受け付けていたので7月16日に注文。8月3日に到着。

Mapple全日本版



 これであと5年はしのげると思ったら、これが大間違い。私には非常に使いにくい作りになってしまっていた。

 最大の問題点は縮尺を25万分の一にしたこと。これはページ数を減らすには大きな効果があったようだが、ページ割がめちゃくちゃになってしまった。昔の20万分の1の地図ではページをめくると地図の続きを見ることが出来たし、3ページめくると南へ1こま移るとか覚えやすかったし使いやすかった。ところが今回の地図では例えば東北地方では南北につなげている。これが慣れない。

 それにページ間で重複する部分が明示されていないし、重複量がいろいろ変わる。これは旅程のプランには致命的。全体像を把握しにくいのだ。カーナビが発達してきた今、道路地図に需要があるとしたらドライブ計画だろう。今回発売された地図はそれをあまり考慮していない。綿々と進化してきたマップルの進化部分を全て切り捨て、祖先帰りした愚作じゃないかと思う。奇をてらわず20万分の一の全日本道路地図を10年ごとでよいから出してもらいたいものだ。

 結局今年の東北旅行はgoogleマップで計画して、JAFの20万分の1の地図に書き込むということになった。

 話は変わるが、このgoogleマップ、ルートも探してくれるし、所要時間も計算してくれる便利なものだ。その上Google Maps Navigationという、ユーザーが増えれば増えるほど精度が増すと言う究極のナビも登場している。これでは道路地図が絶滅するのはやむ得ないことかと納得する。

 私も七輪や道路地図と一緒に絶滅しないようせいぜい気張っていこうと思う毎日である、、、、、


注記:この5000部限定「創業50周年記念復刻版マップル全日本道路地図」は売切れ次第販売終了らしいが、昭文社ではすでに販売終了。アマゾンではまだ売っている。



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windows7再インストール

2010-07-08 | 科学、技術
 またPCの話で申し訳ないが、windows7機を再インストールすることにした。itunes関係のファイルかレジストリが壊れていたのは確実なので、そのほかも壊れている可能性はあるからだ。

 それにハードディスクのパーティションも切りなおしたいから、ちょうど良い。それにしても買ってから3ヶ月も経たないのに再インストールになるとは思っても見なかった。

 幸いこのDell社のコンピュータには再インストール用のCD-ROMが一式ついてきた。現在Dell社はインストール用のメディアの添付をやめたらしいから間一髪、本当にラッキーであった。もっともDell社はシステムリカバリディスクによる復旧手段を提供しているが、これについてはいつかレポートする

 パーティションを切りたい理由はデフラグの問題からである。もともとデフラグはハードディスクの寿命を短くするし、システムを不安定にすると言うのが持論。それなのにwindows7は初期設定で毎週水曜日に自動的にデフラグをやる設定になっている。最近の常識かもしれないが、年寄りの常識にとってはとんでもないこと。

 それならデフラグのスケジューリングを停めればよいじゃないかという意見もあるかもしれないが、チキンハートの私には無理と言うもの。そういう訳で今回パーティションを切り直し、フラグメンテーションが起こりにくい、そしてデフラグが軽く実行できるようにしておこうと言うわけだ。

 まずデフラグが軽く実行できるようにするためにシステム領域を50GB程度にする。そしてフラグメンテーションが起こりにくくするために仮想メモリーと一時ファイルのための専用のパーティションをひとつ作る。これが記憶域のイメージ。

記憶域


 10GBのE:ドライブがこのためのパーティション。仮想メモリ領域は4GBが固定的に割り当てられている。残りはTEMPファイルとTMPファイル、InternetExplorerのキャッシュ用。それとfirefoxのプロファイルを新しく作り、フォルダをこのドライブに指定。これでフラグメンテーションをかなり抑えることが出来るはず。

