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黄昏れたフクロウ

FC2ブログの黄昏のフクロウと、はてなブログの黄昏にフクロウに移行しました

アップル・ロスレス評価(2)AKI.DAC-U2704

2012-08-12 | 科学、技術
 CDからの音楽データの取り込みフォーマットを従来のAACからアップル・ロスレスに変更した。ファイルサイズが5倍にもなったのだからその音質の差は10倍以上だろうと思っていたのだが、、、、

 残念ながら、少なくとも車でipodのクレイドル・アナログ出力をカーステレオのAUX端子に入力する方法では、まったくその差がわからなかった

 居室ではどうかと、ラップトップPCにshure社のヘッドフォンSRH440を接続。よい録音だと思っているセリーヌ・ディオンのThe power of loveやノーラ・ジョーンズのDon't know whyのデータをアップル・ロスレス・ファイルとAACファイルの両方を用意。これらを聞き比べるのだけれど、やはり差は聞き取れない。

 AACとはこんなに優れた圧縮方法だったのかと驚くとともに、それでも差が無いはずが無いと、USB-DACを実験してみることにした。これはPC内蔵のDACではなく。USB経由の外付けDACを使おうというものだ。

 実験材料は秋月電子通商のAKI.DAC-U2704。表面実装部品はすでに半田付けされている組み立てキットで、価格は1700円。バスパワーで動作するので、このキット以外何もいらないという便利なものだ。

 これが組み立て前のプリント基盤。金スルーホールを使っていて、かなり力が入っている。




 そして、これが自分で半田付けする部品。ちなみにトレーは百円ショップで売っているコイントレーで、部品がこぼれ落ちたりせず、なかなか便利なものだ。



 組み立てと半田付けは30分くらいで完成する。



 完成したらいきなりPCに接続するとデバイス・ドライバーを勝手にインストールし使用できるようになる。



 AKI.DAC-U2704の出力はSTAXのヘッドフォン・ドライバユニットSRM-T1に入れ、SR-Σ PROとSR-Λ PROで比較する。



 内蔵DACに比べ、音質は顕著に改善したが、相変わらずアップル・ロスレス・ファイルとAACファイルの差は聞き取れない。

 本当はやりたくないのだが、次はいよいよfoobar2000の登場かもしれない。アップル・ロスレスとAACの比較はもう少し続ける予定だ。




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アップル・ロスレス評価(1)カー・オーディオ

2012-08-10 | 科学、技術
 音楽CDが山のようにたまって、これはたまらないと、realplayerでPCに取り込んだのが2004年。8年も前のことだ。それからは居室で聞く音楽はすべてPCから。

 2006年にはスズキのエスクードに乗せてあった6連装のCDプレーヤーが壊れた。さてどうしたものかと考えた果てにipodとFMトランスミッターを導入。その後トヨタのラッシュに乗り換えたがipodをaux接続し、今日に至っている。

 つまり、かなり昔から居室ではitunes、車ではipodのオーディオ環境になっていた。

 それならさっさとCDは処分したのかといえば、そうではない。後生大事に段ボール箱に入れて物置の隅に転がしておいたのだが、いよいよ邪魔になってきた。

 潔く捨てるかどうかを考える前にやっておきたいことがある。realplayerで取り込んだ音楽データはaac規格で圧縮してある。これはitunesでも再生可能だったので便利だったのだが、aac規格では元の音楽データから人間の耳では判別できない音を捨ててしまうことにより圧縮率を大きくしている。

 どうせ聞こえない音だからいいだろうという意見もあるだろうが、もしかすると私には絶対音感のような神がかった能力があるかもしれない。というわけでCDの中に入っている音楽情報を不足無く圧縮するalac規格ですべてのCDを再取り込みすることにした。

 アップル社の開発したこのロスレスと呼ばれる圧縮方式では、aac方式で圧縮するのに比べデータ量が5倍くらいになる。一例だが、Aaliyaの同名CDアルバム一枚をaac規格で圧縮すると86MBになり、同じアルバムをアップルロスレスであるalac規格で圧縮すると432MBになる。

 そんなわけで、それまで30GB程度だった音楽データの量ががいきなり140GBへと、ハイパーインフレーションだ。これでは30Gのipodには全然入らない。もっともitunesからipodに同期するときにaacに自動的に変換してる機能もあるが、せっかくのロスレスデータを生かすためipod classic 160Gを購入することにした。



 早速、カー・オーディオのaux端子に接続して試聴。比較データとしてセリーヌ・ディオンのパワー・オブ・ラヴがaacでもはいっている。

 そして、結論。ロスレス音源とaacの音の差はまったく聞き取れない。

 エンジン音やエアコンの音、風きり音など車内ノイズの大きいラッシュではロスレス音源はまったく不要といえる。ただ、ipod classicは生産中止になるといううわさもあったので、160Gの購入は間違いではなかったことにしておこう。

 ところで、CDの処分はどうなったのかというと、結論先送りにしておこうということで、今日はここまでにしておく。




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省エネの夏

2012-06-13 | 科学、技術
 梅雨に入り、このところ肌寒い日が続いている。今年の夏は暑くなるのだろうか?

 原発が全部停止しているということで、今年も節電が求められている。テレビでは照明をLEDに変えようキャンペーンを流しているようだが、、、、

 去年の酉の市では節電のためLEDが導入されていた。ただ、境内がかなり薄暗くなってしまっていた。風情が増したともいえるが、お祭りの華やかな気分は少々薄れてしまう。



 実は我が家でも去年の地震の直後、常夜灯を全てLEDに切り替えた。大分暗くなったが、消費電力も下がった。ただ意外だったのが、LED照明が思ったより発熱すること。蛍光灯より発熱するのではないか?はたして、こんなに発熱して発光効率はよいのだろうか。

 発光効率とは、ある電力を消費した時の明るさということ。カタログなどにルーメン/ワット(lm/W)と書いてあるのがこれだ。

 それでは蛍光灯とLED照明の発光効率を比較してみよう。panasonic社のシーリングライトで見てみると蛍光灯HHJZ1320の場合消費効率124.3lm/W。 一方LED照明HH-LC710Aの場合68.5 lm/Wである。

 なんと倍近く蛍光灯のほうが発光効率が良い。つまり同じ消費電力ではLED照明のほうが半分くらいの明るさになってしまう。

 その上、この明るさというのが曲者で、人間の目に明るく感じる色の光が多く出ているかとか、部屋中まんべんなく明るくなるかとかでずいぶん明るさの感じが変わってくる。
 実際LED照明を使ってみて感じたのは、なんとなく寒々しい光だし、スポット光源のようで、部屋全体が明るくなることも無いということだ。このような理由で、LED照明は蛍光灯の半分以下の明るさに感じてしまうことになる。

 マスコミで頻繁に流されている白熱電球をLED照明に交換しようキャンペーン。蛍光灯を無視しているようだが、高価なLEDを売り込みたいメーカー、小売店の戦略だろうか。

 今年の夏の節電はまず、照明を消すことから始めようと考えている。そして全体照明と部分照明を併用すればさらに節電は可能だろう。現状ではLED照明の導入は節電に逆行する可能性が大きいので、見合わせようと思っている。

 

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LinkStation LS-CHLシリーズのHDD交換

2012-01-24 | 科学、技術
 2009年12月に購入したLink Station WXLシリーズのRaid1の片割れのHDDが故障したと思ったら、2010年6月に購入したLS-CHLシリーズのHDDが壊れた。

 現在5台のLS-CHLが稼動している。こんな頻度で壊れるのならと自分でHDDの交換をしてみることにした。

 追記: 2013年9月に最新のファームを使って装換した記事があります。そちらも参考に御覧ください。

1)LS-CHL本体の分解

 まず、底面にあるシールを2つはがします。ドライヤーで温めながらゆっくりはがすときれいにはがれます。シールがはがれると筐体の左右を固定している爪が2箇所見えます。

 次に、画鋲の先を丸くしたものを5個用意します。



 筐体上面には3本の爪があります。上面には3箇所の爪を押すために貫通した穴があります。爪楊枝などで押してみると判ります。ここに画鋲を挿入します。この画鋲を押すと爪が外れます。



 筐体背面にも爪が3箇所あります。一箇所はファンの排気口から見えます。ここを押すことによって爪が外れます。ファンを取り外すとこの部分の構造が見えると思います。そのほかの2箇所の爪をはずすために小さな穴が開いています。この部分に先を丸めた画鋲を差し込むと爪をはずすことが出来ます。




 背面に近いほうの爪からはずしていきます。爪が外れて筐体が少し開いたらその隙間に爪楊枝をはさんで爪がまたかんでしまわない様にします。こうして前面以外の爪は容易に外れます。