 パーティションを切る作業が終われば、再インストールそのものはXPよりも簡単かもしれない。自動で進み何もすることが無い。OSのインストールが終われば、添付されてきたCDに入っているデバイスドライバーとユーティリティを組み込み、E:ドライブの処理が終われば出来上がり。ここまでだいたい半日仕事。

 ところがここからが大変。セキュリティソフトやメールソフト、ブラウザなどアプリケーションをインストールし、細かい設定をしていく。その上OSを軽くするためのカスタマイズもするから全部終わるのに2日はかかる。

 こんな作業を又やるのはイヤだということで出来上がったハードディスクを別のハードディスクにコピーすることにした。

 使ったのはコピーワークス11というソフトと、ハードディスクをUSB経由でPCにつなげるためのnovac社のつなが~るKITという商品。新たに購入したハードディスクはもともと入っていたのと同じメーカー、サムソン社の同じサイズのもの。秋葉原のTwoTopで購入したのだが500GBで5000円しないとは驚くしかない。

コピーワークス11


 windows7からのコピーはうまくいかなかったので、PCの起動ディスクとしてコピーワークス11のCDを使い立ち上げ、ワンクリックでコピーが出来た。

 結局現在4台のハードディスクでバックアップをまわしている。ハードディスクのコピーがあると思えばかなり大胆な実験も出来るのがなにより。それにしても早くwindows7を安定して動作させられるようにならなくてはいけない。XP機は何時壊れてもおかしくない状態なのだから、、、、




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windows7とitunes

2010-07-06 | 科学、技術
 windows7機を導入した。

 XP機からの乗り換えまでにこの新しいPCを安定化するためにインターネットラジオを24時間聴き続けるなどランニングテストを続けていた。ところが最近反応が遅くなってきたと思っていたらitunesでipodを同期し終わった瞬間にwindowsが固まった。

 ctl-alt-delも効かないので強制的に電源スイッチをオフにして再度立ち上げたら自動的にwindowsの修復が始まって立ち上がった。シャットダウンが出来ないというのはwindowsXPではハードディスクが壊れたとき以外経験が無い。

 ちょっと驚いたが立ち上がってくれればまあいいかと思っていたらitunesが起動できなくなっていた。itunesの再インストールで解決と思ったら、インストールが出来ないのである。これがなかなか大変な出来事の始まりとは思わなかった。

 itunesをアンインストールして再インストールと思ったらBonjourが削除できないので再インストールが出来ない。%systemRoot%Installer配下のファイルとレジストリが不一致になるとアンインストールも出来なくなってしまうらしい。

 以下再インストールの手順を記す。

1.UACレベルの変更

 コントロールパネル->ユーザーアカウント->ユーザーアカウント制御設定の変更
 通知レベルのスライダーを一番下に下げる

2.Windows Installer Clean Upのインストール

 fuji-xeroxのサイトからmsicuu2.exeをダウンロードし、実行する。ウイザードに従ってインストールを進める。

3.Windows Installer Cleanupの実行

 apple社関係のファイルを指定してRemoveする。対象ファイルは

Apple Application Support
Apple Mobile device Support
Apple Software Update
Bonjour
itunes
Quicktime

である。

windows clean up


4. itunesの再インストール

 一応itunesは復旧したが、なぜ壊れたのか。itunes関係以外は壊れていないのかなど不安要素は多い。根本的な対策が必要かもしれない。




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電子機器の寿命とPCと私

2010-06-28 | 科学、技術
 電子機器の寿命に大きく影響するのは温度である。

 ICなどの半導体はたとえば40℃の時の故障率が1とすると、60℃になると故障率は10、80℃では100になる。そのほかアルミ電解コンデンサを使っている機器では温度が10度上がると寿命は半分になるともいわれている。

 それに温度差も寿命に大きく影響する。電子機器に電源を入れると発熱し、切ると冷たくなる。この温度差が電子部品の寿命に大きく影響する。実際電子機器の寿命試験には温度サイクルといって温度の上げ下げを繰り返す試験が行われている。

 こまめに電源を切るのは電力消費量という点ではエコロジカルかもしれないが、電子機器の寿命を大きく損ねている。こう考えると電子機器を製造するための資源やエネルギーを考えると単純に得策とはいいがたい。

 実際、我が家ではPCの電源を入れっぱなしにしてあるがハードディスク以外のハードウエアが故障したことは無い。もちろん定期的なシャットダウンはOSを安定させるために必要だが、すぐに立ち上げるようにしている。

 ノートパソコンについては机の面から浮かして冷却のための空気の移動を容易にし、冷却ファンの掃除をこまめにやって来た。

 ところが最近購入したデル社のstudio15の発熱がかなり多い。連続通電しているのだが、夏をむかえ温度が上がりすぎるのではないかと少々心配になってきた。そこで投入した新兵器。ELECOM社の冷え冷えクーラー。ネーミングに違和感はあるがしっかりした作り。

ELECOM社の冷え冷えクーラー
 
 実際の効果を数字で表すためにスーパーパイを実行。冷え冷えクーラーのファンをオンした時とオフ時での温度の違いをcoretempというフリーソフトで測定した。

coretemp

 上の写真はクーラーファンを切った状態での温度。このCPUにはコアが4個入っているのだが、高いものはジャンクション温度が89度にも達している。Tjmaxが100度だからひやひやもの。実際coretempの表示が86度以上で色が変わるから警告の意味もあるのだろう。

 この状態でファンを入れると74度から79度の間に分布するので、10℃程度さがることになる。たった10度と思うかもしれないが最初に書いた経験則にのっとれば寿命が3倍伸びることになる。

 インテルのCPUには3年間の品質保証があるから、平均温度を10℃下げると9年くらいはもつことになる。9年???、私にとってもPCにとってもオーバースペックと言われれば、その通りと言うしかないのだが、、、、




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古いPCのギガビット・イーサ化

2010-05-11 | 科学、技術
 2005年夏に購入した古いPCのLAN性能を改善しようと試みてみた。

 最近のことだが、我が家のLANに使っているハブをギガビット・イーサ(GBE)化した。これでGBEインターフェイスをもつNASやノートPCの性能を十分に引き出すことが出来ることになる。

 それならついでにデル社の古いディスクトップPC、Dimension3000にもGBEインターフェイスを付けてみようということになったのだ。幸いPCIスロットもひとつ余っている。

 購入したのはコレガ社のPCIバスLANアダプター、CG-LAPCIGTRで1980円。

CG-LAPCIGTR

 組み込みは簡単。LANケーブルをはずした後、セキュリティソフトを停止し、アダプターについてきたドライバーをインストールする。

 その後はアダプターをPCIスロットに挿入するだけ。

GBEカード



 これで電源を入れるとハードウエアが自動的に認識され、セキュリティソフトを元に戻すと作業はおしまい。

 オンボードのLANインターフェイスを停止する必要があるかと思っていたのだが、停止しなくても今のところ不都合は無い。それならWindows XPにはルーター機能が実装してあるらしいから100BASE側のネットワークアドレスを変えてルーターにしてみようかと考えている。

 LANの転送能力の測定結果は以下の通り。約562MByteのファイルをPCに転送する時間を測定した。

GBE測定結果


 項番1が今までの構成。項番2が新しくGBEを導入した構成。速度が倍以上改善されたし、何よりblogネタになったということで、十分価値のある作業だったと思っている。


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LAN環境のリニューアル

2010-05-07 | 科学、技術
 壁をのたうちまわっているのはLANケーブル。もう5年近く手入れしていない。

LAN環境


 それに最近導入したファイルサーバーが1000BASE-T対応で、2週間前にやってきたデル社のノートPCもギガビット・イーサに対応している。ところが使用しているスイッチングハブが100BASE-T対応だし、ケーブルも得体の知れないものばかり。カテゴリーは、と聞かれてもそれは何ですかと言うしかない。