 あとは、筐体を左右に軽く開くことで前面の爪が外れます。

2)HDDの取り外し

 基板、HDDは筐体に嵌合しているだけで、そのまま持ち上げることが出来ます。HDDは3本のネジで固定されているので、それをはずし、HDDを取り外します。

3)TFTP Boot Recovery LS-WXLの入手

 このLS-CHLはv2と呼ばれる機種で、LS-WXLと同じハードウエア構成になっているので、LS-WXL TFTP Bootを使うことになります。

 USにあるBaffalo用のftpサイトからTFTP Boot Recovery LS-WXL 1.33.exeをダウンロードし、解凍します。

 v2であることはNAS Navigaterで見た時機種名がLS-CH1.0TL-V2と表示されていることで判ります。また、基板上のCPUの捺印がC060になっていることでも判ります。V2の場合TFTP Boot Recovery LS-CHL 1.06.exeでは再インストールできません。

4)ファームウェア アップデーター(Windows) Ver.1.56の入手

 Baffalo社のサイトからファームウェア アップデーター(Windows) Ver.1.56をダウンロードし解凍します。

 ls_series-156フォルダー内のLSUpdater.iniをエディターで開きFlagsを下記のように変更します。

[Flags]
VersionCheck = 0
NoFormatting = 0

5)HDDの組み込み

 新しいHDDを組み込みます。新品で無い場合はパーティションを削除してから組み込みます。windowsで削除する場合は、USBでPCに接続し、コマンドプロンプトからDISKPARTコマンドを実行します。

>DISKPART
DISKPART> list disk
DISKPART> select disk 1
DISKPART> clean
DISKPART> exit

 パーティション削除が終わったHDDをLS-CHLに組み込みます。



6)PCとLinkStationの接続

 PCとLinkStationを直接接続します。これでDHCPサーバーの無い環境を実現しているわけです。PCのIPアドレスを192.168.11.1にしサブネットマスクを255.255.255.0に設定します。

7)firewallをoffにする

8)TFTP Boot.exeの実行
 
 TFTP Boot Recovery LS-WXLフォルダー内のTFTP Boot.exeを実行します。実行ウインドウが開くので、accepting requests..が表示されるまで待ちます。



9)LS-CHLの電源投入

10)FUNCスイッチを押す

 電源投入で上部のLEDが青の点滅を始めます。しばらくすると赤の点滅に変わるので、FUNCスイッチを押すと再びLEDが青の点滅を始め、1分ほどで青の点灯になるので、TFTP Boot.exeのウインドウを閉じます。



11)PCのアドレス変更

 PCのアドレスを169.254.10.100に、サブネットマスクを255.255.0.0に変更します。

12)LSUptater.exeの実行

 ls_series-156フォルダー内のLSUptater.exeを実行します。



13)ファームウエアの更新

 ファームウエアの更新ボタンを押します。HDDのフォーマットをおこなってもよろしいですかと聞かれるので、はいと答えます。

 1分くらいでフォーマットは終わり、ファームウエアの転送が始まります。

14)アップデートの中止

 LinkStationからの応答が無いというメッセージが表示されるので、待機してよろしいですかにいいえと答えます。



 アップデートを中止しますにOKと答えます。



15)PCのIPアドレスの変更

 PCのIPアドレスを192.168.11.1にしサブネットマスクを255.255.255.0に戻します。

16)LS-CHLの電源断

17)TFTP Boot.exeの実行
 
 TFTP Boot Recovery LS-WXLフォルダー内のTFTP Boot.exeを実行する。実行ウインドウが開くので、accepting requests..が表示されるまで待つ。

18)LS-CHLの電源投入

19)FUNCスイッチを押す

 電源投入後上部のLEDの赤色点滅を確認してからFUNCTIONボタンを押します。LEDが青の点滅を始め、しばらくすると橙色の点滅になります。点灯は長く2回、短く5回でファームウエアの更新中を示してます。しばらくすると再起動され、LEDが青の点滅を始め、やがて青の点灯になります。

 これでLinkStationのHDD交換作業は終わりです。


 追記: 2013年9月に最新のファームを使って装換した記事があります。そちらも参考に御覧ください。


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タイの洪水とNAS入れ替え

2012-01-10 | 科学、技術
 欲しかったSHUREのヘッドホンをもらった。音を柔らかくするためにまずはエージング。itunesに入っている曲を一晩中流したまま寝て、朝起きたらさあ大変。ネットワーク・ファイルサーバーが赤色点灯している。




 我が家ではほとんどのファイルをネットワーク上のストレージに入れている。使用している機器はバッファロー社のLinkstationで、画像やビデオは普通のNASに入れ、一月に一度バックアップストレージに保管する。

 その他のファイル、windowsでいうとc:ドライブに入っているファイルは、RAID1を構成したNAS、LS-WXL/R1に保存しているのだ。このサーバーに異常発生。



 RAID1では同じデータを2台のハードディスクに記録する仕組みになっている。表示ではディスク1に異常発生、交換しろとのことだ。

 交換は簡単で、工具なしに30秒でハードディスクを取り外すことが出来る。入っていたのはWD社のWD10EADSである。5400rpmでプラッタ枚数が3枚の容量1TBのHDD。早速横浜のビックカメラやヨドバシカメラでバルク品を探したら、WD10EALXが13800円。

 あれれ、ITBなんて去年の始め頃4000円くらいだったはずだぞ。

 どうもタイの洪水の影響でハードディスクの価格が高騰しているようだ。最終的に2台とも交換とすると3万円近い出費となる。あきらめて、当分片肺飛行を続けるかと開き直ってヤマダ電機を歩いていたら、お一人様一台限りだがLS-WXL/R1を18800円で売っているではないか。考えるまでも無く即決購入。



 バルクのハードディスクを2台購入するよりはるかに安く買えるというのは、この製品がタイの洪水よりも前に売り出された商品だから、簡単に値上げすることが出来なかったのだろう。

 ちなみに今回購入したLS-WXL/R1で使っているHDDはSeagate社のBarracuda 7200.12。回転数が7200rpmだから、現用機より転送速度が速くなるかもしれない。
 
 勿論この仮設を検証してみる。

Seagate社のBarracuda7200.12のCristalDiskMark


WD社のWD10EADSのCristalDiskMark


 何故か新しく購入した7200rpmのBarracudaのほうは、5400rpmのWD社のWD10EADSより連続アクセスでは半分くらいのスピードしか出ていない。事実は仮説より奇なりとはよく言ったものだ。

 このNASはちょうど2年で壊れたことになる。二年間ほとんど通電しっぱなしだったが、この正月、スキーにでかける際、正月くらい休ましてやろうとシャットダウンしてでかけたのがいけなかったのかもしれない。電源のオンオフ、つまり温度が上がったり下がったりするのが電子機器の寿命に一番よくないという伝説が又証明されてしまったようである。


2012年1月18日追記

楽天ストアの株式会社グッドウィルでSeagate社のST31000528ASを8,480円で売っていたので購入。バッファロー社の手順書どおりにRAID1の再構成を行った。




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空飛ぶ大島

2012-01-05 | 科学、技術
 箱根駅伝の応援が終わるとそのまま海岸に出て海辺をのんびり歩く。厚い雲の切れ間から太陽がさしていてなかなか見事な風景だ。




 おや、今年も大島が浮いている。




 冬場に多い蜃気楼が今日も出ているようだ。蜃気楼については、昔絵本で読んだ記憶がしっかり残っている。地上からの温度分布が通常と逆転すると本来見えないはずの水平線の向こうが見えるというものだ。そういうわけで、普段から見ることの出来る大島だがUFOのように浮いて見えるのだと思っていた。

 ところがである、インターネットの発達はありがたいもので、蜃気楼には上位蜃気楼と下位蜃気楼があることが即座にわかる。

 絵本で読んだのは上位蜃気楼で、あまり起こらないらしい。実は、大島が浮いて見えるのは下位蜃気楼で、逃げ水と同じように大島が本体の下に映っているというのだ。

 夕焼けの原理に続き、蜃気楼についても、半世紀もの間誤解したままだったということがわかった正月であった。


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Windows7の自動デフラグ停止

2011-11-29 | 科学、技術
 若いころ、デフラグはハードディスクの寿命を短くするし、システムを不安定にすると刷り込まれてしまった

 ところがwindows7はデフォールトで毎週水曜日にデフラグを実行する。Cドライブのデフラグを停止してフラグメンテーションがどのくらい進むか観測した。

  7月23日 0%
  8月 3日 2%
  8月21日 4%
  9月22日 6%
 10月28日 6%
 11月29日 6%

 2ヶ月でフラグメンテーションが6%に達し、それ以降は増えていない。これならば毎週のデフラグ実行は不必要と言えよう。

 もっとも、このシステムはテンポラリーファイルがEドライブに設定されていて通常のシステムとは異なるかもしれないが、反面テンポラリーファイル用のパーティションを切ることのメリットを示しているのかもしれない。



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Windows7のデフラグ停止とNortonインターネットセキュリティ、そして謝罪の言葉

2011-07-23 | 科学、技術
 老人の頑固さを象徴しているともいえるが、デフラグはハードディスクの寿命を短くするし、システムを不安定にすると言うのが私の持論