 これではいけないとLAN環境のリニューアルと思ったのだが、ハブとケーブルをギガビットに対応させたら実際に効果があるのか、事前の検証は必須である。

 下の表がその実験結果である。実験はNASに保存してあった約562MByteのファイルをPCに転送する時間を計測した。実際には逆方向、PCからファイルサーバーNASのデータ転送時間もほぼ同じである。
GBE測定結果

 項番3が現用中の100BASE-T対応ハブを通してファイルサーバーであるNASと、最近購入したギガビット・イーサに対応しているデル社のノートPCをつないでみたもの。

 そして項番4がNASとこのPCを直結したときのデータである。ファイル転送時間が81秒から最速で47秒に短縮される。ギガビット対応のハブを挿入すれば当然直結の比べパフォーマンスは落ちるだろうが転送時間が約半分になるのは魅力的だ。

 そこで購入したこれがコレガの8ポートスイッチングハブ。もちろんギガビット対応、ヤマダ電機で6580円。カテゴリー6のケーブルも何本か購入。

コレガの8ポートスイッチングハブ


 項番5がハブを入れた転送速度。47秒が54秒と約15パーセント遅くなってしまったが、それでも効果は大きい。今回のリニューアルは大成功と言うことになる。

 ただし問題もある。取り残されてしまった古いデスクトップPCである。ハブが3段カスケードにつながっていて実に204秒もかかっている。

 これにギガビットイーサのアダプターカードを追加したらスループットは上がるのだろうか。このPCのハードディスクはATA100対応ウルトラDMAモード5で動作していることは確認済み。このモードの理論値は100MBytes/sだからハードディスクネックにはならないはず、、、、、、、

 こんなことを厳密に検証し、事業仕分けチームにこんこんと説明したのだが、反応は鈍い。女子供に納得させるのは難しいとあきらめかけたとき、

 「で、アダプターって、いくらかかるの?」と仕分け人。

 「1980円」と私。

 「悪いけど最初に言ってくれる?時間がもったいないから」

 「、、、、、、、」

 


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Windows 7 がやってきた

2010-04-23 | 科学、技術
 Dellに注文していたノートパソコンが今日届いた。3月25日に注文したのだからほぼ一ヶ月かかったことになる。

Dell

 DDR3メモリを4GB搭載したcore i7機にブルーレイドライブを載せWindows 7 Professionalをインストールし、HD解像度の液晶を奮発しても10万円そこそこだから、本当に安くなったものだ。

 我が家のPCの歴史は同年代の人たちとほとんど変わらない典型的なものだと思う。NECのPC98で始まり、実はTK80BSからはじめたのだが、マッキントッシュプラスからアップルのパワーブックを2世代使い、Windows95のころDECのノートでまたマイクロソフトに戻った。

 マッキントッシュプラスが30万円でDECのノートが50万円くらいだったから隔世の感がある。それからは3世代Dell社のPCを使い今回のStudio15がDellの4代目になる。

 Dellの良さは、以前にも書いたことがあるが、分解のためのマニュアルが公開されていることと再インストールのメディアが全てついてくること。定期的にクリーンインストールするユーザには必需品だ。

 ところが、この3月からオペレーティングシステムとドライバーのメディアの添付をやめるとアナウンスしたそうだ。幸い今日届いたPCにはメディアが同梱されていたので問題ないが今後は再考の必要がある。

 それに注文してから受け取りまで一ヶ月というのは今までに経験したことがない。その上、もともとの納期は5月7日であったから40日以上かかる可能性があったことになる。

 もっともWindows XPからWindows 7へとOSを一世代スキップするのだから使いこなすまで少々時間がかかるのを見越して余裕をもって注文しておけば全く問題ないのだが。