 それなのにwindows7は初期設定で毎週水曜日に自動的にデフラグをやる設定になっている。最近の常識かもしれないが、年寄りの常識にとってはとんでもないことだ。

 ハードディスクのパーティションを切りなおし、一時ファイル用のパーティションを作るなどフラグメンテーションが起こりにくいだろうと信じている構成にし、デフラグツールのスケジューリングを止めておいた。これで一件落着。

 、、、と、思っていたら。最近気がついたのだが、なにか頻繁にデフラグが実行されている。それもOSがインストールされたドライブだけ。「最適化はスケジュールされていません」となっているのにである。

 今日も実行されたようで、ディスクデフラグツールを実行すると、cドライブの最後の実行が9:53で0%断片化になっている。誰も頼んでいませんたら。

ディスクデフラグツール

 こうなるとどうにもわからない。Windows7の解説書にも、MSのサイトにもスケジューリングのやり方は詳しく書いてあるが、はずし方は通り一遍の説明。そのとおりやってるのにはずれないとは、「まったくMSってのは困ったものだ病」がぶり返してしまった。

 そんなわけで、あきらめてしばらくほっておいたのだが、納得がいかない。検索を繰り返すこと数十分、驚愕の事実が判明した。

 「もしかしたらNorton 360(ウイルス対策ソフト)は自動でデフラグするようですが。設定していませんか。」

 簡潔明瞭な情報に唖然。

 問題はMSではなく、Symantecだったというお粗末。ノートン・インターネット・セキュリティの設定->その他の設定->アイドル時に最適化をオフにするとデフラグがとまる。

 拝啓MS様、このたびは大変失礼しました。一時とはいえ無実のあなたに、、、、、、

 尚、自動デフラグ停止後のフラグメンテーションの進行についてはこちらをご覧下さい。



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NASトラブル発生

2011-07-12 | 科学、技術
 我が家ではファイルをネットワーク上に接続したファイルサーバー、Network Attached Storage、略してNASに保存している。

 PCのドライブの内容や音楽データ、写真データは二重化されたいわゆるRAID1構成のファイルサーバーへ、そしてビデオデータは単なるファイルサーバーへバックアップしている。

 RAID1を構成した1TBのサーバは毎日曜に整合性のチェックが半日も走って、アクセス速度が遅くなる。これは面倒。次世代は単なるサーバーでよいかと思っていたら、、、、、

 事件発生。

 ビデオカメラで撮影したデータが一年で900GB程になった。ビデオサーバーに使っているNASは1TBだから先週末に撮影したデータおよそ40GBを追加して、このサーバーへの書き込みは終わり。

そして、全データを新たに購入した2TBのNASにコピーを開始した。えっ、残り時間15時間? コピーに15時間かかるようだが、勝手にやってくれるのだからとほっておいたら、9時間ほどたって、ワーニングが出ていた。

 転送が停止し、送り側のNASのLEDが橙色に点滅し、PC上のNAS管理画面には「ハードディスクの不良セクタが危険な範囲に達する可能性があります」と表示されている。

NAS


 触らぬ神に祟りなしと、そのデータをスキップし、そっとそのままコピーを続ける。結局もうひとつ転送できないファイルがあっただけで転送は完了した。

 一体何が起こったのだろう。このサーバーは購入して1年。書き込みが主で、ほとんど再生には使っていない。ほとんどアクセスしないから寿命は長いだろうと思っていたのだ。ただ、ハードディスクの使用量が90%を越していたからこれが原因で不安定になったのだろうか。直ぐに50GBほどデータを削除した。

 幸い転送できなかった2つのファイルはPCのディスク上に残っていたので、データの損失は無し。それにしても何が起こったのだろう。

 NASの管理画面から入ってディスクチェックを実行したら問題なし。何だ、直ったのかと思って、転送が途中で止まってしまったファイルを試しに転送してみたら、、、NASがスタンバイモードに入ってしまった。

 こうなるとPCからも見えないし、電源スイッチを切ってもシャットダウンできない。1時間ほど待って電源ケーブルを引き抜いた。

 おそるおそる電源を投入したら青いランプが点灯し正常に立ち上がった様に見える。それでも早速新しくNASを手配したのはいうまでも無い。

 転送エラーの起きたNAS、このまま使い続けるか、再フォーマットするか悩みは尽きない。

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電気時計と電波時計と東日本大震災

2011-04-16 | 科学、技術
 我が家では電気時計を愛用している。これが震災後大きく揺らいできた。

 昔からある電気時計は商用電源を使っていて、表示に発光ダイオードをつかっていることが多く、夜中でも見やすいので愛用してきたのだ。

 最近は精度の高い電波時計が主流のようだが、この昔からある電気時計も精度では劣ることは無い。電気時計は商用電源の周波数を基準として使っている。では商用電源の周波数はそんなに正確なのかというと、実に驚くほど正確なのである。こんな資料がある。

 商用電源の周波数は,瞬時で 60.0±0.1 Hz 以内,1時間あたりで 60.00±0.01 Hz 以内,1か月あたりでは 60.00000±0.00001 Hz 以内になるように自動制御されている(1か月あたりの電気時計の狂いを1秒以下にすることが目標)。
 中部電力の資料より(1992年12月)

 つまり周波数そのものは0.1%ほどの大きな誤差があるが、電気時計の狂いを1秒以下にするように一ヶ月での積算サイクル数が制御されていたのだ。

 ところが今回の震災後、周波数の制御が出来ていないようだ。これが震災3日後の電気時計の表示と電波時計の表示を比較したもの。

電気時計と電波時計

 1分20秒の誤差が発生している。もう一台の電気時計も同じ時刻を表示していたから電源周波数の制御がうまく出来ていないと考えてよいのだろう。

 その上、計画停電などと言われると、停電のたびに時刻あわせをしなくてはならないわけで、そんな面倒なことはやってられないと、我が家の電気時計は全て電源オフ。電波時計の天下になってしまった。

 しかし、、、、なにかおかしい。電波時計がうまく標準時を受信していないのだ。セイコーの置時計もシチズン腕時計も受信していない。

 震災の影響は電波時計にも及んでいた。

 電波時計のための電波は国内では2箇所から送信されている。一箇所は九州にあり、もう一箇所が福島にある。この福島県大鷹鳥谷山の送信所が福島第一原発の20キロ圏内にあり、送信を停止しているのだ。

 九州の送信所のサービスエリアは神奈川が北限だが、残念ながら我が家のちょっと古いセイコーの置時計もシチズンの腕時計も受信できないようだ。

 文明とはなんと脆弱なものと感慨に浸っていたら、こいつは元気に動いていた。

GW-M5600

 映画「スピード」でキアヌリーブスが着用していたカシオのG-Shock。これの電波時計版GW-M5600を愛用しているのだが、こいつはちゃんと受信している。さすがタフソーラー、アルファ腕時計に昇進である、、、、、、、




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計画停電と非常用電源

2011-04-06 | 科学、技術
 少し前まで薄暗い車庫の中で不遇をかこっていたインバーターが、今、客間で大きな顔をしている。計画停電の最中、部屋の照明とテレビを見せてくれるのだから当然の待遇とは言える。

 ここで言っているインバーターとはバッテリーからAC100Vを発生する装置だ。東電から電気が供給されている間にバッテリーを充電しておき、停電になったらバッテリーから100Vの電気を得ることが出来る。

 使っている正弦波インバーターは350W出力のCOTEK社のSK350-112。これに100Ahのバッテリーを接続し、バッテリーそのものはやはりCOTEK社のPB-1210というバッテリーチャージャーで深夜に充電している。

正弦波インバーター

 これらの機器はもともとPCのファイルサーバー用の無停電電源として使っていたのだが、計画停電に伴う目的外使用ということになる。

 バッテリーが100Ahあるということは1200Whということだから、400Wの電力を3時間使うことが出来るということだ。居間、廊下、居室の天井に40W相当の明るさという消費電力6WのLED電球を取り付けたが、ファイルサーバーと共用してもあと200Wは使える。
 
 そこで消費電力75Wと表記してあるSONYのブラウン管テレビに接続し、スイッチを入れたらいきなり保護回路が働いてしまった。うむ、思ったより電源投入時のサージ電流が大きいようだ。(インバーターの耐サージ電力は700W)一秒ほど保護回路が働いて後は普通にテレビを見ることが出来るのだが、この電源の瞬断はファイルサーバーにとっては致命的。もともと雷などで東電の電気が瞬断しても良いようにと導入した電源バックアップシステムだからこれが瞬断するようでは困るのである。

 ただし、最近の地デジ対応のテレビはあまり大きな突入電流が流れることも無く、快適に見ることが出来る。

 そんなわけで安全のためファイルサーバーは計画停電の間はシャットダウンし、発生した電力をテレビとPCとモデムに振り当てるという、全く本末転倒な使い方をしている。

 そうそう、これらのシステムを車庫から客間に移したのは、不確定な電力消費に対応するため、充電状態を頻繁に確認したいためである。お陰で客間にバッテリーの匂いが充満し、本来だと顰蹙を買うところだが、停電の最中でもテレビが見られるということで我慢してもらっている。