 さもないと、例えばPCが壊れたとあわてて注文したりすると、一ヶ月ほどPCのない生活を過ごすことになったりする。これも心静かに生活をおくることが出来ると思えば大きな問題ではない。まあ、何かあるとしたらせいぜいブログの更新が滞るくらいのものである、、、、



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ナスの交換

2009-12-24 | 科学、技術
 NASはネットワーク接続ストレージの略称だ。パソコンの中にあるハードディスクがネットワーク上にあると思えばよい。パソコンが複数ある場合、ファイルを共用できて便利だし、これさえバックアップしておけばパソコンが壊れても簡単に復旧できる。

 そんなわけで2004年にバッファロー社のLinkStationを購入し、すぐにバックアップ用として玄箱を購入した。本棚の隅にあるこの2台で、データの保全はまあ大丈夫だろうというレベルには達していると思う。

バッファロー社のLinkStation

 実際先日パソコンが壊れてしまったときも比較的簡単に復旧できたのはこれらのNASのおかげと思っている。

 ところが一週間ほど前からLinkStationのファンが大きな音を立てるようになってしまった。購入時から雷が接近しているとき以外はほとんど電源を落とすことは無かったので、もう2000日近く働いていたのだ。そろそろ引退時期かということで新しいLinkStationを購入した。かなり小型化されている。

LS-WX2.0TL/R1



 最近のNASはハードディスクが2台内蔵されているものがあって、モードの設定により高速にデータをやり取りできるRAID0モードや通常モード、記憶容量は半分になるが自動的にバックアップもしてくれるRAID1モードを選択できる。

 今回購入したのは記憶容量2TBのLS-WX2.0TL/R1という機種。やはりハードディスクが2台内蔵されていて出荷時はRAID0モードになっていた。これはハイビジョンの録画等高速アクセスに向いたモードなのだろうが、当面必要ないので、RAID1に設定を変え使うことにした。

 まず通常モードに設定し、それからRAID1を構築する。この構築には数時間かかるのであんみつでも食べて待っているとよい。そして共有設定をするとデータのコピーが可能になるので、古いLinkStationから新しいLinkStationにデータをコピーした。

 PC経由でやってので10時間もかかってしまったが、コピー後ネットワークデバイスの割り当てを旧LinkStationのものに変えてやると、当然のことながら、昔とまったく同じ環境になった。

 これであと3年はストレージの心配はなさそうだ。マヤ暦によると2012年12月22日まで持ってくれればよいのだから、これで十分ということだ。




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PCが壊れた、壊したのかもしれないが

2009-07-13 | 科学、技術
 カタカタとキーボードをたたいていたら、ハードディスクがカタッといって、画面がカチンと凍りついた。

 画面はそのまま表示しているがマウスも効かないしキーボードも無反応。ctl+alt+delも効かない。電源スイッチは長押しでかろうじて効いて電源は落ちたが、再度電源を入れてもBIOS画面が終わったところでそれ以上進まない。ハードディスクのアクセスランプがつきっぱなしだ。

 やれやれ、バックアップは2月からやっていない。写真と音楽データが消えたのを覚悟するしかないだろう。ただ、メールとスケジュールはネットワークドライブをマウントしてそこに入れているので大丈夫。

 そういえばアドレスブックもバックアップしていない。今年になってばっさりと友人関係を整理してアドレスブックがきれいになったと思っていたのに、またやり直しか。誰に絶縁状を送ったのか記録が消えてしまったら困る、というのは冗談。

 今から考えると思い当たる節もある。ハードディスクの使用率が70%を越してきたのでデフラグを実行してしまったのだ。デフラグ、ディスクを長く使っていると記憶領域がどんどん細分化、つまりフラグメンテーションが起こってしまうので、これを何とかしようというのがデフラグメンテーションだ。うまくいけばPCのスピードが速くなったりする。