 最近、気温の上昇と共に計画停電の実施が見送られることが多い。インバーターシステム一式を、また車庫に戻そうか思案しているところである。


注記

インバーターには正弦波型と矩形波型とがある。矩形波型は安価だが、接続した家電製品を壊すことがあるので、正弦波型を使うことをお勧めする。




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地デジテレビのPCモニター化

2010-11-30 | 科学、技術
 さて、テレビ中毒脱出作戦開始だ。

 シャープの22インチ・フルハイビジョン・テレビLC-22K3を購入したのは、ラップトップPCの外付け表示用に使うためであった。ディーリングルームのように液晶パネルをずらっと並べるのが夢だったのである。

 ところが、このテレビの購入までは、ほとんどテレビを見ない生活を送ってきた私が、テレビのバラエティー番組にはまり、挙句の果てには雪の女王やら、華麗なる遺産やらで、ブログを更新する暇も無い。これではいけないと、さっさとPCに接続することにした。

 PCはDELL社のstudio15にwindows7。このPCにはATI社のMobility Radeon HD4570というグラフィックス・アクセラレータが搭載されている。

 ハードウエアの接続は簡単。HDMIケーブルを購入し、PCとTVを接続するだけでPCはTVを認識する。後は、PCとTVの設定だ。

 まずPCの設定。

 PCに外付けディスプレイを接続した場合、PCと全く同じ画面をTV上に出す「表示画面を複製する」モードと、PCとTVの画面が横につながったように表示する「表示画面を拡張する」モードがある。

 PCでブルーレイディスクを再生し、これをTV側に表示しながらPCの画面上でメールチェックをすることも出来る「表示画面を拡張する」モードに設定することにしよう。

 「表示画面を拡張する」モードに設定する手順は以下のとおり。

 1.デスクトップ上で右クリック。画像の解像度を選択すると、こんな画面が現れる。

画像の解像度


 2.丸の中に1,2の表示のある青い部分がディスプレイを表していて、2つ見えているのは、当然ひとつはPC内蔵ディスプレイで、もう一台がHDMIで接続されたSHARPのテレビをあらわしている。

 3.丸1あるいは丸2をクリックし、ディスプレイ(S):が外付け液晶になるようにする。
 4.複数のディスプレイ(M):から「表示画面を拡張する」を選ぶ。

 これでTV側でHDMI入力を選択すれば、PCの画面が映るようになる。PC上のウインドウをTV上へドラッグしたり、自由自在だ。実際のPCの位置とTV位置、つまりPCの右にTVがあるか左にあるかによって上の画面で丸1、2の位置を調整する。これはドラッグすることで簡単に変えることが出来る。

 さてTVの画面を見てみよう。文字がなんとなくぼんやりしている。それに画面の周囲に1センチ弱くらいの黒い枠がある。

 何が起こっているかと言うと、まずPC側で、実際にはATIのドライバーが、画面を少し小さくして送っている。つまりアンダースキャンで送っているわけだ。理由は分からないが、昔のCRTでは端が切れてしまうことがあったからなのではないかと思っている。だから画面の周囲に黒枠が現れるし、縮小の影響で文字がぼんやり見えることになる。

 その上TV側にも問題がある。HDMI経由で送られてきた画像を出来るだけ大きく表示しようと、拡大するので、ここでも画質の劣化が起こる。TV側のこの機能も停止する必要がある。

 SHARPのこのテレビでは、リモコンのツールボタンを押すと「画面サイズ」の設定を変更することが出来る。購入時点では「フル」になっているのでこれを「Dot by Dot」に変更する。これでPCから送られてきたそのままの画面を表示することになる。

 さて、TV側の設定が出来たら、PC側のアンダースキャンを停止しなくてはいけない。上の画面のなかの詳細設定をクリックし、ATI Catalyst Control Centerを選び、グラフィックス->ディスクトップとディスプレイを選び、下方にある対象機器の黒い三角を左クリックすると設定画面が現れるので、スケーリング・オプションを選ぶとこの画面が現れる。