 ただしシステムに不安定な要素が潜在する時デフラグをやると不具合を顕在化することがある。その場合ほとんどシステムがクラッシュする。そんなわけで基本的にはデフラグはやらないで、早めはやめの再インストールをやるというポリシーでやってきたのに、今回は魔が差した。これを専門用語ではボケと言う。

 新しいハードディスクに交換し再インストール。Dellのコンピューターは再インストール用のCDが全てついてくるので時間はかかるが作業は簡単だ。一日かけて再インストールしたらコンピューターはさくさく動くしハードディスクはがらがらだし、なかなか快適になった。

 さて、次にシステムが壊れてしまったハードディスクをideケーブルのslaveの位置にさして、恐るおそる電源を入れてみる。ハード障害ではないだろうという読みで、あわよくばデータだけでも回復できればということなのだが。

slaveに挿入したHDD


 ラッキーなことにウインドウズは立ち上がり、取り外したディスクがE,Fドライブとして見えていた。ピクチャーデータとミュージックデータを転送し、アドレスブックも回復。そうそうitunesもそのままバックアップ。結局被害はなかったのだが、教訓を得ることができた。

 教訓、デフラグをするくらいなら再インストール。そのほうが何倍も安全で効率的である。

 勿論今回、こんな無機質で技術的な教訓を得ただけではない。人として生きていくうえでもっとも大切な人生訓も得ることができた。

 人生訓、ボケの冒険休むに似たり

 解説:リスクを承知で挑戦するのが冒険、リスクを認識できないボケに冒険と言う言葉は無いの意。


 

 
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これはいったい現実か

2008-04-11 | 科学、技術
 今年のスキー行は散々であった。大体天気が良くない。週末になると雪は降るし、雨は降る。まさしく異常気象の連続と言える。こんな天候が不安定な時、面白い光学現象を見ることが出来ることがある。

 2008年3月30日朝6時10分、長野県上田市のそばにある菅平高原で幻日(げんじつ)を撮影することが出来た。

菅平高原の幻日

 幻日は氷晶の屈折による現象で、太陽高度の低い朝や夕方に見える。電信柱の左で光っているのが本当の太陽で、右に虹のように見えるのが幻日だ。

 太陽がだんだん高度を上げていくと幻日環という現象になる。この日もきれいな幻日環が出ていたのだが、残念ながら写真を撮ることが出来なかった。全周の幻日環は珍しいらしいから、本当に残念なことをした。

 なかなか幻想的な現象で、現実感を失わせてしまうのだが、、、、、



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心臓ペースメーカー

2008-03-07 | 科学、技術
 「優先席付近では携帯電話の電源をお切りください」という表示、心臓ペースメーカーに影響を与えるかららしい。

 これは元電子技術者としてはどうにかならないものかと思っていた。ペースメーカー装着者が携帯電話に生命の危機を感じるなど文明国家ではない。だいたい携帯とペースメーカーでは利用する周波数がまったく違う。工夫をすれば携帯電話からの影響をキャンセルできないはずがない。携帯OKのペースメーカーを開発して、大儲け、、、、もとい、患者さんの生活向上に残りの人生を賭けようかとも思う。

 去年の11月、母親が心臓にペースメーカーを入れた。夏の暑さに負けたか脈拍が40程度に下がり、病院へ行ったら即日入院、翌日ペースメーカの挿入手術が行われた。

 手術は心臓のある左の鎖骨の下にペースメーカー本体を埋め込み、心臓の脈拍を制御するためのリードと呼ばれる細い導線を心臓まで伸ばす。

 術後の経過もよく一週間で退院したのだが、これから気をつけなくてはいけないことがある。そう携帯電話。これから母親のそばで携帯電話はできない。

 退院に当たって注意事項の説明が医師からあった。

 医師:携帯電話は右手で使ってください
 母:??????
 医師:携帯電話はペースメーカーから15センチ以上離せば大丈夫です
 母:、、、、、、
 医師:15センチと言うことは右手で持てば大丈夫と言うことです。
 母:、、、、、、