スケーリング・オプション

 スケーリング・オプションのスライドバーを0にすれば設定終了。

 音声もHDMI経由で送ることが出来るので、PC画面の右下にあるスピーカー・アイコンを右クリックし、再生デバイスを選択すると下の画面が現れる。

再生デバイス

 ATI HDMI Outputを右クックし「規定のデバイスとして設定」を選択してやればよい。

 あれっ、もう「踊る!さんま御殿!!」が始まっている。今日もここまでにしておこう、、、、、、



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ブログのバックアップ

2010-10-21 | 科学、技術
 gooIDは半年使用しないと削除される可能性があると定款に記述されていた。これは大変とブログのバックアップをとることにした。

 gooブログのバックアップは有料会員にならないと利用できない。どうしたものかと思っていたらFC2ブログが引越しツールを公開していたので、これを利用することにした。

 引越しそのものは非常に簡単で、FC2ブログインポートツールにインポート登録するだけで自動的に開始する。深夜00:58に登録したら、02:16にはFC2ブログへの引越しが完了していた。

 FC2ブログのよい所は、スタイルシートを自由に変更できること。今回の引越しに当たっても、gooとあまり見かけが変わらないように調整するのに時間はかからなかった。

 FC2ブログ、黄昏のフクロウをご覧になって下さい。

FC2ブログ、黄昏のフクロウ


 かなり外見は似ていると思う。ただし以下の問題もある。

1)トラックバックがインポートできていない。
2)サムネイル付きの画像データがインポートできていない。
3)自分のブログへのリンクが、gooブログへのリンクのまま。
4)カテゴリがインポートできない。

 トラックバックについては無くてもよいかと思うが、画像がgooファイルを参照している部分については一つ一つ手動で修正しなくてはならない。これがかなり厄介そう。自分のブログへのリンクについては数も多くないはずだし、機械的に修正できそうである。カテゴリについてはFC2側にあらかじめ同じカテゴリを設定しておいたが、インポートはできなかった。これも手作業。

 そんなわけで当面FC2ブログはバックアップとして使用、今までどおりgooブログをメインに使っていく予定だ。画像データ、リンクの処理が終わったとき、今後どうするか決めようと思っている。



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ゴミ箱に移しました

2010-10-09 | 科学、技術
 今日のテレビで、任意で事情聴取された方がICレコーダーに録音した、大阪府警による乱暴な聴取状況が放送され話題になっている。

due process of law

 録音しているのが発覚した時点で警察官に消去するよう求められ、彼はファイルをゴミ箱に捨てたのだが、、、それでは再生可能。テレビで放送されてしまった。



 では、ゴミ箱の中も削除するように要求され、これに従った場合、完全に証拠が消えるかと言えば、これも難しい。例えば「かんたんファイル復活」というフリーソフトで、ICレコーダーの中のフォルダーを見ると、

かんたんファイル復活

 直前にゴミ箱から削除したファイルを復活することが出来た。

 取調べに当たった警察官は証拠隠滅容疑でも告訴される予定らしいが、証拠隠滅が難しい時代になったのを実感する。これからは警察も、この証拠捏造や証拠隠滅が難しくなった事実を、真実を解明するための有効な武器としてもらいたいものだと思っているのだが、、、、



ref : due process of law


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ブログのテンプレートと表示時間

2010-10-05 | 科学、技術
 このブログは、gooから提供されているテンプレートの中でもシンプルなものを使っている。3年ほど前、何度かカスタマイズ可能なテンプレートも使ってみたが、クレームがきたのでやめたのだ。それは、

 「見えない!」

 細かい微調整をしながらレイアウトを変えた自信作だったのに、見えなくなってしまったと言う。その見えなくなってしまった環境だが、かなり速度の遅いインターネット接続らしい。タイムアウトで見えなくなってしまったのだろうと、テンプレートを元に戻し、従ってブログパーツなども全て取り払った。

 実際テンプレートによって表示時間に差が出るか実験してみた。使った測定サイトはWebWait。

WebWait


 最初の測定値、0.56sが昔から使っていて現在も使っているクリアーブルー右というテンプレート使用時の値。2番目の測定値、1.39sがテンプレートをカスタマイズ可能なベーシックブルーに一時的に変更して測定した値。ベーシックブルーはカスタマイズせず、コンテンツは全く同じ状態での比較だ。

 確かにカスタマイズ可能なテンプレートでは表示時間が3倍も遅くなるようだ。その上「あしあと」などのブログパーツをはったりすると、さらにアクセス時間増えるのできっぱりあきらめた。それにクリアーブルー右でもCSSは編集できるようだから簡単な見かけを変えることは出来る。もっとも現在CSSの編集はしていない。

 googleはページランク評価基準にアクセススピードを追加したらしいから、単純なテンプレートを使っていれば問題なし。あとはブログの内容を充実するだけだが、これが一番の問題なのである、、、、、




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