 実際、最近のペースメーカーは携帯電話の影響をほとんど受けないようだ。ただ古いペースメーカーを入れている人もいるので日本医用機器工業会としては

 「携帯電話を操作する場合は、ペースメーカーの埋め込み部位から十分な距離(22cm)以上おいて使用してください」

 と言っている。

 電子機器がペースメーカーに影響を与えると言うのは広く知識として知られていて母親も例外でない。医師からはペースメーカーの安定性について十分な説明があり、「何かおかしいと思ったら半歩後ろに下がれば元に戻ります」と言われたのだが、それでも心配らしい。

 退院直後は電気冷蔵庫のそばに行ってもいいかとかエアコンは大丈夫かとか神経質になっていた。その上電車に乗って「優先席付近では携帯電話の電源をお切りください」という表示を見るたびに心配で心臓がどきどきすると言っている。

 ところでペースメーカー装着者にとって全自動麻雀卓は危険と言われているのだが何故なのだろう。まあマージャンが心臓に悪いと言うのはわかるような気はするが、、、、、、



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ノートン・インターネット・セキュリティー

2007-12-20 | 科学、技術
 デスクトップPCに入れていたノートン・インターネット・セキュリティーの更新サービスが12月はじめで切れた。セキュリティ・ソフトをカスペルスキーにでも変えようかと思っていたらノートンを売っているシマンテック社からからメールが来た。

 ノートン・インターネット・セキュリティー2008に2年間の更新サービスを付けて9980円で売ってくれるという。しかも3台までインストール可能だと言う。一台一年2000円弱ということになるのでこれは非常に安い。

 現在我が家ではちょうど3台のPCがインターネットに接続されている。デスクトップPC(*1)にはノートン・インターネット・セキュリティー2005が入っていてファイアーウォールとアンチウイルスとしてがんばっている。

 ノートPC(*2)にはノートン・アンチウイルスが入っていてファイアーウォールはWindowsXPの機能を利用している。

 もう一台のノートPC(*3)にはアンチウイルスとしてフリーソフトのavastを使っていて、やはりファイアーウォールはWindowsXPの機能を利用している。このPCはメール専用で、プロバイダーのウイルスチェックサービスを契約しているので、フリーソフトでも良いだろうという判断だ。

 この際だからと3台ともノートン・インターネット・セキュリティー2008をインストールすることにした。早速シマンテックストアへログインしたのだが、ダウンロードできるのは購入から3ヶ月以内だという。3ヶ月たつと、たとえばWindowsの再インストールをしたときでも、ダウンロードできないと言うことになる。

 これではだめだと思ったのだが、別に再ダウンロード2年間保証サービスというのがあって2,520円だと言う。結局9980円と言うのは餌のようなもので結局12500円ということになる。ちょっと企業としての品格を疑わせるような価格戦略だがそれでも安いので購入した。

 カード番号を入力するとすぐにダウンロードが可能になり、デスクトップPCにインストールしたのだが、PCの動作がかなり遅くなった。古いDDR機に最新ソフトはちょっと荷が重いのか。

 それではとavastを使っていたノートPCのWindowsをクリーンインストールしてそれからノートン・インターネット・セキュリティー2008をインストールしたのだが、やはりかなり遅くなった。

 結局もう一台のノートPCのノートン・アンチウイルスの更新期限は来年の6月なのでインターネット・セキュリティー2008のインストールは中止した。そんなわけで現在我が家でスカスカと動くPCはノートPCという情けないことになってしまった。来年の6月までにスピードの問題が解決されると良いのだが。まあ再ダウンロード2年間保証サービスが役に立つと言うことではある。


photo: ロタウイルス
ref: PC Spec.
*1 Dell Dimension3000 Celeron 2.4G DDR1GByte
*2 Dell Inspiron1150 Celeron 2.4G DDR512MByte
*3 Dell Inspiron4100 Pentium3 866M DDR512MByte


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